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公開番号
2025021016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124697
出願日
2023-07-31
発明の名称
通信システム、通信デバイス、及び通信インタフェース
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H04L
12/42 20060101AFI20250205BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】デイジーチェーン接続における双方向の経路を用いた通信においてフレームの衝突を回避可能とする。
【解決手段】複数の通信デバイスの各々は、第1フレームを受信すると、第1情報に基づいて自身が第1通信デバイスでないと認識した場合に第2ポートを介して第1フレームを転送する一方、自身が前記第1通信デバイスであると認識した場合に前記第1フレームを転送せず、第2フレームを受信すると、第2情報に基づいて自身が第2通信デバイスでないと認識した場合に第1ポートを介して前記第2フレームを転送する一方、自身が前記第2通信デバイスであると認識した場合に前記第2フレームを転送しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
各々が第1ポートと第2ポートとを有する複数の通信デバイスを、隣接するデバイス間において前記第1ポートと前記第2ポートとが接続するようにデイジーチェーン接続した通信デバイス群と、
前記通信デバイス群をネットワークに接続する通信インタフェースと、
を備え、
前記通信インタフェースは、
フレームの転送を制限する第1通信デバイスを認識可能な第1情報が挿入された第1フレームと、フレームの転送を制限する第2通信デバイスを認識可能な第2情報が挿入された第2フレームとを前記ネットワークを介して受信すると、前記第1フレームを前記デイジーチェーン接続の一端を構成する通信デバイスの前記第1ポートへ送信し、前記第2フレームを前記デイジーチェーン接続の他端を構成する通信デバイスの前記第2ポートへ送信し、
前記複数の通信デバイスの各々は、
前記第1フレームを受信すると、前記第1情報に基づいて自身が前記第1通信デバイスでないと認識した場合に前記第2ポートを介して前記第1フレームを転送する一方、自身が前記第1通信デバイスであると認識した場合に前記第1フレームを転送せず、
前記第2フレームを受信すると、前記第2情報に基づいて自身が前記第2通信デバイスでないと認識した場合に前記第1ポートを介して前記第2フレームを転送する一方、自身が前記第2通信デバイスであると認識した場合に前記第2フレームを転送しない、
通信システム。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記第1情報は、前記第1通信デバイスに割り当てられた第1識別子を示し、
前記第2情報は、前記第2通信デバイスに割り当てられた第2識別子を示し、
前記複数の通信デバイスの各々は、前記第1識別子が自身の識別子と一致した場合に自身が前記第1通信デバイスであると認識し、前記第2識別子が自身の識別子と一致した場合に自身が前記第2通信デバイスであると認識する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記第1情報は、前記第1フレームの転送回数を制限するための第1回数を示し、
前記第2情報は、前記第2フレームの転送回数を制限するための第2回数を示し、
前記複数の通信デバイスの各々は、前記第1フレームの転送回数が制限に達した場合に自身が前記第1通信デバイスであると認識し、前記第2フレームの転送回数が制限に達した場合に自身が前記第2通信デバイスであると認識する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記第1回数は、前記第1フレームを転送可能な残り回数を示し、
前記第2回数は、前記第2フレームを転送可能な残り回数を示し、
前記複数の通信デバイスの各々は、前記第1フレームを転送する場合に前記第1回数をデクリメントし、前記第2フレームを転送する場合に前記第2回数をデクリメントする、
請求項3に記載の通信システム。
【請求項5】
前記複数の通信デバイスの各々は、
バッテリセルと、前記バッテリセルの状態をモニタするモニタ部とを更に有し、
前記第1フレームを受信すると、前記第1ポートを介して前記バッテリセルの状態を示すモニタデータを送信し、
前記第2フレームを受信すると、前記第2ポートを介して前記モニタデータを送信し、
前記通信インタフェースは、
前記モニタデータを受信すると、前記ネットワークを介して前記モニタデータを前記第1フレーム及び前記第2フレームの送信元へ提供する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項6】
各々が第1ポートと第2ポートとを有する複数の通信デバイスを、隣接するデバイス間において前記第1ポートと前記第2ポートとが接続するようにデイジーチェーン接続した通信デバイス群を構成する通信デバイスであって、
フレームの転送を制限する第1通信デバイスを認識可能な第1情報が挿入された第1フレームを受信すると、前記第1情報に基づいて自身が前記第1通信デバイスでないと認識した場合に前記第2ポートを介して前記第1フレームを転送する一方、自身が前記第1通信デバイスであると認識した場合に前記第1フレームを転送せず、
フレームの転送を制限する第2通信デバイスを認識可能な第2情報が挿入された第2フレームを受信すると、前記第2情報に基づいて自身が前記第2通信デバイスでないと認識した場合に前記第1ポートを介して前記第2フレームを転送する一方、自身が前記第2通信デバイスであると認識した場合に前記第2フレームを転送しない、
通信デバイス。
【請求項7】
前記第1情報は、前記第1通信デバイスに割り当てられた第1識別子を示し、
前記第2情報は、前記第2通信デバイスに割り当てられた第2識別子を示し、
前記第1識別子が自身の識別子と一致した場合に自身が前記第1通信デバイスであると認識し、前記第2識別子が自身の識別子と一致した場合に自身が前記第2通信デバイスであると認識する、
請求項6に記載の通信デバイス。
【請求項8】
前記第1情報は、前記第1フレームの転送回数を制限するための第1回数を示し、
前記第2情報は、前記第2フレームの転送回数を制限するための第2回数を示し、
前記第1フレームの転送回数が制限に達した場合に自身が前記第1通信デバイスであると認識し、前記第2フレームの転送回数が制限に達した場合に自身が前記第2通信デバイスであると認識する、
請求項6に記載の通信デバイス。
【請求項9】
前記第1回数は、前記第1フレームを転送可能な残り回数を示し、
前記第2回数は、前記第2フレームを転送可能な残り回数を示し、
前記第1フレームを転送する場合に前記第1回数をデクリメントし、前記第2フレームを転送する場合に前記第2回数をデクリメントする、
請求項8に記載の通信デバイス。
【請求項10】
各々が第1ポートと第2ポートとを有する複数の通信デバイスを、隣接するデバイス間において前記第1ポートと前記第2ポートとが接続するようにデイジーチェーン接続した通信デバイス群を構成する通信デバイスであって、
前記第1ポート又は前記第2ポートのいずれかを介して受信した指定の通信デバイスを示す指定情報を有するフレームに基づいて、自身が前記指定の通信デバイスであると認識した場合に前記フレームを転送しない、
通信デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システム、通信デバイス、及び通信インタフェースに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数のセルのユニットを直列に連結したデイジーチェーン接続の通信方式を用いたセルの状態監視に関する技術がある。
【0003】
例えば、デイジーチェーン通信バス及びプロトコルに関する技術がある(特許文献1参照)。この技術では、通信回路は、双方向データ経路の一方の方向に、第1の接続ノードを介して、第1の側の回路までセル状態データを伝達する。また、双方向データ経路が不完全であるという表示に応答して、双方向データ経路の他の方向に沿って、第2の接続ノードを介して、第2の側の回路まで伝達する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-076890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術には、バッテリセルに搭載された複数の通信回路が双方向通信可能にデイジーチェーン接続され、バッテリマネージャによって管理される電池管理システムの一例が開示されている。通常時にはバッテリマネージャはある一方向から通信を行ない、いずれかのセル間での断線等の異常が発生した場合には逆方向からの通信を行なうことにより異常発生時にもバッテリセルの管理を可能としている。
【0006】
従来技術では、片側の経路を用いて通信を行い、通信不能時に別方向の経路を用いた通信に切り替えることを行っている。もっとも、従来技術では、双方向の経路を利用可能ではあるものの、双方向の経路を用いた場合の具体的な通信制御については何ら検討されておらず、フレームの衝突が生じ得る。
【0007】
そこで、本開示の技術では、デイジーチェーン接続における双方向の経路を用いた通信においてフレームの衝突を回避可能とする通信システム、通信デバイス、及び通信インタフェースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の通信システムは、各々が第1ポートと第2ポートとを有する複数の通信デバイスを、隣接するデバイス間において前記第1ポートと前記第2ポートとが接続するようにデイジーチェーン接続した通信デバイス群と、前記通信デバイス群をネットワークに接続する通信インタフェースと、を備え、前記通信インタフェースは、フレームの転送を制限する第1通信デバイスを認識可能な第1情報が挿入された第1フレームと、フレームの転送を制限する第2通信デバイスを認識可能な第2情報が挿入された第2フレームとを前記ネットワークを介して受信すると、前記第1フレームを前記デイジーチェーン接続の一端を構成する通信デバイスの前記第1ポートへ送信し、前記第2フレームを前記デイジーチェーン接続の他端を構成する通信デバイスの前記第2ポートへ送信し、前記複数の通信デバイスの各々は、前記第1フレームを受信すると、前記第1情報に基づいて自身が前記第1通信デバイスでないと認識した場合に前記第2ポートを介して前記第1フレームを転送する一方、自身が前記第1通信デバイスであると認識した場合に前記第1フレームを転送せず、前記第2フレームを受信すると、前記第2情報に基づいて自身が前記第2通信デバイスでないと認識した場合に前記第1ポートを介して前記第2フレームを転送する一方、自身が前記第2通信デバイスであると認識した場合に前記第2フレームを転送しない。
【0009】
本開示の通信デバイスは、各々が第1ポートと第2ポートとを有する複数の通信デバイスを、隣接するデバイス間において前記第1ポートと前記第2ポートとが接続するようにデイジーチェーン接続した通信デバイス群を構成する通信デバイスであって、フレームの転送を制限する第1通信デバイスを認識可能な第1情報が挿入された第1フレームを受信すると、前記第1情報に基づいて自身が前記第1通信デバイスでないと認識した場合に前記第2ポートを介して前記第1フレームを転送する一方、自身が前記第1通信デバイスであると認識した場合に前記第1フレームを転送せず、フレームの転送を制限する第2通信デバイスを認識可能な第2情報が挿入された第2フレームを受信すると、前記第2情報に基づいて自身が前記第2通信デバイスでないと認識した場合に前記第1ポートを介して前記第2フレームを転送する一方、自身が前記第2通信デバイスであると認識した場合に前記第2フレームを転送しない。
【0010】
本開示の通信デバイスは、各々が第1ポートと第2ポートとを有する複数の通信デバイスを、隣接するデバイス間において前記第1ポートと前記第2ポートとが接続するようにデイジーチェーン接続した通信デバイス群を構成する通信デバイスであって、前記第1ポート又は前記第2ポートのいずれかを介して受信した指定の通信デバイスを示す指定情報を有するフレームに基づいて、自身が前記指定の通信デバイスであると認識した場合に前記フレームを転送しない。
(【0011】以降は省略されています)
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