特許ウォッチ

公開番号2023171173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2022086395
出願日2022-05-26
発明の名称垂直搬送機
出願人鈴木製機株式会社
代理人個人,個人
主分類B66B 9/00 20060101AFI20231124BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】物品を搬出入するときに用いるコンベアを容易に収納できる垂直搬送機を提供する。
【解決手段】垂直搬送機1は、垂直方向に延びる枠状のフレーム10と、フレーム10内を昇降可能な搬送台15と、搬送台15を昇降させる昇降機構14と、搬送台15で搬送される物品を出し入れする入出部11に回動可能に取り付けられたコンベア16であって、回動により物品の出し入れ時に水平にし、収納時に上向きとすることができるコンベア16とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
垂直方向に延びる枠状のフレームと、
前記フレーム内を昇降可能な搬送台と、
前記搬送台を昇降させる昇降機構と、
前記搬送台で搬送される物品を出し入れする入出部に回動可能に取り付けられたコンベアであって、回動により物品の出し入れ時に水平にし、収納時に上向き又は下向きとすることができるコンベアと、
を備える垂直搬送機。
続きを表示（約 640 文字）【請求項２】
水平状態の前記コンベアの下面に当接する支持部材と、
前記コンベアと前記支持部材を取り付けると共に、前記フレームに対して高さ調整を行える機構を有する取付板と、
を備える請求項１に記載の垂直搬送機。
【請求項３】
前記支持部材は、水平状態の前記コンベアの搬送方向を長手方向とする部材であり、水平面内で回動可能に前記取付板に取り付けられる請求項２に記載の垂直搬送機。
【請求項４】
前記搬送台が停止する位置を設定する設定部を備え、
前記昇降機構は、前記設定部での設定に基づいて前記搬送台の停止位置を制御する請求項２に記載の垂直搬送機。
【請求項５】
前記コンベアの回動中心は、前記コンベアの上面より上で且つ前記入出部に設けられた扉よりも外側にある請求項１～４のいずれか１項に記載の垂直搬送機。
【請求項６】
垂直方向に延びる枠状のフレームと、
前記フレーム内を昇降可能な搬送台と、
前記搬送台を昇降させる昇降機構と、
前記搬送台で搬送される物品を出し入れする入出部を通って水平方向にスライド可能に前記フレームに取り付けられたコンベアであって、スライドさせることにより前記枠状のフレームの内部に収容された状態と、前記枠状のフレームから突出して前記搬送台の昇降路と干渉しない状態とを切り替えることができるコンベアと、
を備える垂直搬送機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、垂直搬送機に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
物流センター等において用いられる垂直搬送機は、搬送台に載置した物品を下層と上層との間で搬送する装置である。従来の垂直搬送機の一例として特許文献１に記載したものが知られている。
【０００３】
特許文献１に記載された垂直搬送機では、物品の入出部にコンベア（水平搬送機）が設けられている。コンベアは、両方向に駆動することが可能となっており、搬送台への物品の搬入、搬送台からの物品の搬出を支援することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００７－２９０８０４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に記載されたコンベアは、垂直搬送機に物品を搬出入するのに便利である一方で、床面に沿って広がりを有するので、垂直搬送機を使用していないときには、フロアのスペースを無駄に占有してしまうことになる。
【０００６】
本発明は上記背景に鑑み、物品を搬出入するときに用いるコンベアを容易に収納できる垂直搬送機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の垂直搬送機は、垂直方向に延びる枠状のフレームと、前記フレーム内を昇降可能な搬送台と、前記搬送台を昇降させる昇降機構と、前記搬送台で搬送される物品を出し入れする入出部に回動可能に取り付けられたコンベアであって、回動により物品の出し入れ時に水平にし、収納時に上向き又は下向きとすることができるコンベアとを備える。
【０００８】
本発明によれば、コンベアが回動可能に取り付けられているので、使用しないときにはコンベアを上向き又は下向きとし、垂直搬送機がスペースを取らないようにコンベアを収納できる。なお、上向き又は下向きは、垂直であってもよいし、垂直に近い角度でもよい。コンベアを立てることにより、コンベアを水平のままとしておくより、垂直搬送機の占有スペースを小さくできる。
【０００９】
本発明の垂直搬送機は、水平状態の前記コンベアの下面に当接する支持部材と、前記コンベアと前記支持部材を取り付けると共に、前記フレームに対して高さ調整を行える機構を有する取付板とを備える。
【００１０】
支持部材を備えることにより、水平状態でのコンベアの支持を確実にできる。また、コンベアと支持部材は取付板に取り付けられているので、取付板の高さを調整することで、支持部材がコンベアを支持する位置関係を保ったまま、コンベアと支持部材の位置を変更できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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