TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025078279
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190734
出願日
2023-11-08
発明の名称
不揮発性半導体記憶装置
出願人
ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人
個人
主分類
G11C
16/10 20060101AFI20250513BHJP(情報記憶)
要約
【課題】書込遅延を抑制しながら、セル電圧の分布幅を狭めることが可能な不揮発性半導体記憶装置等を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置1は、複数のゲート線と、複数のゲート線と交差する複数のビット線と、ゲート線及びビット線の交点に対応して接続される複数のメモリセルと、を有する。複数のゲート線のうち選択された1つのゲート線に複数のメモリセルが異なるビット線で接続され、複数のメモリセルを同時に書き込みするために、各ビット線電流を制御する複数の書込ビット線電流又は電圧制御回路100,100bを備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のゲート線と、
前記複数のゲート線と交差する複数のビット線と、
前記ゲート線及び前記ビット線の交点に対応して接続される複数のメモリセルと、を有する不揮発性半導体記憶装置において、
前記複数のゲート線のうち選択された1つのゲート線に複数のメモリセルが異なるビット線で接続され、
前記複数のメモリセルを同時に書き込みするために、各ビット線電流を制御する複数の書込ビット線電流又は電圧制御回路を備える、
不揮発性半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
目標とする複数のセル電圧の分布に対し、それぞれ、セルの状態を確認するための複数のセル電圧のベリファイレベルを有し、
前記書込ビット線電流又は電圧制御回路は、
複数のゲート電圧と、前記ベリファイレベルに応じた読出結果とに基づいて、選択される複数のビット線電流で書込速度を制御するように構成されている、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項3】
目標とするセル電圧の分布に対し、
セルの書込終了を示す第1のセル電圧のベリファイレベルと、
前記第1のセル電圧のベリファイレベルより低い、第2のセル電圧のベリファイレベルと、
が設けられ、
前記書込ビット線電流又は電圧制御回路は、
該当するメモリセルの読出結果から、前記セル電圧が、前記第2のセル電圧のベリファイレベルを超えたと判断される場合、該当するメモリセルの書込ビット線電流を通常電流より低い電流に制御するように構成されている、請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項4】
前記書込ビット線電流制御回路は、
基準電位を受けつけるゲートをそれぞれ有し、第1の書込ビット線電流を通すための、互いに並列に接続された第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
基準電位を受けつけるゲートを有し、前記第1の書込ビット線電流より小さい第2の書込ビット線電流を通す第3のトランジスタと、を含む、
請求項2又は3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項5】
前記書込ビット線電流制御回路は、書込フラグ信号を受けつけるゲートをそれぞれ有し、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタとそれぞれ、直列に接続された第4のトランジスタ及び第5のトランジスタと、書込フラグ信号を受けつけるゲートを有し、前記第3のトランジスタと直接に接続された第6のトランジスタと、を含む、請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項6】
前記書込ビット線電圧制御回路は、
第1の書込フラグ信号を受けつけるゲートと、書込電圧を受けつけるソースと、を有し、第1の書込ビット線電流を通すための第1のトランジスタと、
第2の書込フラグ信号を受けつけるゲートと、書込電圧を受けつけるソースと、を有し、前記第1の書込ビット線電流より小さい第2の書込ビット線電流を通すための第2のトランジスタと、を含み、
前記第1のトランジスタのソース電位は、前記第2のトランジスタのソース電位より、低くなるように制御されている、請求項2又は3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項7】
前記ゲート線を介して、前記複数のメモリセルのゲート電極には、複数回のパルス電圧が印加されるように構成され、
前記複数回のパルス電圧は、段階的に増加するように印加されるように構成され、
前記複数回のパルス電圧の印加の間には、ベリファイが行われるベリファイ期間が設けられている、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項8】
前記複数のメモリセルは、nbit(nは任意の整数)のマルチレベルセル(MLC)
セル、すなわち、トリプルレベルセル(TLC)、及びクワッドレベルセル(QLC)のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
フラッシュメモリは、フローティングゲートMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)と呼ばれる半導体素子を利用し、フローティングゲートに電子を蓄えることによってデータ記録を行う不揮発性メモリである。
【0003】
フラッシュメモリの大容量化を実現する「多値化技術」が注目されている。一般的な多値書込では、同一の行の多数のセルに対し、同時に書き込みを行う。各メモリセルは、物理的なばらつきを有するため、セル電圧は、書込分布幅を有し得る。マルチレベルセル(MLC)等において、この書込分布幅を制御することが、信頼性等の観点からも、重要となる。
【0004】
書込速度の制御はゲート電圧を徐々に上げていく方法が主流である。これは、ゲート電圧は、他の条件が同じであればゲート電圧に沿ってVtmが上昇すること、負荷電流がなくSL/BLに比べ制御しやすいこと、電圧幅が大きく制御しやすいことなどに起因する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-92938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来技術では、動作マージン(すなわち、書込消去ウィンドウ)不足のため、例えば、マルチレベルセル(MLC)等の書込中間レベルの分布幅を狭めようと、パルス電圧の上昇幅を小さくすると書込時間が遅くなってしまうという問題が生じる。
【0007】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、書込遅延を抑制しながら、セル電圧の分布幅を狭めることが可能な不揮発性半導体記憶装置等を提供することを目的とする。
【0008】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は、
複数のゲート線と、
前記複数のゲート線と交差する複数のビット線と、
前記ゲート線及び前記ビット線の交点に対応して接続される複数のメモリセルと、を有する不揮発性半導体記憶装置において、
前記複数のゲート線のうち選択された1つのゲート線に複数のメモリセルが異なるビット線で接続され、
前記複数のメモリセルを同時に書き込みするために、各ビット線電流を制御する複数の書込ビット線電流又は電圧制御回路を備える。
【発明の効果】
【0010】
一実施の形態によれば、書込遅延を抑制しながら、セル電圧の分布幅を狭めることが可能な不揮発性半導体記憶装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
光情報装置、及び光情報制御方法
1か月前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体記憶装置
2か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
キオクシア株式会社
記憶装置
1か月前
キオクシア株式会社
記憶装置
1か月前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
不揮発性半導体記憶装置
今日
キオクシア株式会社
メモリシステム
1か月前
キオクシア株式会社
メモリデバイス
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
1か月前
国立大学法人東京科学大学
半導体装置および半導体チップ
20日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
22日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
1か月前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
1か月前
キオクシア株式会社
記憶装置及び記憶装置の制御方法
1か月前
ローム株式会社
音再生マイクロコントローラ
1か月前
有限会社フィデリックス
カートリッジのカンチレバーとスタイラスの接合構造
2か月前
キオクシア株式会社
テスト装置及びテスト方法
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
ハードディスク駆動装置
5日前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
1か月前
キオクシア株式会社
メモリシステムおよびその制御方法
1か月前
日本発條株式会社
ディスク装置用サスペンション
1か月前
キオクシア株式会社
メモリシステム及びメモリデバイス
19日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置及びメモリシステム
1か月前
株式会社東芝
情報処理装置、磁気記録再生装置及び磁気記録再生システム
1か月前
株式会社レゾナック・ハードディスク
磁気記録媒体及び磁気記憶装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
1か月前
株式会社東芝
ディスク装置
1か月前
株式会社東芝
ディスク装置
1か月前
株式会社東芝
ディスク装置
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
ランプ機構及びハードディスク駆動装置
1か月前
株式会社東芝
ディスク装置
1か月前
浙江工業大学
二重らせん構造の録音と再生のためのスケジューリング方法
1か月前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る