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公開番号2024146753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024013441
出願日2024-01-31
発明の名称駆動装置
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16H 57/04 20100101AFI20241004BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】複数のベアリングに安定的に流体を供給できる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置1は、モータ2と伝達機構3とハウジング6と流路とを備える。伝達機構は、第1シャフト46と、第2シャフト45と、第3シャフトと、第1シャフトを支持する第1ベアリングB1と、第2シャフトを支持する第2ベアリングB3と、第3シャフトを支持する第3ベアリングB7と、を有する。ハウジングは、ギヤ室を軸方向一方側から覆う側壁部と、側壁部に設けられた第1ベアリング保持部と、側壁部に設けられた第2ベアリング保持部と、側壁部に設けられた第3ベアリング保持部と、を有する。流路は、第2ベアリング保持部の内部に流体を供給する供給流路部96と、第2ベアリング保持部の内部と第1ベアリング保持部の内部とを繋ぐ第1流路部97と、第2ベアリング保持部の内部と第3ベアリング保持部の内部とを繋ぐ第2流路部98と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータの動力を伝達する伝達機構と、
前記伝達機構を収容するギヤ室が設けられるハウジングと、
少なくとも一部が前記ハウジングに設けられ、流体が流通可能な流路と、を備え、
前記伝達機構は、
軸方向に延びる第1軸線を中心に回転可能な第1シャフトと、
前記第1軸線と平行に延びる第2軸線を中心に回転可能な第2シャフトと、
前記第1軸線および前記第2軸線と平行に延びる第3軸線を中心に回転可能な第3シャフトと、
前記第1シャフトを支持する第1ベアリングと、
前記第2シャフトを支持する第2ベアリングと、
前記第3シャフトを支持する第3ベアリングと、を有し、
前記ハウジングは、
前記ギヤ室を軸方向一方側から覆う側壁部と、
前記側壁部に設けられ前記第1ベアリングを保持する第1ベアリング保持部と、を有し、
前記側壁部に設けられ前記第2ベアリングを保持する第2ベアリング保持部と、を有し、
前記側壁部に設けられ前記第3ベアリングを保持する第3ベアリング保持部と、を有し、
前記流路は、
前記第2ベアリング保持部の内部に前記流体を供給する供給流路部と、
前記第2ベアリング保持部の内部と前記第1ベアリング保持部の内部とを繋ぐ第1流路部と、
前記第2ベアリング保持部の内部と前記第3ベアリング保持部の内部とを繋ぐ第2流路部と、を有する、
駆動装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第2ベアリング保持部は、
前記第2シャフトの軸方向一方側の端部よりも軸方向一方側に位置し、軸方向と直交する方向に延びる対向面と、
軸方向に延び、前記第2ベアリングを径方向外側から支持する内側面と、を有し、
前記内側面には、
前記第1流路部の端部である第1開口部と、
前記第2流路部の端部である第2開口部と、
前記第1開口部と前記第2開口部との間に位置し、径方向内側に突出する壁部と、が設けられる、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記内側面には、前記供給流路部の端部である第3開口部が設けられ、
上下方向および軸方向の両方と交差する方向を第1方向とし、
前記第1開口部は、前記壁部に対し第1方向の一方側に位置し、
前記第2開口部は、前記壁部に対し第1方向の他方側に位置し、
前記第3開口部は、前記壁部に対し第1方向の一方側に位置する、
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記内側面には、前記供給流路部の端部である第3開口部が設けられ、
上下方向および軸方向の両方と交差する方向を第1方向とし、
前記第1開口部は、前記壁部に対し第1方向の一方側に位置し、
前記第2開口部は、前記壁部に対し第1方向の他方側に位置し、
前記第3開口部は、前記壁部に対し第1方向の他方側に位置する、
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記第1流路部の断面積は、前記第2流路部の断面積よりも大きい、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記第2流路部の断面積は、前記第1流路部の断面積よりも大きい、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記伝達機構は、前記第3シャフトを含む差動装置を有する、
請求項3~6の何れか一項に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記第2ベアリング保持部は、前記第2シャフトの軸方向一方側の端部よりも軸方向一方側に位置し、軸方向と直交する方向に延びる対向面を有し、
前記対向面には、軸方向一方側に窪む凹部が設けられ、
前記第1流路部および前記第2流路部は、前記凹部の内部に繋がる、
請求項1~6の何れか一項に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記第2ベアリング保持部は、軸方向に延び、前記第2ベアリングを径方向外側から支持する内側面を有し、
前記内側面には、
前記第1流路部の端部である第1開口部と、
前記第2流路部の端部である第2開口部と、
前記第1開口部と前記第2開口部との間に位置し、径方向内側に突出する壁部と、が設けられ、
前記壁部は、前記凹部の内部まで延び、前記凹部の周方向中央に対し前記第2開口部側に配置される、
請求項8に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記第2ベアリング保持部は、前記対向面から軸方向他方側に延び、前記第2ベアリングを径方向外側から支持する内側面を有し、
前記内側面には、
前記第1流路部の端部である第1開口部と、
前記第2流路部の端部である第2開口部と、
前記第1開口部と前記第2開口部との間に位置し、径方向内側に突出する壁部と、が設けられ、
前記壁部は、前記凹部の内部まで延び、前記凹部の周方向中央に対し前記第1開口部側に配置される、
請求項8に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車およびハイブリッド自動車などの車両には、駆動装置が搭載される。このような駆動装置の内部には、オイルなどの流体が貯留されており、当該流体によって、駆動装置内のギヤおよびベアリングの潤滑を行う(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-106776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ベアリングは、ハウジングに設けられたベアリング保持部によって保持される。ベアリングが複数設けられる場合、それぞれのベアリングに対して安定的に流体を供給し、一部のベアリングへの供給が不足することを抑制することが求められる。
【0005】
本発明の一態様は、複数のベアリングに安定的に流体を供給できる駆動装置の提供を目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施態様の駆動装置は、モータと、前記モータの動力を伝達する伝達機構と、前記伝達機構を収容するギヤ室が設けられるハウジングと、少なくとも一部が前記ハウジングに設けられ、流体が流通可能な流路と、を備える。前記伝達機構は、軸方向に延びる第1軸線を中心に回転可能な第1シャフトと、前記第1軸線と平行に延びる第2軸線を中心に回転可能な第2シャフトと、前記第1軸線および前記第2軸線と平行に延びる第3軸線を中心に回転可能な第3シャフトと、前記第1シャフトを支持する第1ベアリングと、前記第2シャフトを支持する第2ベアリングと、前記第3シャフトを支持する第3ベアリングと、を有する。前記ハウジングは、前記ギヤ室を軸方向一方側から覆う側壁部と、前記側壁部に設けられ前記第1ベアリングを保持する第1ベアリング保持部と、を有する。前記側壁部に設けられ前記第2ベアリングを保持する第2ベアリング保持部と、を有する。前記側壁部に設けられ前記第3ベアリングを保持する第3ベアリング保持部と、を有する。前記流路は、前記第2ベアリング保持部の内部に前記流体を供給する供給流路部と、前記第2ベアリング保持部の内部と前記第1ベアリング保持部の内部とを繋ぐ第1流路部と、前記第2ベアリング保持部の内部と前記第3ベアリング保持部の内部とを繋ぐ第2流路部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、複数のベアリングに安定的に流体を供給できる駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の駆動装置の概念図である。
図2は、一実施形態の駆動装置に係る側壁部の正面図である。
図3は、一実施形態の第2ベアリング保持部の正面図である。
図4は、図3のIV-IV線に沿う第2ベアリング保持部の断面模式図である。
図5は、変形例1の第2ベアリング保持部の模式図である。
図6は、変形例2の第2ベアリング保持部の模式図である。
図7は、変形例3の第2ベアリング保持部の模式図である。
図8は、変形例4の第2ベアリング保持部の模式図である。
図9は、変形例5の第2ベアリング保持部の模式図である。
図10は、変形例6の第2ベアリング保持部の模式図である。
図11は、変形例7の第2ベアリング保持部の模式図である。
図12は、図11のXII-XII線に沿う第2ベアリング保持部の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る駆動装置について説明する。以下の説明では、本実施形態の駆動装置1が水平な路面上に位置する図示しない車両に搭載された場合の位置関係を基に、上下方向を規定して説明する。
【0010】
図面には、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、上下方向である。上下方向とは、例えば鉛直方向である。+Z側は、鉛直方向上側であり、-Z側は、鉛直方向下側である。本実施形態では、鉛直方向上側を単に「上側」と呼び、鉛直方向下側を単に「下側」と呼ぶ。X軸方向は、Z軸方向と直交する方向であって、駆動装置1が搭載される車両の前後方向である。本実施形態において、+X側は、車両の前側であり、-X側は、車両の後側である。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向であって、車両の左右方向、すなわち車幅方向である。Y軸方向は、後述する第1軸線J1、第2軸線J2、および第3軸線J3の軸方向に相当する。前後方向および左右方向は、鉛直方向と直交する水平方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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