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公開番号2024144855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057002
出願日2023-03-31
発明の名称データ提供システム
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20241004BHJP(信号)
要約【課題】エラーの発生状況に応じた適切な対処法を容易に得ることができるデータ提供システムを提供する。
【解決手段】データ提供システム(100)は、防災システムの受信機(1)と、サーバ(3)と、携帯端末(2)と、を備え、受信機(1)には、検知するエラーの内容ごとに、識別コードが記憶されており、サーバ(3)には、複数のコンテンツデータ(60)のそれぞれとして、エラーの内容ごとに、エラーに対する対処法を示すデータが格納されており、受信機(1)は、エラーを検知すると、当該エラーの内容に対応する識別コードを表示し、サーバ(3)は、表示されている識別コードを撮像した携帯端末(2)から、当該識別コードの実体であるURL情報を受信すると、URL情報に対応したコンテンツデータ(60)を、携帯端末(2)に送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
防災システムに含まれる種々の機器に関する集中監視制御を行い、前記機器の異常、システム障害を含むエラーの発生を検知するコントローラと、
前記エラーに関連する複数のコンテンツデータが格納されているサーバと、
前記複数のコンテンツデータの中から所望のコンテンツデータの提供を受ける携帯端末と、
を備え、
前記コントローラには、検知する前記エラーの内容ごとに、識別コードが記憶されており、
前記サーバには、前記複数のコンテンツデータのそれぞれとして、前記コントローラにおいて検知される前記エラーの内容ごとに、前記エラーに対する対処法を示すデータが格納されており、
前記コントローラは、エラーを検知すると、当該エラーの内容に対応する識別コードを、表示部に表示し、
前記サーバは、前記表示部に表示されている前記識別コードを撮像した前記携帯端末から、当該識別コードの実体であるＵＲＬ情報、及び、コンテンツデータの要求指令を受信すると、当該ＵＲＬ情報によって示されている格納場所に格納されているコンテンツデータを前記所望のコンテンツデータとして、前記携帯端末に送信する、
データ提供システム。
続きを表示（約 880 文字）【請求項２】
前記サーバには、前記コンテンツデータとして、動画及び機器の写真の少なくともいずれかが格納されている、
請求項１に記載のデータ提供システム。
【請求項３】
前記コントローラは、前記識別コードを、検知した前記エラーの内容を示すエラーメッセージとともに表示する、請求項１または２に記載のデータ提供システム。
【請求項４】
防災システムに含まれる種々の機器に関する集中監視制御を行い、前記機器の異常、システム障害を含むエラーの発生を検知するコントローラと、
前記エラーに関連する複数のコンテンツデータが格納されているサーバと、
前記複数のコンテンツデータの中から所望のコンテンツデータの提供を受ける携帯端末と、
を備え、
前記コントローラには、当該コントローラが検知する前記エラーの内容にそれぞれ対応する識別コードの一覧が、備え付けられており、
前記サーバには、前記複数のコンテンツデータのそれぞれとして、前記コントローラにおいて検知される前記エラーの内容ごとに、前記エラーに対する対処法を示すデータが格納されており、
前記コントローラは、エラーを検知すると、当該エラーの内容に対応するエラーコードの文字列を、表示部に表示し、
前記携帯端末は、前記一覧の中にある、前記表示部に表示された前記エラーコードに対応している識別コードを撮像し、当該識別コードの実体であるＵＲＬ情報、及び、コンテンツデータの要求指令を、前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記要求指令とともに送信される前記ＵＲＬ情報を受信し、当該ＵＲＬ情報によって示されている格納場所に格納されているコンテンツデータを、前記所望のコンテンツデータとして、前記携帯端末に送信する、
データ提供システム。
【請求項５】
前記サーバには、前記コンテンツデータとして、動画及び機器の写真の少なくともいずれかが格納されている、
請求項４に記載のデータ提供システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、防災システムに発生したエラーに対する対処法を示すデータを提供するデータ提供システムに関するものである。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
施設内の防災システムに、機器の異常、システム障害などのエラーが発生すると、防災システムを提供している企業のサポートセンターは、対処法についての問い合わせを受ける。
【０００３】
このとき、問い合わせが電話によるものである場合、サポートセンターのオペレータは、実際の状況を視認できない状態で、各種の手順を口頭で説明しなければならない。このため、対処法を正しく伝達するのに時間を要する場合がある。
【０００４】
また、オペレータを介さずに防災システムの機器の情報を提供するシステムも開示されている（例えば、特許文献１参照）。特許文献１に係るデータ提供システムでは、消防用設備機器の筐体内面に付された識別コードを携帯端末が読み取ることにより、専用のサイトにアクセスし、当該消防用設備機器の取扱説明書を取得することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１５－７６８６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
防災システムでは、電源系エラー、メモリエラーなど、様々なエラーが発生するが、エラーの内容に応じて対処法が異なる。特許文献１においては、消防用設備機器の筐体内面に付された固有の識別コードを読み取ることで取扱説明書が提供される。
【０００７】
しかしながら、特許文献１の消防用設備機器は、エラーの発生状況については何ら考慮しておらず、どのような状況においても一律の取扱説明書を提供しているに過ぎない。従って、取扱説明書を提供された者は、発生したエラーに対処するためには、取扱説明書の中から、該当するエラーの内容についての記載を探し出す必要があった。
【０００８】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、エラーの発生状況に応じた適切な対処法を容易に得ることができるデータ提供システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本開示に係るデータ提供システムは、防災システムに含まれる種々の機器に関する集中監視制御を行い、機器の異常、システム障害を含むエラーの発生を検知するコントローラと、エラーに関連する複数のコンテンツデータが格納されているサーバと、複数のコンテンツデータの中から所望のコンテンツデータの提供を受ける携帯端末と、を備え、コントローラには、検知するエラーの内容ごとに、識別コードが記憶されており、サーバには、複数のコンテンツデータのそれぞれとして、コントローラにおいて検知されるエラーの内容ごとに、エラーに対する対処法を示すデータが格納されており、コントローラは、エラーを検知すると、当該エラーの内容に対応する識別コードを、表示部に表示し、サーバは、表示部に表示されている識別コードを撮像した携帯端末から、当該識別コードの実体であるＵＲＬ情報、及び、コンテンツデータの要求指令を受信すると、当該ＵＲＬ情報によって示されている格納場所に格納されているコンテンツデータを、所望のコンテンツデータとして携帯端末に送信する。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、エラーの内容に対応した対処法を容易に得ることができるデータ提供システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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