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公開番号
2024101744
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-30
出願番号
2023005846
出願日
2023-01-18
発明の名称
伸縮装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
F16H
19/04 20060101AFI20240723BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ベルトへの応力集中を抑制することができる伸縮装置の提供。
【解決手段】本開示に係る伸縮装置100は、伸縮可能な筒状構造体10と内側案内部材1とを備える。筒状構造体10のアウターベルト5及びインナーベルト2は、長手方向に2列に設けられた複数の突起2bと孔2cとを備える。内側案内部材1は筒状構造体10の先端側、及び根元側の1列にそれぞれ設けられた複数の突起2bに沿ってそれぞれ延びる第1の螺旋溝1b、及び第2の螺旋溝1cを有する。第1の直線L1aは、第1の螺旋溝1bとインナーベルト2の複数の突起2bの一部とが嵌合した嵌合部P2の端部P2aと筒状構造体10の中心軸C1とを結ぶ。第2の直線L1bは第2の螺旋溝1cの終端P2bと中心軸C1とを結ぶ。第2の直線L1bと第1の直線L1aとが交差して成す角度α1は180度未満である。
【選択図】図3C
特許請求の範囲
【請求項1】
伸縮可能な筒状構造体と、前記筒状構造体の内側に配置された内側案内部材とを備える伸縮装置であって、
前記筒状構造体は、アウターベルト、及び、前記アウターベルトの内側に配置されたインナーベルトを備え、
前記アウターベルト及び前記インナーベルトは、長手方向に2列に設けられた複数の突起と孔とを備え、
前記内側案内部材は、前記2列のうち前記筒状構造体の先端側の1列に設けられた複数の突起に沿って延びる第1の螺旋溝、及び、前記2列のうち前記筒状構造体の根元側の1列に設けられた複数の突起に沿って延びる第2の螺旋溝を有し、
前記内側案内部材が一方に回転して前記アウターベルト及び前記インナーベルトが送り出されることで相互に係合しつつ螺旋状に巻回されて、前記筒状構造体が伸長し、
前記内側案内部材が他方に回転して前記アウターベルト及び前記インナーベルトが引き込まれることで相互に係合して巻回した状態がほどけて、前記筒状構造体が収縮し、
前記第1の螺旋溝は、前記インナーベルトの前記複数の突起の一部と前記第1の螺旋溝とが嵌合した嵌合部を有し、
第1の直線が、前記嵌合部の端部と前記筒状構造体の中心軸とを結び、
第2の直線が、前記第2の螺旋溝の終端と前記筒状構造体の中心軸とを結び、
前記筒状構造体の中心軸に関して垂直な平面上において、前記第2の直線と、前記第1の直線とが交差して成す角度は、180度未満である、
伸縮装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記第2の螺旋溝の終端は、前記内側案内部材の外周上において前記嵌合部の端部と同じ位置である、
請求項1に記載の伸縮装置。
【請求項3】
前記内側案内部材を覆うカバーをさらに備え、
前記カバーは、前記筒状構造体の内側に配置され、
前記カバーは、前記インナーベルトが通過する開口を備え、
前記嵌合部の端部、及び前記第2の螺旋溝の終端は、前記内側案内部材の外周上において前記カバーの前記開口に隣接した位置に設けられている、
請求項2に記載の伸縮装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は伸縮装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の螺旋状進退作動装置は、それぞれ帯状に構成された第1の帯材と第2の帯材とを含む。第1の帯材及び第2の帯材が水平面上において渦巻き状に収容されている分離状態から螺旋状に巻回されて筒状構造体を構成する筒構成状態へと移行する。これらの帯材が軸線の周りに軸線の方向に相互にずれた位置で螺旋状に巻回されることによって筒状構造体が構成されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4607772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下のような技術的な課題を発見した。
このような螺旋状進退作動装置では、分離状態と筒構成状態とを遷移するとき、帯材(ベルト)がねじれてしまい、帯材へ応力が集中することがあった。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、ベルトへの応力集中を抑制することができる伸縮装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る伸縮装置は、
伸縮可能な筒状構造体と、前記筒状構造体の内側に配置された内側案内部材とを備える伸縮装置であって、
前記筒状構造体は、アウターベルト、及び、前記アウターベルトの内側に配置されたインナーベルトを備え、
前記アウターベルト及び前記インナーベルトは、長手方向に2列に設けられた複数の突起と孔とを備え、
前記内側案内部材は、前記2列のうち前記筒状構造体の先端側の1列に設けられた複数の突起に沿って延びる第1の螺旋溝、及び、前記2列のうち前記筒状構造体の根元側の1列に設けられた複数の突起に沿って延びる第2の螺旋溝を有し、
前記内側案内部材が一方に回転して前記アウターベルト及び前記インナーベルトが送り出されることで相互に係合しつつ螺旋状に巻回されて、前記筒状構造体が伸長し、
前記内側案内部材が他方に回転して前記アウターベルト及び前記インナーベルトが引き込まれることで相互に係合して巻回した状態がほどけて、前記筒状構造体が収縮し、
前記第1の螺旋溝は、前記インナーベルトの前記複数の突起の一部と前記第1の螺旋溝とが嵌合した嵌合部を有し、
第1の直線が、前記嵌合部の端部と前記筒状構造体の中心軸とを結び、
第2の直線が、前記第2の螺旋溝の終端と前記筒状構造体の中心軸とを結び、
前記筒状構造体の中心軸に関して垂直な平面上において、前記第2の直線と、前記第1の直線とが交差して成す角度は、180度未満である。
【0007】
また、上記した伸縮装置において、前記第2の螺旋溝の終端は、前記内側案内部材の外周上において前記嵌合部の端部と同じ位置であるとよい。
【0008】
また、上記した伸縮装置において、前記内側案内部材を覆うカバーをさらに備え、
前記カバーは、前記筒状構造体の内側に配置され、
前記カバーは、前記インナーベルトが通過する開口を備え、
前記嵌合部の端部、及び前記第2の螺旋溝の終端は、前記内側案内部材の外周上において前記カバーの前記開口に隣接した位置に設けられているとよい。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ベルトへの応力集中を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る伸縮装置の側面を示す概略図である。
切断線II-IIにおける伸縮装置の要部の断面を示す図である。
実施の形態1に係る伸縮装置の要部の正面を示す図である。
実施の形態1に係る伸縮装置の要部の背面を示す図である。
切断線IIIC-IIICにおける伸縮装置の要部の断面を示す図である。
実施の形態1に係る内側案内部材の側面を示す図である。
筒状構造体と内側案内部材との正面を示す図である。
筒状構造体と内側案内部材との背面を示す図である。
実施の形態2に係る伸縮装置の要部の正面を示す図である。
実施の形態2に係る伸縮装置の要部の背面を示す図である。
切断線VC-VCにおける伸縮装置の要部の断面を示す図である。
実施の形態1に係る内側案内部材の側面を示す図である。
実施の形態2に係るインナーベルトの突起と内側案内部材の螺旋溝との関係を示す図である。
本開示に関連する技術に係る伸縮装置の要部の正面を示す図である。
本開示に関連する技術に係る伸縮装置の要部の背面を示す図である。
切断線VIIC-VIICにおける伸縮装置の要部の断面を示す図である。
本開示に関連する技術に係る内側案内部材の側面を示す図である。
本開示に関連する技術に係るインナーベルトの突起と内側案内部材の螺旋溝との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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