TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024149280
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023063061
出願日
2023-04-07
発明の名称
ワッシャ
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
日本発條株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16C
17/04 20060101AFI20241010BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】耐久性能の低下を抑制することができるワッシャを提供する。
【解決手段】複数の凹部が形成された円環状のワッシャにおいて、周方向における単位面積当たりの凹部の体積は、表面の外周側の方が内周側の方に比べて大きな値に設定されている。これにより、周速が高く求められる耐焼付き性能等の耐久性能が厳しい条件となる外周側の方が、保持油量が多くされて油膜が厚くされるので、外周側と内周側とで耐久性能を同等レベルとすることが可能である。加えて、凹部の総体積は、凹部に溜められる潤滑油の総量とワッシャの耐久性能との予め定められた関係を用いて算出される潤滑油の目標総量を実現するように設定されている。これにより、ワッシャにおいて摩耗や焼付き等が生じ難くされる。よって、ワッシャの耐久性能の低下を抑制することができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
摺動する部材間に介在させられていると共に摺動する表面に潤滑油を溜める複数の凹部が形成された円環状のワッシャであって、
周方向における単位面積当たりの前記凹部の体積は、前記表面の外周側の方が内周側の方に比べて大きな値に設定されており、
前記凹部の総体積は、前記凹部に溜められる前記潤滑油の総量と前記ワッシャの耐久性能との予め定められた関係を用いて算出される前記潤滑油の目標総量を実現するように設定されていることを特徴とするワッシャ。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記凹部の面積は、前記表面の外周側の方が内周側の方に比べて大きな値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のワッシャ。
【請求項3】
前記凹部の深さは、前記表面の外周側の方が内周側の方に比べて大きな値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のワッシャ。
【請求項4】
前記凹部の個数は、前記表面の外周側の方が内周側の方に比べて大きな値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のワッシャ。
【請求項5】
電動機と、前記電動機からの動力を駆動輪に伝達する動力伝達装置と、駆動用のバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で授受される電力を制御する電力制御装置と、前記電動機と前記動力伝達装置と前記電力制御装置とを機電一体ユニットとして収容するケースと、を備えた電動車両において、
前記動力伝達装置は、前記駆動輪に前記動力を分配するディファレンシャル装置を備えているものであり、
前記電動機の回転軸線と前記ディファレンシャル装置の回転軸線とは、前記電動車両における搭載状態において、前記電動車両の前後進方向とは垂直な水平方向に平行となるように配置されていると共に、鉛直方向の上方から下方に前記電動機の回転軸線、前記ディファレンシャル装置の回転軸線の順に配置されているものであり、
前記電力制御装置は、前記電動車両における搭載状態において、前記電動機に対して前記鉛直方向の上方に配置されているものであり、
前記ワッシャは、前記ディファレンシャル装置における摺動する部材間に介在させられたデフワッシャであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のワッシャ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の凹部が形成された円環状のワッシャに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
摺動する部材間に介在させられていると共に摺動する表面に潤滑油を溜める複数の凹部が形成された円環状のワッシャが良く知られている。例えば、特許文献1に記載されたスラストワッシャがそれである。この特許文献1には、ディファレンシャル装置のサイドギヤに組み付けられ、一方の表面がデフケースと摺動し、他方の表面がサイドギヤと摺動し、両面に格子状の油溝が形成されたリング形状のデフワッシャが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-9062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ワッシャが配設される装置例えばディファレンシャル装置等の小型化が図られる場合がある。この場合、ワッシャの大きさも小さくされる。そうすると、ワッシャの摺動面の面圧が高くされる為、摩耗や焼付き等が生じ易くされてワッシャの耐久性能が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、耐久性能の低下を抑制することができるワッシャを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)摺動する部材間に介在させられていると共に摺動する表面に潤滑油を溜める複数の凹部が形成された円環状のワッシャであって、(b)周方向における単位面積当たりの前記凹部の体積は、前記表面の外周側の方が内周側の方に比べて大きな値に設定されており、(c)前記凹部の総体積は、前記凹部に溜められる前記潤滑油の総量と前記ワッシャの耐久性能との予め定められた関係を用いて算出される前記潤滑油の目標総量を実現するように設定されていることにある。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、複数の凹部が形成された円環状のワッシャにおいて、周方向における単位面積当たりの凹部の体積は、表面の外周側の方が内周側の方に比べて大きな値に設定されている。これにより、周速が高い為に求められる耐焼付き性能等の耐久性能が厳しい条件となる外周側の方が、保持油量が多くされて油膜が厚くされるので、外周側と内周側とで耐久性能を同等レベルとすることが可能である。加えて、凹部の総体積は、凹部に溜められる潤滑油の総量とワッシャの耐久性能との予め定められた関係を用いて算出される潤滑油の目標総量を実現するように設定されている。これにより、ワッシャにおいて摩耗や焼付き等が生じ難くされる。よって、ワッシャの耐久性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用されるデフワッシャを有する電動車両の概略構成の一例を説明する図である。
ディファレンシャルギヤの構成の一例を説明する図である。
電動機の制御等に関わる電気的構成の一例を説明する図である。
機電一体ユニットの概略構成の一例を説明する図である。
耐久性能の低下を抑制することができるワッシャの一例を説明する図である。
内周側よりも外周側の凹部油量を増加させる方法の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用されるデフワッシャ70を有する電動車両10の概略構成の一例を説明する図である。図1において、電動車両10は、動力源として機能するエンジン12と、動力源として機能する電動機である第2電動機MG2と、を備えたハイブリッド車両である。又、電動車両10は、駆動輪14と動力伝達装置16と第1電動機MG1とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
回転伝達機構
4か月前
個人
保持機
24日前
個人
振り子式免震装置
1か月前
株式会社フジキン
配管
2か月前
個人
ネジの緩み防止装置
1か月前
個人
弁装置
4か月前
藤井電工株式会社
フック
24日前
個人
ロックナット
3か月前
個人
リンクプレート
4か月前
個人
緩み防止ナット
1か月前
株式会社キッツ
管継手
4か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
2か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
16日前
北村精工株式会社
固定具
3か月前
日動電工株式会社
保持具
24日前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
個人
配管用エルボカバー
1か月前
日本精工株式会社
直動案内装置
4か月前
株式会社フジキン
バルブ
1か月前
スズキ株式会社
防振装置
2か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
2か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
2か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
1か月前
三和テッキ株式会社
配管固定装置
4か月前
個人
クラッチシェル保護板
3か月前
株式会社NejiLaw
雌ねじ体
5か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
4か月前
日本精工株式会社
密封型転がり軸受
16日前
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
1か月前
中国電力株式会社
配管接続具
3か月前
竹内工業株式会社
防振支持具
4か月前
続きを見る
他の特許を見る