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公開番号
2024147991
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060818
出願日
2023-04-04
発明の名称
障害物検知装置及び設定装置
出願人
株式会社京三製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B61L
29/00 20060101AFI20241009BHJP(鉄道)
要約
【課題】踏切道にどのくらいの人や車両が存在するのかに応じた制御を行って踏切障害物を検知可能な技術を提供すること。
【解決手段】障害物検知装置1は、踏切道における物体の滞留量を示す滞留量データを取得する滞留量取得部203と、センサ17による検知対象領域を少なくとも道路通行方向に沿ってN個(N≧1)の検知エリアに分割することと、当該検知エリアに物体が存在する状態が所与の閾値時間継続したか否かをセンサ17の検知結果に基づいて判定することと、当該判定の結果に基づいて所定の外部通知を行うことと、を所与の制御パラメータに従って実行する実行制御部220と、滞留量データに基づいて制御パラメータを制御するパラメータ制御部210と、を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
踏切道における少なくとも道路通行方向に沿った物体の位置を検知可能な所定の検知手段の検知結果に基づいて踏切障害物を検知する障害物検知装置であって、
前記踏切道における前記物体の滞留量を示す滞留量データを取得する滞留量取得手段と、
前記検知手段による検知対象領域を少なくとも前記道路通行方向に沿ってN個(N≧1)の検知エリアに分割することと、当該検知エリアに前記物体が存在する状態が所与の閾値時間継続したか否かを前記検知手段の検知結果に基づいて判定することと、当該判定の結果に基づいて所定の外部通知を行うことと、を所与の制御パラメータに従って実行する実行制御手段と、
前記滞留量データに基づいて前記制御パラメータを制御するパラメータ制御手段と、
を備える障害物検知装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記滞留量取得手段は、踏切警報開始の際の前記滞留量を示す開始時滞留量データを取得し、
前記パラメータ制御手段は、前記開始時滞留量データに基づいて前記制御パラメータを制御する、
請求項1に記載の障害物検知装置。
【請求項3】
前記パラメータ制御手段は、
踏切警報が行われた直近過去所定回数分の前記開始時滞留量データに基づいて開始時滞留量参照データを設定することと、
前記開始時滞留量参照データに基づいて前記制御パラメータを制御することと、
を行う、請求項2に記載の障害物検知装置。
【請求項4】
前記制御パラメータは、前記実行制御手段の実行制御開始を指示するパラメータを含み、
前記パラメータ制御手段は、
前記開始時滞留量参照データが所定の僅少条件を満たす場合には、踏切警報開始の前に前記実行制御開始を指示するように前記制御パラメータを制御することと、
前記開始時滞留量参照データが前記僅少条件を満たさない場合には、踏切警報開始と同時又は開始の後に前記実行制御開始を指示するように前記制御パラメータを制御することと、
を行う、
請求項3に記載の障害物検知装置。
【請求項5】
前記パラメータ制御手段は、前記開始時滞留量参照データが前記僅少条件を満たす場合には、踏切警報開始の前と後とで異なる前記制御パラメータにする、
請求項4に記載の障害物検知装置。
【請求項6】
前記制御パラメータは、前記N個の値を示すパラメータを含む、
請求項2~5の何れか一項に記載の障害物検知装置。
【請求項7】
前記制御パラメータは、前記閾値時間を示すパラメータを含む、
請求項2~5の何れか一項に記載の障害物検知装置。
【請求項8】
前記滞留量取得手段は、踏切警報開始からの時系列の前記滞留量を示す時系列滞留量データを取得し、
前記パラメータ制御手段は、所与の時系列滞留量基準データと、今回の前記時系列滞留量データとを対比して、前記制御パラメータを制御する、
請求項1~5の何れか一項に記載の障害物検知装置。
【請求項9】
前記制御パラメータは、前記実行制御手段の実行制御開始を指示するパラメータを含み、
前記パラメータ制御手段は、今回の前記時系列滞留量データが示す滞留量が、前記時系列滞留量基準データが示す滞留量に対して所定の相当条件を満たしたタイミングを検出し、当該検出に応じて前記実行制御開始を指示するように前記制御パラメータを制御する、
請求項8に記載の障害物検知装置。
【請求項10】
請求項8に記載の障害物検知装置の前記N個の値及び/又は前記閾値時間を設定する設定装置であって、
過去の前記時系列滞留量データに基づいて前記時系列滞留量基準データを設定する基準データ設定手段と、
時系列の前記滞留量を仮定した所与の時系列滞留量仮定データと、前記設定された前記時系列滞留量基準データとに基づいて、所定の好適条件を満たす前記N個の値及び/又は前記閾値時間を選定するシミュレーション処理を行うシミュレーション処理手段と、
を備える設定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、踏切障害物を検知する障害物検知装置等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
踏切道における人や車両等の踏切障害物を検知して外部へ通知する障害物検知装置が知られている。障害物検知装置は、踏切警報を開始してから停止するまでの間に踏切障害物を検知すると、踏切道に接近する列車や当該列車の乗務員に報知するために、特殊信号発光機を作動させる信号を出力したり(特殊信号発光機の作動と合わせて特発発報等と呼ばれる場合がある)、停止信号を現示するための信号を出力する等の外部通知の制御を行う。
【0003】
ところで、踏切道に存在する何らかの物体を検知した場合に直ちに外部へ通知することとすると、不必要な通知をしてしまう過剰通知という不都合が生じる場合がある。例えば、踏切警報の開始時に踏切道にいた人や車両が遮断完了前までに踏切道を渡りきるケースでは、過剰通知が行われる場合があった。このような過剰通知の不都合は、外部通知のタイミングを踏切警報の開始時よりも遅らせることで低減できる。しかし、外部通知の時点で横断中の人等が踏切道に残っていれば、過剰通知は生じてしまう。これに対処するための仕組みとしては、何らかの物体を一定時間以上継続して検知した場合に、踏切障害物として検知する仕組みが知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の技術によれば、横断中の人等は除外しつつ、踏切道に取り残されるおそれのある物体を踏切障害物として検知することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-10681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術を適用すると、踏切障害物を検知するまでに時間を要し、その分外部通知のタイミングが遅くなるデメリットがある。そもそも、あらゆる状況に対して同一の処理を画一的に適用するには問題がある。過剰通知が問題となるのは、多くの人や車両が行き来する(通行量が多い)踏切道の場合であり、通行量が少ない踏切道で問題が生じる可能性は低い。つまり、過剰通知へは、通行量を把握して適切に対処することが求められる。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、踏切道にどのくらいの人や車両が存在するのかに応じた制御を行って踏切障害物を検知可能な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための第1の発明は、踏切道における少なくとも道路通行方向に沿った物体の位置を検知可能な所定の検知手段(例えば、図1のセンサ17)の検知結果に基づいて踏切障害物を検知する障害物検知装置であって、前記踏切道における前記物体の滞留量を示す滞留量データを取得する滞留量取得手段(例えば、図10の滞留量取得部203)と、前記検知手段による検知対象領域を少なくとも前記道路通行方向に沿ってN個(N≧1)の検知エリアに分割することと、当該検知エリアに前記物体が存在する状態が所与の閾値時間継続したか否かを前記検知手段の検知結果に基づいて判定することと、当該判定の結果に基づいて所定の外部通知を行うことと、を所与の制御パラメータに従って実行する実行制御手段(例えば、図10の実行制御部220)と、前記滞留量データに基づいて前記制御パラメータを制御するパラメータ制御手段(例えば、図10のパラメータ制御部210)と、を備える障害物検知装置である。
【0008】
第1の発明によれば、踏切道における人や車両の滞留量を示す滞留量データに基づいて、踏切障害物の検知に用いる制御パラメータを制御することができる。したがって、踏切道にどのくらいの人や車両が存在するのかに応じた制御を行って踏切障害物を検知し、外部へ通知することが可能となる。これによれば、不必要な外部通知(過剰通知)を防止しつつ、踏切障害物を適切に検知することができる。
【0009】
また、第2の発明は、上記の発明において、前記滞留量取得手段が、踏切警報開始の際の前記滞留量を示す開始時滞留量データを取得し、前記パラメータ制御手段は、前記開始時滞留量データに基づいて前記制御パラメータを制御する、障害物検知装置である。
【0010】
第2の発明によれば、踏切警報開始の際の滞留量を示す開始時滞留量データを取得し、制御パラメータの制御に用いることができる。したがって、踏切警報の開始時点で踏切道にどのくらいの人や車両が存在するのかに応じた制御を行って踏切障害物を検知し、外部へ通知することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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