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公開番号2025097887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2024106991
出願日2024-07-02
発明の名称メモリシステム及びメモリチップ
出願人エトロン テクノロジー,インコーポレイテッド,Etron Technology,Inc.
代理人弁理士法人ITOH
主分類G11C 7/10 20060101AFI20250624BHJP(情報記憶)
要約【課題】 実施形態は、ロジック回路とメモリチップとの間でデータをパラレルに伝送することができるメモリシステム及びメモリチップを提供する。
【解決手段】 メモリチップは、メモリバンク、I/Oデータバス、及び第1の複数のセンスアンプを含む。第1の複数のセンスアンプは、メモリバンクとI/Oデータバスとの間にあり、第1の複数のデータをパラレルにI/Oデータバスに出力するように構成される。当該メモリチップには、パラレル・ツー・シリアル回路もシリアル・ツー・パラレル回路も存在しない。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
メモリチップであって、
メモリバンク、
I/Oデータバス、及び
前記メモリバンクと前記I/Oデータバスとの間の第1の複数のセンスアンプであり、第1の複数のデータをパラレルに前記I/Oデータバスに出力するように構成された第1の複数のセンスアンプ、
を有し、
当該メモリチップには、パラレル・ツー・シリアル回路もシリアル・ツー・パラレル回路も存在しない、
メモリチップ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
当該メモリチップは、当該メモリチップがリフレッシュ動作を実行しないかどうかを選択的に通知するためにハンドシェイク信号を送出する、請求項1に記載のメモリチップ。
【請求項3】
当該メモリチップは更に、追加の出力ピンを有し、前記ハンドシェイク信号は、前記追加の出力ピンを介してメモリコントローラに送信され、前記メモリコントローラは、当該メモリチップとは物理的に別個である、請求項2に記載のメモリチップ。
【請求項4】
当該メモリチップは更に、リフレッシュカウンタを有し、前記ハンドシェイク信号は、前記リフレッシュカウンタによってカウントされるクロックの数に従って選択的にアクティブにされる、請求項2に記載のメモリチップ。
【請求項5】
前記ハンドシェイク信号は、当該メモリチップが前記リフレッシュ動作を実行しているときにアクティブであり、前記ハンドシェイク信号は、当該メモリチップが前記リフレッシュ動作を実行していないときに非アクティブである、請求項2に記載のメモリチップ。
【請求項6】
前記I/Oデータバスの幅は、前記第1の複数のセンスアンプによってパラレルに出力される前記第1の複数のデータの幅に等しい、請求項1に記載のメモリチップ。
【請求項7】
当該メモリチップは更に、前記第1の複数のセンスアンプと前記I/Oデータバスとの間に複数のトランシーバを有し、該複数のトランシーバは、前記第1の複数のセンスアンプから前記第1の複数のデータをパラレルに受信し、前記第1の複数のデータをパラレルに前記I/Oデータバスに送信する、請求項1に記載のメモリチップ。
【請求項8】
当該メモリチップは更に、前記メモリバンクと前記第1の複数のセンスアンプとの間に第2の複数のセンスアンプを有し、該第2の複数のセンスアンプは、M個のセンスアンプを有し、当該メモリチップのビットラインに接続され、前記第1の複数のセンスアンプは、N個のセンスアンプを有し、当該メモリチップのデータラインに接続され、N及びMはどちらも正の整数であり、MはN以上である、請求項7に記載のメモリチップ。
【請求項9】
前記第2の複数のセンスアンプの一部が、前記第1の複数のセンスアンプに選択的に結合され、前記第2の複数のセンスアンプの前記一部は、前記第1の複数のデータをパラレルに前記第1の複数のセンスアンプに出力し、前記第2の複数のセンスアンプの前記一部内のセンスアンプの数がNに等しい、請求項8に記載のメモリチップ。
【請求項10】
前記第2の複数のセンスアンプの前記一部は、当該メモリチップに入力される制御信号に従って、前記第1の複数のセンスアンプに選択的に結合される、請求項9に記載のメモリチップ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メモリシステム及びメモリチップに関し、特に、ロジック回路とメモリチップとの間でデータをパラレルに伝送させることができるメモリシステム及びメモリチップに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、高性能コンピューティング又は人工知能(AI)システム向けのメモリシステムは、通常、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)チップとロジック回路とを含んでいる。DRAMチップの積層構造に起因して、DRAMチップのスケーリングは、ロジック回路のスケーリングに追従することができない。従って、メモリウォール効果が発生し、ロジック回路とDRAMチップとの間でのデータ転送速度が低下することをもたらす。メモリウォール効果を克服するために、従来技術は、通常、1)DRAMチップとロジック回路との間でデータを伝送するために、より速いデータレート(例えば、DDR3からDDR4又はDDR5へ)を利用するか、2)DRAMチップとロジック回路との間でデータを伝送するために、ロジック回路のワイドデータバス及びDRAMチップのワイドデータバス(例えば、HBM)を利用するかしている。しかしながら、より速いデータレートは欠点(例えば、より高価なテスタ、及びより少ないノイズマージンなど)を有し、ロジック回路のワイドデータバス及びDRAMチップのワイドデータバスも欠点(例えば、より高い電力、より大きいダイ面積、及び高価なシリコン貫通ビア(“TSV”)プロセスなど)を有する。また、上述のDRAMのより速いデータレートであろうと、DRAMのより広いデータバスであろうと、いずれも、クロックレイテンシ及び電力消費を増加させるシリアル・ツー・パラレル(serial-to-parallel)回路及びパラレル・ツー・シリアル(parallel-to-serial)回路を必要とする。
【0003】
図1を参照されたい。図1は、従来技術に従ったメモリシステム10を示す図である。図1に示すように、メモリシステム10は、メモリ20及びロジック回路30を含み、メモリ20はダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)である。図1に示すように、メモリ20は、セルアレイ21、パラレル・ツー・シリアル回路22、シリアル・ツー・パラレル回路23を含み、ロジック回路30は、物理層(PHY)31及びコントローラ32を含み、物理層31は、シリアル・ツー・パラレル回路312及びパラレル・ツー・シリアル回路314を含む。また、当然ながら、ロジック回路30は更に、他の機能回路(図1には示していない)を含み、それら他の機能回路は、中央処理ユニット(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、周辺インタフェースなどを含むことができる。図1に示すように、ロジック回路30がメモリ20にデータを書き込むとき、パラレル・ツー・シリアル回路314が、コントローラ32からデータ(例えば、Nビットデータ)をパラレルに受信し、NビットデータをQビットデータのグループに変換し(QはNより小さい)、Qビットデータのグループをシリアル・ツー・パラレル回路23に送信することができ、シリアル・ツー・パラレル回路23が、パラレル・ツー・シリアル回路314からQビットデータのグループを受信し、QビットデータのグループをNビットデータに変換し、Nビットデータをセルアレイ21にパラレルに送信することができる。また、ロジック回路30がメモリ20からデータを読み出すとき、パラレル・ツー・シリアル回路22が、セルアレイ21からデータ(例えば、Nビットデータ)をパラレルに受信し、NビットデータをQビットデータのグループに変換し、Qビットデータのグループをシリアル・ツー・パラレル回路312に送信することができ、シリアル・ツー・パラレル回路312が、パラレル・ツー・シリアル回路22からQビットデータのグループを受信し、QビットデータのグループをNビットデータに変換し、Nビットデータをコントローラ32にパラレルに送信することができる。
【0004】
図2A、図2Bを参照されたい。図2A、図2Bは、ロジック回路30がメモリ20にデータを書き込むことに対応するタイミング図を示す図である。図2Aに示すように、ロジック回路30が8ビットデータD0-D7をメモリ20に書き込むことを例にとると、ロジック回路30が8ビットデータD0-D7をメモリ20に書き込むとき、パラレル・ツー・シリアル回路314のレジスタ(図1には示していない)は、3つの信号clk1、clk2、clk3を用いて、パラレル8ビットデータD0-D7をシリアル・ツー・パラレル回路23にシリアルに送信し得る。例えば、clk1=1、clk2=1、clk3=1であるとき、パラレル・ツー・シリアル回路314はデータD0をシリアル・ツー・パラレル回路23に送信し、clk1=1、clk2=1、clk3=0であるとき、パラレル・ツー・シリアル回路314はデータD1をシリアル・ツー・パラレル回路23に送信し、等々である。従って、パラレル・ツー・シリアル回路314は、時点T0においてデータD0の送信を開始し、最後に時点T4においてデータD7を送信する。
【0005】
図2Bに示すように、同様に、シリアル・ツー・パラレル回路23のレジスタ(図1には示していない)も、同様のクロック信号clk1、clk2、clk3を用いて、パラレル・ツー・シリアル回路314からの8ビットデータD0-D7をシリアルに処理し得る。図2Bに示すように、clk1=1、clk2=1、clk3=1であるとき、シリアル・ツー・パラレル回路23はデータD0をパラレル・ツー・シリアル回路314から受信し、clk1=1、clk2=1、clk3=0であるとき、シリアル・ツー・パラレル回路23はデータD1をパラレル・ツー・シリアル回路314から受信し、等々である。従って、シリアル・ツー・パラレル回路23は、時点T0においてデータD0の受信を開始し、最後に時点T4においてデータD7を受信し、時点T0と時点T4との間にクロックclk3の4クロックレイテンシが存在する。すなわち、シリアル・ツー・パラレル回路23は、4クロックレイテンシだけ待った後にのみ、8ビットデータD0-D7をパラレルにセルアレイ21に送信し始める。
【0006】
従来技術は、メモリシステム10を最適化することによって4クロックレイテンシを短縮する(例えば、3.5クロックレイテンシ)ことができるが、シリアル・ツー・パラレル回路23によって実行される上述のシリアル・ツー・パラレル変換プロセス、及びパラレル・ツー・シリアル回路314によって実行される上述のパラレル・ツー・シリアル変換プロセスは、余分な電力、伝送レイテンシ、及びダイ面積を費やし、メモリシステム10の低効率をもたらすことになる。従って、電力、伝送レイテンシ、及びダイ面積のコストをどのように低減させるかが、メモリシステムの設計者にとって重要な問題になる。
【発明の概要】
【0007】
本発明の実施形態は、DRAMチップ、SRAMチップ、又は他のタイプのメモリチップとし得るメモリチップを提供する。当該メモリチップは、メモリバンク、I/Oデータバス、及び第1の複数のセンスアンプを含む。第1の複数のセンスアンプは、メモリバンクとI/Oデータバスとの間にあり、第1の複数のデータをパラレルにI/Oデータバスに出力するように構成される。当該メモリチップには、パラレル・ツー・シリアル回路もシリアル・ツー・パラレル回路も存在しない。
【0008】
本発明の一態様によれば、当該メモリチップは、当該メモリチップがリフレッシュ動作を実行しないかどうかを選択的に通知するためにハンドシェイク信号を送出する。
【0009】
本発明の一態様によれば、当該メモリチップは更に、追加の出力ピンを含み、ハンドシェイク信号は、追加の出力ピンを介してメモリコントローラに送信され、メモリコントローラは、当該メモリチップとは物理的に別個である。
【0010】
本発明の一態様によれば、当該メモリチップは更に、リフレッシュカウンタを含み、ハンドシェイク信号は、リフレッシュカウンタによってカウントされるクロックの数に従って選択的にアクティブにされる。
(【0011】以降は省略されています)

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