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公開番号
2024149237
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062995
出願日
2023-04-07
発明の名称
液状化粧料調製装置
出願人
株式会社 MTG
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
F16K
5/06 20060101AFI20241010BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ボールバルブにおける液状化粧料の滞留を抑制することができる液状化粧料調製装置を提供する。
【解決手段】液状化粧料調製装置1のボールバルブ3は、第一流路孔21を備えた第一シール部31と、第二流路孔23を備え、第一シール部31の下流に配置された第二シール部33と、ボール流路孔22を備え、第一シール部31と第二シール部33との間に保持されたボール32と、を有している。ボールバルブ3が開放された状態において、ボール流路孔22の上流には第一段差部24が形成されており、第二流路孔23の上流には第二段差部25が形成されている。第一シール部31とボール32との境界311における化粧料流路2の内径が第一段差部24の上流における化粧料流路2の内径よりも大きく、ボール32と第二シール部33との境界321における化粧料流路2の内径が第二段差部25の上流における化粧料流路2の内径よりも大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
液状の化粧料を調製する調製容器と、
前記調製容器において調製された前記化粧料を吐出する吐出口と、
前記調製容器と前記吐出口との間の化粧料流路上に設けられ、前記吐出口からの前記化粧料の吐出と吐出停止とを切り替えるボールバルブと、を有し、
前記ボールバルブは、前記化粧料流路の一部を構成する第一流路孔を備えた第一シール部と、前記化粧料流路の一部を構成する第二流路孔を備え、前記第一シール部の下流に配置された第二シール部と、前記化粧料流路の一部を構成するボール流路孔を備え、前記第一シール部と前記第二シール部との間に回転可能に保持されたボールと、を有し、
前記化粧料流路は、前記第一流路孔と前記ボール流路孔と前記第二流路孔とが互いに連通した状態において、前記ボール流路孔の上流に形成された第一段差部と、前記第二流路孔の上流に形成された第二段差部とを有しており、
前記第一シール部と前記ボールとの境界における前記化粧料流路の内径が前記第一段差部の上流における前記化粧料流路の内径よりも大きく、
前記ボールと前記第二シール部との境界における前記化粧料流路の内径が前記第二段差部の上流における前記化粧料流路の内径よりも大きい、液状化粧料調製装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記第一段差部は、前記第一シール部と前記ボールとの境界と、当該境界からの距離が前記第一流路孔の流路長の0.2倍となる位置との間に設けられている、請求項1に記載の液状化粧料調製装置。
【請求項3】
前記第一シール部と前記ボールとの境界における前記化粧料流路の内径が、前記第一段差部の上流における前記化粧料流路の内径の1.1倍以上である、請求項1に記載の液状化粧料調製装置。
【請求項4】
前記第二段差部は、前記ボールと前記第二シール部との境界と、当該境界からの距離が前記ボール流路孔の流路長の0.2倍となる位置との間に設けられている、請求項1に記載の液状化粧料調製装置。
【請求項5】
前記ボールと前記第二シール部との境界における前記化粧料流路の内径が、前記第二段差部の上流における前記化粧料流路の内径の1.1倍以上である、請求項1に記載の液状化粧料調製装置。
【請求項6】
前記第一流路孔は、前記第一段差部の上流に第一流路一般部を有しており、前記ボール流路孔は、前記第二段差部の上流に、前記第一流路一般部の内径よりも大きな内径を有するボール流路一般部を有しており、前記第二流路孔は、前記第二段差部の下流に、前記ボール流路一般部の内径よりも大きな内径を有する第二流路一般部を有している、請求項1に記載の液状化粧料調製装置。
【請求項7】
前記ボールバルブは、前記第一シール部、前記ボール及び前記第二シール部を収容するバルブケースを有しており、前記バルブケースは、前記第二シール部に当接するバルブケース本体と、前記第一シール部に当接するバルブケース蓋部とを有しており、前記バルブケース本体及び前記バルブケース蓋部のうちいずれか一方に雌ねじ部が形成されており、他方に前記雌ねじ部と係合する雄ねじ部が形成されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の液状化粧料調製装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状化粧料調製装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
市販されている化粧料には、製造してから開封されるまでの間、あるいは開封してから使用するまでの間の化粧料の変質を抑制するため、種々の保存料が添加されている。一方、近年では、保存料を含まない液状化粧料や、保存料の含有量ができるだけ少ない液状化粧料が求められることがある。そこで、保存料を含まないか、または保存料の含有量が少ない液状化粧料を使用の直前に調製するための液状化粧料調製装置が望まれている。
【0003】
例えば特許文献1には、攪拌粉砕装置とフェイシャルマスク成型装置を有し、前記攪拌粉砕装置は、前記フェイシャルマスク成型装置の上部に設置され、前記攪拌粉砕装置は、材料コップ・攪拌軸・材料コップ栓・材料コップ台座を有し、前記攪拌軸は前記材料コップの中央部に垂直に設置され、前記攪拌軸にはバイトが設けられ、前記材料コップ栓は前記材料コップ台座に設けられて材料コップの底部口と緊密に合わせられ、材料コップの上部口に材料入口固定蓋が設けられ、前記攪拌軸の上端・下端がそれぞれ前記材料入口固定蓋・前記材料コップ台座に回転可能に連結され、前記材料コップ台座の中に、材料落下孔が設けられる、ことを特徴とする果物野菜フェイシャルマスク機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3168896号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、液状化粧料調製装置は、装置内で調製した化粧料を装置外に吐出する際に、化粧料の吐出と吐出停止とを切り替えるためのバルブを有している。この種のバルブとしては、化粧料がバルブ内を通過する際の抵抗が小さく、占有体積も小さいボールバルブが使用されることがある。
【0006】
しかし、ボールバルブにおける、ボールと、ボールを保持するシール部との間には、種々の理由により隙間が形成されることがある。そのため、ボールバルブ内に化粧料を流通させると、化粧料がボールとシール部との間の隙間に進入し、隙間内に化粧料が滞留することがある。また、ボールバルブは、ボールと、ボールが収容されるケースとの間にデッドスペースと呼ばれる空隙を有しており、ボールとシール部との隙間に進入した化粧料がデッドスペースまで漏出し、デッドスペース内で滞留することがある。
【0007】
一方、前述したように、液状化粧料調製装置で調製される液状化粧料は、保存料を含んでいないか、保存料の含有量が比較的少なく、変質しやすい。そのため、液状化粧料調製装置にボールバルブを用いる場合には、ボールバルブ内で滞留した化粧料が変質し、不衛生な状態となるおそれがある。
【0008】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、ボールバルブにおける液状化粧料の滞留を抑制することができる液状化粧料調製装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、液状の化粧料を調製する調製容器と、
前記調製容器において調製された前記化粧料を吐出する吐出口と、
前記調製容器と前記吐出口との間の化粧料流路上に設けられ、前記吐出口からの前記化粧料の吐出と吐出停止とを切り替えるボールバルブと、を有し、
前記ボールバルブは、前記化粧料流路の一部を構成する第一流路孔を備えた第一シール部と、前記化粧料流路の一部を構成する第二流路孔を備え、前記第一シール部の下流に配置された第二シール部と、前記化粧料流路の一部を構成するボール流路孔を備え、前記第一シール部と前記第二シール部との間に回転可能に保持されたボールと、を有し、
前記化粧料流路は、前記第一流路孔と前記ボール流路孔と前記第二流路孔とが互いに連通した状態において、前記ボール流路孔の上流に形成された第一段差部と、前記第二流路孔の上流に形成された第二段差部とを有しており、
前記第一シール部と前記ボールとの境界における前記化粧料流路の内径が前記第一段差部の上流における前記化粧料流路の内径よりも大きく、
前記ボールと前記第二シール部との境界における前記化粧料流路の内径が前記第二段差部の上流における前記化粧料流路の内径よりも大きい、液状化粧料調製装置にある。
【発明の効果】
【0010】
前記液状化粧料調製装置(以下、「調製装置」という。)は、前記化粧料流路における前記特定の位置に第一段差部を有しており、前記第一シール部と前記ボールとの境界における前記化粧料流路の内径が前記第一段差部の上流における前記化粧料流路の内径よりも大きくなっている。そのため、調製容器で調製された液状の化粧料が化粧料流路内を流れる際に、第一シール部とボールとの間の隙間に加わる化粧料の圧力を低減することができる。その結果、第一シール部とボールとの間の隙間への化粧料の進入を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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