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公開番号
2025001315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023100827
出願日
2023-06-20
発明の名称
不揮発性メモリ装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
G11C
16/14 20060101AFI20241225BHJP(情報記憶)
要約
【課題】メモリ素子に対して、より効率的にイレースを行うことが可能な不揮発性メモリ装置を提供する。
【解決手段】不揮発性メモリ装置(1)は、サイドウォールにホットキャリアをトラップすることによりプログラム動作を実行可能であるメモリ素子(Md1,Md2)と、前記メモリ素子のイレースのときに前記メモリ素子のゲートに印加させる第1負電圧(Vm1)を生成するように構成される第1負電圧生成部(101)と、前記イレースのときに前記メモリ素子のバックゲートに印加させる第2負電圧(Vm2)を生成するように構成される第2負電圧生成部(102)と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
サイドウォールにホットキャリアをトラップすることによりプログラム動作を実行可能であるメモリ素子と、
前記メモリ素子のイレースのときに前記メモリ素子のゲートに印加させる第1負電圧を生成するように構成される第1負電圧生成部と、
前記イレースのときに前記メモリ素子のバックゲートに印加させる第2負電圧を生成するように構成される第2負電圧生成部と、
を備える、不揮発性メモリ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1負電圧生成部は、
第1基準電圧の印加端と負電圧の印加端との間に直列に接続される第1分圧抵抗と、
第2基準電圧の印加端に接続される第1入力端と、前記第1分圧抵抗の第1接続ノードに接続される第2入力端と、を含む第1エラーアンプと、
前記第1エラーアンプの出力を負昇圧するように構成される昇圧回路と
を有し、
前記昇圧回路から出力される前記第1負電圧は、前記負電圧の印加端に生じる、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項3】
前記昇圧回路は、チャージポンプとして構成される、請求項2に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項4】
前記第1エラーアンプは、第3入力端を有し、
前記第3入力端には、ランプ状に低下するソフトスタート電圧が印加可能である、請求項2に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項5】
前記第1負電圧生成部は、負電圧として外部から入力される第1入力電圧から前記第1負電圧を生成するように構成され、
前記第1入力電圧は、前記第1負電圧よりも低い、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項6】
前記第2負電圧生成部は、前記第1負電圧を電源として前記第2負電圧を生成するように構成される、請求項5に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項7】
前記第2負電圧生成部は、
第2エラーアンプと、
第3基準電圧の印加端と前記第2エラーアンプの出力端との間に直列に接続される第2分圧抵抗と、
を有し、
前記第2エラーアンプの第1入力端は、第4基準電圧の印加端に接続され、
前記第2エラーアンプの第2入力端は、前記第2分圧抵抗の第2接続ノードに接続され、
前記第2エラーアンプには、前記第1負電圧が供給可能である、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項8】
前記第1負電圧生成部は、前記第1負電圧が生成される第1ラインとグランド電位の印加端との間に接続される第1スイッチを有し、
前記メモリ素子のプログラムのときに、前記第1スイッチはオン状態である、請求項7に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項9】
前記第2負電圧生成部は、
前記第3基準電圧の印加端とグランド電位の印加端との間に接続される第3分圧抵抗と、
前記第3基準電圧の印加端と前記第3分圧抵抗の第3接続ノードとの間に接続される第2スイッチと、
を有し、
前記プログラムのときに、前記第2スイッチはオフ状態である、請求項8に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項10】
前記メモリ素子のゲートに印加するゲート電圧を生成するためのゲート電圧生成部と、
前記ゲート電圧生成部により生成される正電圧と、前記第1負電圧が生じる第2ラインの電圧のいずれか一方を入力信号に応じて前記ゲート電圧として出力するレベルシフタと、
をさらに備える、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、不揮発性メモリ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、トランジスタへのホットキャリア注入を利用した不揮発性メモリ装置がある。この種の不揮発性メモリ装置は、初期状態において特性が揃えられた第1および第2トランジスタをメモリ素子として備え、いずれか一方のトランジスタに対してのみホットキャリアを注入してトランジスタの特性を変化させる。その後のリード動作では、第1および第2トランジスタに共通のゲート電圧を供給したときのドレイン電流の大小関係に基づき、“0”のデータが記憶されているのか、“1”のデータが記憶されているのかを読み出す。例えば、第1トランジスタのドレイン電流のほうが小さい状態(第1トランジスタの特性が変化した状態)は“0”のデータが記憶されている状態に相当し、第2トランジスタのドレイン電流のほうが小さい状態(第2トランジスタの特性が変化した状態)は“1”のデータが記憶されている状態に相当する。
【0003】
なお、上記に関連する技術については、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-103158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような不揮発性メモリ装置では、ホットキャリアを注入するプログラムとともに、ホットキャリアを引き抜くイレース(消去)を行うことができる。しかしながら、イレースをより効率的に行うことが課題となっていた。
【0006】
本開示は、メモリ素子に対して、より効率的にイレースを行うことが可能な不揮発性メモリ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
例えば、本開示に係る不揮発性メモリ装置は、
サイドウォールにホットキャリアをトラップすることによりプログラム動作を実行可能であるメモリ素子と、
前記メモリ素子のイレースのときに前記メモリ素子のゲートに印加させる第1負電圧を生成するように構成される第1負電圧生成部と、
前記イレースのときに前記メモリ素子のバックゲートに印加させる第2負電圧を生成するように構成される第2負電圧生成部と、
を備える構成としている。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る不揮発性メモリ装置によれば、メモリ素子に対して、より効率的にイレースを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、比較例に係るプログラム時におけるメモリ素子への電圧印加の一例を示す図である。
図2は、図1に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図3は、比較例に係るイレース時におけるメモリ素子への電圧印加の一例を示す図である。
図4は、図3に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図5は、本開示に係るイレース時におけるメモリ素子への電圧印加の一例を示す図である。
図6は、図5に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図7は、初期状態、イレース状態、プログラム状態のそれぞれにおけるゲート電圧とドレイン電流の関係の一例を示すグラフである。
図8は、第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図9は、チャージポンプにおける駆動信号の一例を示すタイミングチャートである。
図10は、プログラム時およびイレース時のそれぞれにおける正電圧、負電圧、おけるバックゲート電圧の波形例を模式的に示す図である。
図11は、第2実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図12は、第3実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する不揮発性メモリ装置は、半導体集積回路として構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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