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公開番号
2024179617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098601
出願日
2023-06-15
発明の名称
NANDストレージデバイス
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
G11C
16/34 20060101AFI20241219BHJP(情報記憶)
要約
【課題】NANDストレージデバイスにおいて、NANDメモリに含まれるデータの特性に応じたセルフリフレッシュの閾値設定を行うことができるようにする。
【解決手段】NANDストレージデバイス1の内蔵コントローラ12は、NANDメモリ11の第1領域中のブロック毎のビットエラー率と第1リフレッシュ閾値Th1との比較に基づき、第1領域のデータのセルフリフレッシュを行うか否か判定する。そして同様に、NANDメモリ11の第2領域中のブロック毎のビットエラー率と第2リフレッシュ閾値Th2との比較に基づき、第2領域のデータのセルフリフレッシュを行うか否か判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
NANDストレージデバイスであって、
当該NANDストレージデバイスに内蔵されるNANDメモリ(11)と、
当該NANDストレージデバイスに内蔵され、前記NANDストレージデバイスの外部にある外部機器(2)からのコマンドに従って前記NANDメモリに対して読み書きを行う内蔵コントローラ(12)と、を備え、
前記内蔵コントローラは、第1リフレッシュ閾値(Th1)と第2リフレッシュ閾値(Th2)を読み出し、前記NANDメモリのうち第1領域(R1)についてのビットエラー量と前記第1リフレッシュ閾値との比較に基づいて前記第1領域のデータのセルフリフレッシュを行うか否か判定し、前記NANDメモリのうち前記第1領域とは異なる第2領域(R2)についてのビットエラー量と前記第2リフレッシュ閾値との比較に基づいて、前記第2領域のデータのセルフリフレッシュを行うか否かを判定する、NANDストレージデバイス。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1リフレッシュ閾値および前記第2リフレッシュ閾値の一方または両方は、前記外部機器からのコマンドに基づいて変更可能である請求項1に記載のNANDストレージデバイス。
【請求項3】
前記NANDメモリには、前記外部機器が実行するプログラムまたは前記外部機器が使用する地図データが記憶され、
前記第1リフレッシュ閾値および前記第2リフレッシュ閾値の一方または両方は、前記プログラムまたは前記地図データの更新時に、前記外部機器からのコマンドに基づいて変更可能である請求項1または2に記載のNANDストレージデバイス。
【請求項4】
前記内蔵コントローラは、前記第1リフレッシュ閾値と前記第2リフレッシュ閾値を読み出すと共に、前記NANDメモリ中で前記第1領域が占める範囲を指定する第1範囲値(Rr1)と、前記NANDメモリ中で前記第2領域が占める範囲を指定する第2範囲値(Rr2)とを読み出し、前記第1範囲値により指定された前記第1領域についてのビットエラー量と前記第1リフレッシュ閾値との比較に基づいて前記第1領域のデータのセルフリフレッシュを行うか否か判定し、前記第2範囲値により指定された前記第2領域についてのビットエラー量と前記第2リフレッシュ閾値との比較に基づいて、前記第2領域のデータのセルフリフレッシュを行うか否かを判定する、請求項1または2に記載のNANDストレージデバイス。
【請求項5】
前記第1範囲値および前記第2範囲値の一方または両方は、前記外部機器からのコマンドに基づいて変更可能である請求項4に記載のNANDストレージデバイス。
【請求項6】
前記NANDメモリには、前記外部機器が実行するプログラムまたは前記外部機器が使用する地図データが記憶され、
前記第1範囲値および前記第2範囲値の一方または両方は、前記プログラムまたは前記地図データの更新時に、前記外部機器からのコマンドに基づいて変更可能である請求項4に記載のNANDストレージデバイス。
【請求項7】
前記第1領域には、前記外部機器が実行するプログラムが記憶され、
前記第2領域には、前記外部機器が前記プログラムを実行する際に使用する地図データが記憶され、
前記第1リフレッシュ閾値よりも前記第2リフレッシュ閾値の方が大きい、請求項1または2に記載のNANDストレージデバイス。
【請求項8】
前記第2領域には、前記プログラムまたは前記地図データを更新するための更新用一時データが記憶される、請求項7に記載のNANDストレージデバイス。
【請求項9】
前記第1領域には、前記外部機器が前記プログラムを実行する際に参照および変更する動的学習データが記憶される、請求項7に記載のNANDストレージデバイス。
【請求項10】
前記第1領域に記憶されるデータのデータサイズよりも、前記第2領域に記憶されるデータのデータサイズの方が大きく、
前記第1リフレッシュ閾値よりも前記第2リフレッシュ閾値の方が大きく、
前記第1領域に記憶されるデータのデータサイズに対する前記第1領域の容量の比は、前記第2領域に記憶されるデータのデータサイズに対する前記第2領域の容量の比よりも大きい、請求項1または2に記載のNANDストレージデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、NANDストレージデバイスに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、NANDメモリを有するNANDストレージデバイスにおいては、データが書き込まれてから時間が経過したり、データが何度も読み出されたりすることで、ビットエラーが発生する場合がある。これに対応するため、領域のブロック毎にビットエラー発生率が閾値を超えた場合にセルフリフレッシュを行ってビットエラーを抑制する技術が、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-27676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような技術について、発明者の検討によれば、以下のような問題がある。すなわち、セルフリフレッシュの閾値が低すぎると、必要以上にリフレッシュがなされ、NANDメモリ中のメモリセルが摩耗する。一方、閾値が高すぎると、比較的長い期間リフレッシュがされない状態でNANDストレージデバイスの電源がオフになり、その後長期間(例えば1年)オフの状態が継続してリフレッシュが行われないという状況が発生し得る。そのような場合には、ビットエラーが増えすぎてデータが消失してしまう可能性がある。
【0005】
本開示は、NANDストレージデバイスにおいて、NANDメモリに含まれるデータの特性に応じたセルフリフレッシュの閾値設定を行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、NANDストレージデバイスが、
当該NANDストレージデバイスに内蔵されるNANDメモリ(11)と、
当該NANDストレージデバイスに内蔵され、前記NANDストレージデバイスの外部にある外部機器(2)からのコマンドに従って前記NANDメモリに対して読み書きを行う内蔵コントローラ(12)と、を備え、
前記内蔵コントローラは、第1リフレッシュ閾値(Th1)と第2リフレッシュ閾値(Th2)を読み出し、前記NANDメモリのうち第1領域(R1)についてのビットエラー量と前記第1リフレッシュ閾値との比較に基づいて前記第1領域のデータのセルフリフレッシュを行うか否か判定し、前記NANDメモリのうち前記第1領域とは異なる第2領域(R2)についてのビットエラー量と前記第2リフレッシュ閾値との比較に基づいて、前記第2領域のデータのセルフリフレッシュを行うか否かを判定する。
【0007】
このように、NANDメモリ中の領域毎に、リフレッシュを開始する閾値を設定できるようにすることで、各領域に含まれるデータ特性に応じたセルフリフレッシュの閾値設定が可能になる。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る制御システムの構成図である。
NANDメモリ中の構成を示す図である。
内蔵コントローラのプロセッサが実行する誤り訂正処理のフローチャートである。
内蔵コントローラのプロセッサが実行するリフレッシュ処理のフローチャートである。
第2実施形態におけるデータサーバ、制御装置、NANDストレージデバイスの作動を示すシーケンス図である。
第3実施形態におけるNANDメモリ中の各種データのサイズを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、本開示の第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る制御システムは、NANDストレージデバイス1と、制御装置2とを有する。この制御システムは、車両に搭載されている。制御システムは、1つのユニットとして一体的に形成されていてもよいし、別体に形成されてもよい。NANDストレージデバイス1にとっては、この制御装置2はNANDストレージデバイス1の外部にある外部機器に相当する。以下、この制御システムが車両に搭載されて当該車両の走行を支援する装置である例について、説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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