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公開番号
2025010844
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113103
出願日
2023-07-10
発明の名称
情報記録媒体用ガラス板
出願人
日本板硝子株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
,
個人
主分類
G11B
5/73 20060101AFI20250116BHJP(情報記憶)
要約
【課題】情報記録媒体に適したガラス板を提供する。
【解決手段】本発明による情報記録媒体用ガラス板は、ヤング率が94GPa以上、比重が2.8以下、ガラス転移温度が700℃以上である。本発明による情報記録媒体用ガラス板は、例えば、15~30モル%のMgOを含むガラス組成物を含み、また例えば、液相温度(T2)から失透温度を差し引いたΔTが20℃以上であり、また例えば、比弾性率が36MNm/kg以上であり、また例えば、厚さが1mm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ヤング率が94GPa以上であり、
比重が2.8以下であり、
ガラス転移温度が700℃以上である、情報記録媒体用ガラス板。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
15~30モル%のMgOを含む、請求項1に記載のガラス板。
【請求項3】
ガラス転移温度が800℃以上である、請求項1に記載のガラス板。
【請求項4】
ヤング率が100GPa以上である、請求項1に記載のガラス板。
【請求項5】
液相温度(T2)から失透温度を差し引いたΔTが20℃以上である、請求項1に記載のガラス板。
【請求項6】
比弾性率が36MNm/kg以上である、請求項1に記載のガラス板。
【請求項7】
比重が2.65以下である、請求項1に記載のガラス板。
【請求項8】
厚さが1mm以下である、請求項1に記載のガラス板。
【請求項9】
第1主面と第2主面との間のSnO
2
濃度差が0.5質量%以下である、請求項1に記載のガラス板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報記録媒体用ガラス板、具体的にはHDD(Hard Disk Drive)に代表される情報記録装置に使用するための情報記録媒体に適したガラス板に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
HDDに代表される磁気ディスク等の情報記録装置には、記録容量の増大とアクセス時間の短縮が要求され続けている。その達成手段の一つは、情報記録媒体の回転の高速化である。しかし、情報記録媒体の基板は回転により撓むため、回転数が高くなると情報記録媒体の共振が大きくなり、ついには情報記録媒体と磁気ヘッドが衝突し、読み取りエラーや磁気ヘッドクラッシュが発生することが懸念される。したがって、現状の基板では、フライングハイトと呼ばれる磁気ヘッドと情報記録媒体との距離をある程度以下にできず、これが記録容量の増加の足枷となっている。基板の撓み及び共振を小さくするためには、基板のヤング率が高いことが望ましい。ガラスは、その組成にもよるが、基本的に、アルミニウム基板を構成するアルミニウム合金よりもヤング率が高いことが知られている。情報記録媒体の基板を用途として開発されたガラス板は、例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
また、情報記録媒体の製造プロセスでは、記録層を形成する工程において高温処理が必要になることがある。このため、情報記録媒体の基板には耐熱性が要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2012/131824号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたガラス板のヤング率は、80GPa程度以下であり、改善の余地がある。そこで本発明は、情報記録媒体に適したガラス板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
ヤング率が94GPa以上であり、
比重が2.8以下であり、
ガラス転移温度が700℃以上である、情報記録媒体用ガラス板、を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、情報記録媒体に適したガラス板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
HDDの一例を示す部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の詳細を説明するが、以下の説明は、本発明を特定の実施形態に制限する趣旨ではない。本明細書において、ある成分を「実質的に含まない」とは、その成分の含有率が0.1モル%未満、好ましくは0.08モル%未満、より好ましくは0.05モル%未満であることを意味する。また、以下では、ガラス組成物の融液の液相粘度η(単位:dPa・s)の対数(logη)がnとなる温度をTnと表記することがある。また、以下において、含有率及び特性の上限及び下限は、任意に組み合わせることが可能である。
【0010】
本発明は、以下の形態の情報記録媒体用ガラス板を提供する。
第1形態のガラス板は、ヤング率が94GPa以上であり、比重が2.8以下であり、ガラス転移温度が700℃以上である。
(【0011】以降は省略されています)
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