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公開番号2025080348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193449
出願日2023-11-14
発明の名称ディスク装置及びランプ
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 21/12 20060101AFI20250519BHJP(情報記憶)
要約【課題】磁気ディスクの枚数が多くともランプの製造を容易にすることができるディスク装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置は、複数のヘッドジンバルアセンブリと、ランプと、複数の磁気ディスクとを備える。前記ランプは、軸方向に隙間を介して配置された複数の突起と、を有する。前記複数の突起のそれぞれは、前記隙間に面する第1の面と、前記第1の面の反対側の第2の面と、側面と、前記側面から突出するリミッタと、を有する。前記第1の面と前記第2の面とはそれぞれ、第1の傾斜領域と、第1の平坦領域と、前記第1の傾斜領域と前記第1の平坦領域との間に設けられた第1の中間領域と、を有する。前記リミッタは、二つの前記第1の平坦領域の間に位置する。二つの前記第1の中間領域の間の幅は、二つの前記第1の平坦領域の間の幅以下であり、且つ少なくとも部分的に二つの前記第1の平坦領域の間の幅より短い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の回転軸まわりに回転可能な複数のヘッドジンバルアセンブリと、
壁と、前記壁から前記第1の回転軸に向かって突出するとともに前記第1の回転軸に沿う軸方向に隙間を介して配置された複数の突起と、を有するランプと、
前記複数の突起から前記第1の回転軸まわりの第1の回転方向に離間した第2の回転軸まわりに回転可能な複数の磁気ディスクと、
を具備し、
前記複数の突起のそれぞれは、前記隙間に面する第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に設けられて前記第1の回転軸に向く側面と、前記側面から突出するリミッタと、を有し、
前記第1の面と前記第2の面とはそれぞれ、前記第1の回転方向における前記複数の突起の端部に設けられた第1の傾斜領域と、前記第1の傾斜領域から前記第1の回転方向の反対の第2の回転方向に離間した第1の平坦領域と、前記第1の傾斜領域と前記第1の平坦領域との間に設けられた第1の中間領域と、を有し、
前記リミッタは、前記第1の面の前記第1の平坦領域と前記第2の面の前記第1の平坦領域との間に位置し、
前記第1の面の前記第1の傾斜領域と前記第2の面の前記第1の傾斜領域とは、前記第1の中間領域から前記第1の回転方向に向かって先細るように延び、
前記第1の面の前記第1の中間領域と前記第2の面の前記第1の中間領域との間の幅は、前記第1の面の前記第1の平坦領域と前記第2の面の前記第1の平坦領域との間の幅以下であり、且つ少なくとも部分的に前記第1の面の前記第1の平坦領域と前記第2の面の前記第1の平坦領域との間の幅より短い、
ディスク装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1の中間領域は、前記第1の傾斜領域に接続された第2の平坦領域と、当該第2の平坦領域と前記第1の平坦領域との間に位置する第3の平坦領域と、を有し、
前記第1の面の前記第3の平坦領域と前記第2の面の前記第3の平坦領域との間の幅は、前記第1の面の前記第1の平坦領域と前記第2の面の前記第1の平坦領域との間の幅より短く、且つ前記第1の面の前記第2の平坦領域と前記第2の面の前記第2の平坦領域との間の幅より短い、
請求項1のディスク装置。
【請求項3】
前記第1の平坦領域と前記第2の平坦領域とは、前記軸方向における同一の位置にある、
請求項2のディスク装置。
【請求項4】
前記第1の中間領域は、前記第1の平坦領域と前記第3の平坦領域との間に設けられた第2の傾斜領域と、前記第2の平坦領域と前記第3の平坦領域との間に設けられた第3の傾斜領域と、を有し、
前記第1の平坦領域と前記第2の傾斜領域との間の角度は、前記第2の平坦領域と前記第1の傾斜領域との間の角度より小さく、
前記第2の平坦領域と前記第3の傾斜領域との間の角度は、前記第2の平坦領域と前記第1の傾斜領域との間の角度より小さい、
請求項2又は請求項3のディスク装置。
【請求項5】
前記第1の平坦領域と前記第2の傾斜領域との間の角度と、前記第2の平坦領域と前記第3の傾斜領域との間の角度と、はそれぞれ10°以下である、
請求項4のディスク装置。
【請求項6】
前記軸方向において、前記第1の平坦領域と前記第3の平坦領域との間の距離と、前記第2の平坦領域と前記第3の平坦領域との間の距離と、はそれぞれ20μm乃至80μmである、
請求項2又は請求項3のディスク装置。
【請求項7】
前記第1の回転軸まわりにおいて前記第2の平坦領域は前記第3の平坦領域より短い、
請求項2のディスク装置。
【請求項8】
前記第1の回転軸まわりにおいて前記第1の平坦領域は前記第2の平坦領域より長い、
請求項2のディスク装置。
【請求項9】
前記第1の回転軸まわりにおいて前記第1の平坦領域は前記リミッタよりも長い、
請求項1のディスク装置。
【請求項10】
前記第1の面と前記第2の面とはそれぞれ、前記第2の回転方向における前記複数の突起の端部に設けられた第4の傾斜領域と、前記第1の平坦領域と前記第4の傾斜領域との間に設けられた第2の中間領域と、を有し、
前記第1の面の前記第4の傾斜領域と前記第2の面の前記第4の傾斜領域とは、前記第2の中間領域から前記第2の回転方向に向かって先細るように延び、
前記第1の面の前記第2の中間領域と前記第2の面の前記第2の中間領域との間の幅は、前記第1の面の前記第1の平坦領域と前記第2の面の前記第1の平坦領域との間の幅より短い、
請求項1のディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ディスク装置及びランプに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ(HDD)のようなディスク装置は、例えば、複数の磁気ディスクと、複数のヘッドジンバルアセンブリ(HGA)と、ランプ(ramp)とを有する。HGAは、当該HGAのスライダが磁気ディスクの表面上に位置するロード位置と、当該HGAがランプに保持されるアンロード位置と、の間で回転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7236331号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
HDDの厚さは、例えば規格によって制約される。磁気ディスクの枚数が多い場合、HDDの各要素は、制約された厚さの中に配置されるために、例えば薄型化又は近接することとなる。このため、ランプの製造が難しくなることがある。
【0005】
本発明が解決する課題の一例は、磁気ディスクの枚数が多くともランプの製造を容易にすることができるディスク装置と、製造が容易なランプと、を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態に係るディスク装置は、複数のヘッドジンバルアセンブリと、ランプと、複数の磁気ディスクと、を備える。前記複数のヘッドジンバルアセンブリは、第1の回転軸まわりに回転可能である。前記ランプは、壁と、前記壁から前記第1の回転軸に向かって突出するとともに前記第1の回転軸に沿う軸方向に隙間を介して配置された複数の突起と、を有する。前記複数の磁気ディスクは、前記複数の突起から前記第1の回転軸まわりの第1の回転方向に離間した第2の回転軸まわりに回転可能である。前記複数の突起のそれぞれは、前記隙間に面する第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間に設けられて前記第1の回転軸に向く側面と、前記側面から突出するリミッタと、を有する。前記第1の面と前記第2の面とはそれぞれ、前記第1の回転方向における前記複数の突起の端部に設けられた第1の傾斜領域と、前記第1の傾斜領域から前記第1の回転方向の反対の第2の回転方向に離間した第1の平坦領域と、前記第1の傾斜領域と前記第1の平坦領域との間に設けられた第1の中間領域と、を有する。前記リミッタは、前記第1の面の前記第1の平坦領域と前記第2の面の前記第1の平坦領域との間に位置する。前記第1の面の前記第1の傾斜領域と前記第2の面の前記第1の傾斜領域とは、前記第1の中間領域から前記第1の回転方向に向かって先細るように延びている。前記第1の面の前記第1の中間領域と前記第2の面の前記第1の中間領域との間の幅は、前記第1の面の前記第1の平坦領域と前記第2の面の前記第1の平坦領域との間の幅以下であり、且つ少なくとも部分的に前記第1の面の前記第1の平坦領域と前記第2の面の前記第1の平坦領域との間の幅より短い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一つの実施形態に係るHDDを分解して示す例示的な斜視図である。
図2は、上記実施形態のランプロード機構を示す例示的な正面図である。
図3は、上記実施形態のランプロード機構の一部を示す例示的な正面図である。
図4は、上記実施形態のランプロード機構の一部を図3のF4-F4線に沿って示す例示的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、一つの実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0009】
以下の説明において、「抑制する」は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以下の説明において、「制限する」は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
【0010】
図1は、本実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)10を分解して示す例示的な斜視図である。HDD10は、ディスク装置の一例であり、電子機器、記憶装置、外部記憶装置、又は磁気ディスク装置とも称され得る。本実施形態のHDD10は、3.5インチHDDである。なお、HDD10は、2.5インチHDDのような他のHDDであっても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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