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公開番号2024147411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023060402
出願日2023-04-03
発明の名称コルク部材およびその製造方法
出願人内山工業株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B27N 3/02 20060101AFI20241008BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】ライフサイクルにおける二酸化炭素の排出量が低いコルク部材を提供する。
【解決手段】コルク部材は、コルク粒同士が結着剤を介して互いに結着してなる。結着剤はセルロースナノファイバーである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
コルク粒同士が結着剤を介して互いに結着してなるコルク部材であって、前記結着剤がセルロースナノファイバーである、コルク部材。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記セルロースナノファイバーが前記コルク粒間に介在している、請求項1に記載のコルク部材。
【請求項3】
コルク粒とセルロースナノファイバー分散液とを混合する工程と、得られた混合物から前記セルロースナノファイバー分散液の分散媒を蒸発させる工程と、を含むコルク部材の製造方法。
【請求項4】
前記セルロースナノファイバー分散液に、セルロースナノファイバーの水分散液を用いる、請求項3に記載のコルク部材の製造方法。
【請求項5】
前記混合物を圧縮する工程をさらに含み、前記混合物を圧縮しながら前記分散媒を前記混合物から蒸発させる、請求項3または4に記載のコルク部材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コルク部材およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
コルクガシの樹皮であるコルク組織は、弾力性、断熱性、防水性、通気性および吸音性などの種々の特性を有する。そのため、コルク樹皮の破砕物であるコルク粒を接着剤と共に圧縮成形して接着剤で互いに接着し、必要に応じて加熱して接着剤中の溶剤を留去して、用途に応じた種々の形態のコルク部材として利用される。たとえば、セルロース系乾燥微粉とコルク粉との混合物の層と樹脂製などの板状部材とを有する木質床材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、接着剤については、環境負荷の軽減の観点から様々な水性の接着剤が検討されている。また、天然由来の接着剤成分の一種として、セルロースナノファイバー(以下、「CNF」とも言う)が知られている。CNFを含有する水性接着剤には、CNFおよびその他添加剤を水に分散した易剥離性接着剤組成、および、水系樹脂接着剤およびCNFを含有する水系接着剤組成物、が知られている(例えば、特許文献2および特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭60-210406号公報
特開2017-025130号公報
特開2014-132072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年では、環境保全の観点から天然由来の製品が求められている。また、製品の生産から廃棄までの過程で生じる二酸化炭素(CO

)の総排出量を表示する取り組みが知られており、ライフサイクルにおける二酸化炭素の排出量が低い製品が求められている。
【0006】
本発明の一態様は、ライフサイクルにおける二酸化炭素の排出量が低いコルク部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコルク部材は、コルク粒同士が結着剤を介して互いに結着してなるコルク部材であって、前記結着剤がセルロースナノファイバーである。
【0008】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコルク部材の製造方法は、コルク粒とセルロースナノファイバー分散液とを混合する工程と、得られた混合物から前記セルロースナノファイバー分散液の分散媒を蒸発させる工程と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、ライフサイクルにおける二酸化炭素の排出量が低いコルク部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のコルク部材の全体の写真を示す図である。
実施例1のコルク部材の表面の一部の拡大写真を示す図である。
実施例2のコルク部材の全体の写真を示す図である。
実施例2のコルク部材の表面の一部の拡大写真を示す図である。
実施例1のコルク部材の断面におけるコルク粒の境界部の走査型顕微鏡写真を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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