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公開番号2024148993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062611
出願日2023-04-07
発明の名称乗客コンベア
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類B66B 31/00 20060101AFI20241010BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】ステップ上での立ち位置が不適切にならないように利用者に注意喚起を促すことができる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】乗り口と降り口との間を循環移動する複数のステップを備える乗客コンベアにおいて、乗り口側で迫り上がり始めるステップのライザの外面に、ステップ進行方向に対して斜めに光ビームを照射する照明装置を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
乗り口と降り口との間を循環移動する複数のステップを備える乗客コンベアにおいて、
前記乗り口側で迫り上がり始める前記ステップのライザの外面に、ステップ進行方向に対して斜めに光ビームを照射する照明装置を備える
乗客コンベア。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記照明装置は、前記乗客コンベアの幅方向の一端側に設けられた第1の照明装置と、前記乗客コンベアの幅方向の他端側に設けられた第2の照明装置とを備え、
前記第1の照明装置と前記第2の照明装置は、前記ステップ上で交差するように前記光ビームを照射する
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記照明装置は、前記光ビームを出射する照明部と、前記照明部の姿勢を変換する姿勢変換部と、を備える
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項4】
前記姿勢変換部は、前記照明部の旋回姿勢、首振り姿勢、回転姿勢のうち少なくともいずれか1つを変換する
請求項3に記載の乗客コンベア。
【請求項5】
前記照明装置は、スカートガード又は欄干の内側に設置されている
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項6】
前記照明装置は、前記乗り口側で迫り上がり始める前のステップの高さ位置から迫り上がり始めた後のステップの高さ位置までの範囲を少なくとも照射領域に含むように、前記光ビームを照射する
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項7】
前記照明装置は、複数のステップを対象に前記光ビームを照射する
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項8】
前記照明装置は、前記照明装置の取付位置を調整する位置調整部を備える
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項9】
乗客コンベアの運転モードに応じて、前記光ビームの色、及び/又は、前記光ビームの点灯パターンを変更する照明制御部を備える
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項10】
スピーカーと、
前記照明装置からの前記光ビームの照射により前記ライザの外面に投影された光の移動速度と同期した音を前記スピーカーから発生させるスピーカー制御部と
を備える請求項1に記載の乗客コンベア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗客コンベアに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
上り運転中の乗客コンベアに乗り込む場合、利用者は、ステップの踏板に足(履き物)を乗せて立つ。その際、利用者の立ち位置が適切でない場合がある。具体的には、先行するステップと後続のステップとの境界部分に足を乗せた状態で利用者が立ち止まってしまう場合がある。このような場合は、ステップが迫り上がったときに利用者がバランスを崩してしまい、転倒事故に繋がる恐れがある。このため、乗客コンベアの各ステップには、注意喚起のためのデマケーションが設けられている。
【0003】
特許文献1には、各ステップのライザに光透過部を形成するとともに、フレーム内にステップの移動方向に沿って光源を配設し、この光源からの光をライザの光透過部を介して階下から見えるようにした技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-131379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ステップにデマケーションを設ける技術は、ステップ上での立ち位置が不適切にならないように利用者に注意喚起を促すという観点では必ずしも十分とは言えなかった。また、特許文献1に記載された技術は、エスカレーターの上り下りを確認しやすくするための技術であり、ステップ上での立ち位置が不適切にならないように利用者に注意喚起を促すことは考慮されていない。
【0006】
本発明の目的は、ステップ上での立ち位置が不適切にならないように利用者に注意喚起を促すことができる乗客コンベアを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、乗り口と降り口との間を循環移動する複数のステップを備える乗客コンベアにおいて、乗り口側で迫り上がり始めるステップのライザの外面に、ステップ進行方向に対して斜めに光ビームを照射する照明装置を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ステップ上での立ち位置が不適切にならないように利用者に注意喚起を促すことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る乗客コンベアの概略構成を示す側面図である。
乗客コンベアの乗り口を示す斜視図である。
乗客コンベアが備えるステップの構成を斜視図である。
乗客コンベアの乗り口周辺の上面図である。
第1実施形態に係る乗客コンベアが備える照明装置の構成を示す斜視図である。
照明部の概略構成を示す側断面図である。
照明装置が照射する光ビームの投影形状を説明する図である。
照明部の姿勢変換の具体例を示す斜視図である。
照明装置の照明部から光ビームを出射した様子を示す斜視図である。
照明装置の照明部から光ビームを出射した様子を示す上面図である。
第1実施形態に係る乗客コンベアが備える照明装置から光ビームを照射した状態を示す斜視図である。
ステップのライザの外面に光ビームの投影光が映し出された状態を示す斜視図である。
ステップのライザの外面に映し出された光ビームの投影光が動く様子を説明する図(その1)である。
ステップのライザの外面に映し出された光ビームの投影光が動く様子を説明する図(その2)である。
光ビームの投影形状が曲線状である場合を説明する図である。
第2実施形態に係る乗客コンベアの制御構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において、同一の構成には同一の符号を付し、説明が重複する場合は、その説明を省略する場合がある。また、本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部品から成ること、複数の構成要素が一の部品から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、等を許容する。
(【0011】以降は省略されています)

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