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公開番号2024147846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023054920
出願日2023-03-30
発明の名称エレベータの制御システム
出願人フジテック株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類B66B 1/14 20060101AFI20241009BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】エレベータにおいて、セキュリティゲートなどが設置された入場地点が乗場から離れていて利用者が移動に時間を要する場合であっても、各利用者が、呼び登録で自身に割り当てられた乗りかごに乗り遅れずに乗車できる、といった環境を作り出す。
【解決手段】制御システムにおいて、情報管理データに、入場地点を通った各利用者の第1顔情報が、その利用者の行先階と対応付けられた状態で記録される。また、第2顔情報取得部が、入場地点から乗場までの経路の途中にある通過地点において、当該通過地点を通った各利用者の顔情報を第2顔情報として取得する。そして、呼び登録処理部が、情報管理データ内に記録済みの第1顔情報のうちの当該第2顔情報と合致するものを対象顔情報として、情報管理データにて当該対象顔情報に対応付けられている行先階を用いて、その対象顔情報で特定される利用者についての呼び登録を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
特定階にてエレベータの乗場へ行くために利用者が通る入場地点において、当該入場地点を通った各利用者の顔情報を第1顔情報として取得する第1顔情報取得部と、
前記入場地点を通った各利用者の行先階を取得する行先階取得部と、
前記入場地点を通った各利用者の前記第1顔情報が、その利用者の前記行先階と対応付けられた状態で記録される情報管理データと、
前記入場地点から前記乗場までの経路の途中にある通過地点において、当該通過地点を通った各利用者の顔情報を第2顔情報として取得する第2顔情報取得部と、
前記通過地点を通った各利用者の前記第2顔情報を前記第2顔情報取得部が取得した場合に、前記情報管理データ内に記録済みの前記第1顔情報のうちの当該第2顔情報と合致するものを対象顔情報として、前記情報管理データにて当該対象顔情報に対応付けられている前記行先階を用いて、その対象顔情報で特定される利用者についての呼び登録を行う呼び登録処理部と、
を備える、エレベータの制御システム。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記呼び登録処理部は、前記対象顔情報で特定される利用者についての呼び登録を行う場合、前記入場地点から前記通過地点までの当該利用者の歩行時間の実測値を取得し、その実測値に基づいて、前記通過地点から前記乗場までの当該利用者の歩行時間の予測値を推定した上で、その予測値を考慮して前記呼び登録を行う、請求項1に記載のエレベータの制御システム。
【請求項3】
前記呼び登録処理部は、前記対象顔情報で特定される利用者についての呼び登録を行う場合、前記入場地点から前記通過地点までの当該利用者の歩行時間の実測値を取得し、その実測値に基づいて、前記通過地点から前記乗場までの当該利用者の歩行時間の予測値を推定した上で、その予測値の時間が経過するのを待って前記呼び登録を行う、請求項1に記載のエレベータの制御システム。
【請求項4】
前記通過地点から乗場へ行く途中で利用者が通る場所に設置され、各利用者について前記呼び登録処理部で実行された呼び登録の情報が表示される表示部と、
前記入場地点から乗場までの経路ごとに、その同じ1つの経路に設置された前記第2顔情報取得部及び前記表示部を互いに紐付けて管理する装置管理データと、
を更に備え、
前記呼び登録処理部は、前記対象顔情報で特定される利用者についての呼び登録の実行後、前記装置管理データを用いて、その利用者の前記第2顔情報を取得した前記第2顔情報取得部に紐付けられている前記表示部を特定し、その表示部に、当該利用者について行った前記呼び登録の情報を表示させる、請求項1~3の何れかに記載のエレベータの制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータにおいて利用者ごとに呼び登録を行う制御技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
エレベータの制御技術として、特許文献1には、各利用者がセキュリティゲートを通過したときに、その利用者についての呼び登録を、当該利用者に予め対応付けられている行先階を用いて行う技術が開示されている。この技術では、セキュリティゲートの通過時に、呼び登録で各利用者に割り当てられた乗りかごの情報が、当該セキュリティゲートの表示部に表示される。このため、各利用者は、表示部に表示された情報を確認することにより、自身がどの乗りかごに乗車すべきかを認識した上で乗場へ向かうことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-67489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、乗場に近い場所にセキュリティゲートが設置されている。このため、利用者は、セキュリティゲートの通過後、短時間で乗場に到達することができる。従って、殆どの利用者は、自身に割り当てられた乗りかごに乗り遅れずに乗車できる。
【0005】
一方、フロア面積が大きい建物においては、乗場から離れた場所にセキュリティゲートが設置されることがある。また、セキュリティゲートから見えない場所に乗場が設けられていることもある。そのような建物では、利用者は、セキュリティゲートの通過後、乗場に到達するまでに時間を要することになる。このため、何れの利用者においても、自身に割り当てられた乗りかごの出発に間に合わずに乗り遅れてしまうといった状況が生じやすくなる。
【0006】
そこで本発明の目的は、エレベータにおいて、セキュリティゲートなどが設置された入場地点が乗場から離れていて利用者が移動に時間を要する場合であっても、各利用者が、呼び登録で自身に割り当てられた乗りかごに乗り遅れずに乗車できる、といった環境を作り出すことである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る制御システムは、第1顔情報取得部と、行先階取得部と、情報管理データと、第2顔情報取得部と、呼び登録処理部と、を備える。第1顔情報取得部は、特定階にてエレベータの乗場へ行くために利用者が通る入場地点において、当該入場地点を通った各利用者の顔情報を第1顔情報として取得する。行先階取得部は、入場地点を通った各利用者の行先階を取得する。情報管理データには、入場地点を通った各利用者の第1顔情報が、その利用者の行先階と対応付けられた状態で記録される。第2顔情報取得部は、入場地点から乗場までの経路の途中にある通過地点において、当該通過地点を通った各利用者の顔情報を第2顔情報として取得する。呼び登録処理部は、通過地点を通った各利用者の第2顔情報を第2顔情報取得部が取得した場合に、情報管理データ内に記録済みの第1顔情報のうちの当該第2顔情報と合致するものを対象顔情報として、情報管理データにて当該対象顔情報に対応付けられている行先階を用いて、その対象顔情報で特定される利用者についての呼び登録を行う。
【0008】
上記制御システムによれば、入場地点を各利用者が通ったときに、その利用者の行先階の情報が得られるため、当該利用者についての呼び登録を行うことが可能になるが、そのときには呼び登録を行うことはせず、その利用者が入場地点よりも乗場に近い通過地点を通過したときに初めて呼び登録を行う、といった処理が可能になる。換言すれば、各利用者が乗場に近づいてから呼び登録を行うことが可能になる。
【0009】
上記制御システムにおいて、呼び登録処理部は、対象顔情報で特定される利用者についての呼び登録を行う場合、入場地点から通過地点までの当該利用者の歩行時間の実測値を取得し、その実測値に基づいて、通過地点から乗場までの当該利用者の歩行時間の予測値を推定した上で、その予測値を考慮して呼び登録を行ってもよい。
【0010】
具体的には、入場地点と通過地点の各地点で各利用者の顔情報を取得するときに、当該利用者が各地点を通った時刻も一緒に取得してもよい。そして、各利用者について取得した入場地点及び通過地点での時刻を用いることにより、入場地点から通過地点までの移動に要した歩行時間を求め、その歩行時間を、入場地点から通過地点までの当該利用者の歩行時間の実測値として取得してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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