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公開番号
2024151412
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023064685
出願日
2023-04-12
発明の名称
回転体の装着装置及びハードディスクの製造方法
出願人
株式会社コムラテック
代理人
個人
,
個人
主分類
G11B
17/038 20060101AFI20241018BHJP(情報記憶)
要約
【課題】回転軸を回転体の装着孔に挿通させるにあたり、装着孔の中心を回転軸の軸心に位置させる位置合せを、回転軸が装着孔の周縁に接触しない状態で自動的に行うことを課題とする。
【解決手段】回転体はエアの作用により保持具の保持面に非接触状態で保持され、回転軸と同一軸心をなし且つその先端部が回転軸の一端部と直接対向する可動軸を、その軸方向の移動可能な状態で保持具の挿入部に収容して設け、保持具を装着孔が回転軸の延長線上に位置した状態で回転軸の軸方向に移動することにより、可動軸が装着孔に挿通された状態から、回転軸が装着孔に挿通された状態に切り換える一連の過程で、可動軸又は回転軸の外周と装着孔の周縁との間を介して、回転体の被保持面と反対側の面側から該被保持面側に流動するエアによってベルヌーイ効果を生じさせることにより、前記位置合せが自動的に行われる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転体を回転軸に装着させる回転体の装着装置であって、
板状に形成された前記回転体の片面である被保持面と直接対向する保持面が形成された保持具を含み、前記回転体を前記保持面側に保持する保持ユニットと、
前記保持面側に保持された前記回転体に穿設された装着孔を、前記回転軸の延長線上に位置させた状態で、該保持具を前記回転軸の軸方向に移動作動させる作動機構と、
前記回転軸と同一軸心をなし且つその一端面である先端部が該回転軸の一端部である挿入側端部と直接対向する可動軸と、を備え、
前記保持具には、前記可動軸を、その軸方向に可動可能な状態で、その少なくとも一部の外周面を収容するとともに、前記回転軸を挿入させることも可能に前記保持面側に開口された挿入部が形成され、
前記作動機構は、前記可動軸の少なくとも先端部が前記挿入部から外部に突出し且つ該可動軸の前記挿入部から外部に突出した部分が前記装着孔に挿通された状態の前記回転体が前記保持具に保持された状態である可動軸側装着状態から、前記回転軸が前記装着孔に挿通された状態の前記回転体が前記保持具に保持され且つ前記可動軸の先端部及び前記回転軸の挿入側端部を含む部分が前記挿入部内に収容された状態である回転軸側装着状態に切り換えることが可能に構成され、
前記保持ユニットは、前記可動軸側装着状態時又は前記回転軸側装着状態時、前記回転体における前記被保持面と反対側の面側のエアを、前記装着孔と前記回転軸又は前記可動軸の外周面との間の隙間を介して、前記挿入部の内周面と、前記回転軸又は前記可動軸の外周面との間の隙間に流入させる吸気機器と、前記保持面側に開口した吐出口から前記被保持面に向かってエアを吐出する排気機器と、を含み、
前記吸気機器及び前記吸気機器は、エアの吸排気によって、前記回転体を、その被保持面が前記被保持面と非接触で可動可能な状態で、該保持面側に保持するように構成され、
前記吸気機器は、前記可動軸側装着状態時又は前記回転軸側装着状態時、エアの吸気によりベルヌーイ効果を生じさせ、前記装着孔の中心が前記回転軸の軸心上に位置するように前記回転体を移動させるように構成された
ことを特徴とする回転体の装着装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記可動軸を前記挿入部から外部に突出する側に付勢する付勢部材を備え、
前記可動軸は、前記可動軸側装着状態から前記回転軸側装着状態への切換時、その先端部が、前記回転軸の挿入側端部に当接し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記挿入部内まで押し込まれるように構成された
請求項1に記載の回転体の装着装置。
【請求項3】
前記排気機器は、前記保持面側における前記吐出口よりも前記挿入部から遠い箇所に開口された排気口を含み、
前記排気機器は、前記吐出口から吐出されエアを、前記排気口から外部に排気させる構造とした
請求項1に記載の回転体の装着装置。
【請求項4】
前記回転体が、中心部に装着孔が穿設された円盤状の磁気ディスクである
請求項1に記載の回転体の装着装置。
【請求項5】
請求項4に記載の回転体の装着装置を用いてハードディスクドライブを製造するハードディスクドライブの製造方法であって、
前記可動軸側装着状態への切換を行う可動軸側装着工程と、
前記可動軸側装着状態から前記回転軸側装着状態への切換を行う回転軸側装着工程と、を有する
ことを特徴とするハードディスクドライブの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転体を回転軸に装着させる回転体の装着装置及びハードディスクの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
円盤状に形成され且つその中心部に装着孔が穿設された磁気ディスク(回転体)を、回転作動する回転軸に挿通させて装着する回転体の装着装置が従来公知である。
【0003】
例えば、磁気ディスクの片面である被保持面と直接対向して該磁気ディスクを保持する保持面を有する保持具と、該保持具に保持された磁気ディスクを移動作動させる作動機構と、エアを吐出す排気機器と、エアを吸引する吸引機器と、を備え、磁気ディスクを、吸引するエアによって、保持面に保持させる一方で、吐出するエアによって、保持具に保持された磁気ディスクの被保持面と前記保持面との間に隙間を生じさせて互いを非接触な状態とする回転体の装着装置が公知になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0004】
上記文献の回転体の装着装置によれば、保持具に回転体を保持させた状態でも、保持具の保持面に沿う方向への回転体の移動が許容されるため、装着孔の中心を回転軸の軸心上に位置させる位置合せが容易になり、装着孔への回転軸の挿通が行い易くなるというメリットがある。
【0005】
一方、上記文献の回転体の装着装置では、前記位置合せの作業自体を、回転軸が装着孔の周縁に接触しない状態で、自動的に行わせることは困難である。ちなみに、上記文献では、エアの作用によって前記位置合せに必要な力を発生させる技術内容についての記載はあるものの、その力は非常に弱いため、この力のみで前記位置合せ作業を自動的に行わせることは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-136446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、回転軸を回転体の装着孔に挿通させるにあたり、装着孔の中心を回転軸の軸心に位置させる位置合せを、回転軸が装着孔の周縁に接触しない状態で自動的に行うことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の回転体の装着装置は、回転体を回転軸に装着させる回転体の装着装置であって、板状に形成された前記回転体の片面である被保持面と直接対向する保持面が形成された保持具を含み、前記回転体を前記保持面側に保持する保持ユニットと、前記保持面側に保持された前記回転体に穿設された装着孔を、前記回転軸の延長線上に位置させた状態で、該保持具を前記回転軸の軸方向に移動作動させる作動機構と、前記回転軸と同一軸心をなし且つその一端面である先端部が該回転軸の一端部である挿入側端部と直接対向する可動軸と、を備え、前記保持具には、前記可動軸を、その軸方向に可動可能な状態で、その少なくとも一部の外周面を収容するとともに、前記回転軸を挿入させることも可能に前記保持面側に開口された挿入部が形成され、前記作動機構は、前記可動軸の少なくとも先端部が前記挿入部から外部に突出し且つ該可動軸の前記挿入部から外部に突出した部分が前記装着孔に挿通された状態の前記回転体が前記保持具に保持された状態である可動軸側装着状態と、前記回転軸が前記装着孔に挿通された状態の前記回転体が前記保持具に保持され且つ前記可動軸の先端部及び前記回転軸の挿入側端部を含む部分が前記挿入部内に収容された状態である回転軸側装着状態との一方から他方及び他方から一方に切換可能に構成され、前記保持ユニットは、前記可動軸側装着状態時又は前記回転軸側装着状態時、前記回転体における前記被保持面と反対側の面側のエアを、前記装着孔と前記回転軸又は前記可動軸の外周面との間の隙間を介して、前記挿入部の内周面と、前記回転軸又は前記可動軸の外周面との間の隙間に流入させる吸気機器と、前記保持面側に開口した吐出口から前記被保持面に向かってエアを吐出する排気機器と、を含み、前記吸気機器及び前記吸気機器は、エアの吸排気によって、前記回転体を、その被保持面が前記被保持面と非接触で可動可能な状態で、該保持面側に保持するように構成され、前記吸気機器は、前記可動軸側装着状態時又は前記回転軸側装着状態時、エアの吸気によりベルヌーイ効果を生じさせ、前記装着孔の中心が前記回転軸の軸心上に位置するように前記回転体を移動させるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
前記可動軸を前記挿入部から外部に突出する側に付勢する付勢部材を備え、前記可動軸は、前記可動軸側装着状態から前記回転軸側装着状態への切換時、その先端部が、前記回転軸の挿入側端部に当接し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記挿入部内まで押し込まれるように構成されたものとしてもよい。
【0010】
前記排気機器は、前記保持面側における前記吐出口よりも前記挿入部から遠い箇所に開口された排気口を含み、前記排気機器は、前記吐出口から吐出されエアを、前記排気口から外部に排気させる構造としたものとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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