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公開番号2024147824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2024124163,2020058710
出願日2024-07-31,2020-03-27
発明の名称炎検知システム
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20241008BHJP(信号)
要約【課題】複数波長式炎検知器が正常に動作するか否かを試験員が安全かつ効率的に確認できるようにする。
【解決手段】炎検知システム1は、炎検知器11と、炎検知器11と通信接続された防災受信盤12と、防災受信盤12と通信接続されたサーバ装置13と、サーバ装置13と通信が可能なテスタ14を備える。炎検知器11は、例えば、二波長式炎検知器である。炎検知器11は、試験モードにおいて、テスタ14から照射される試験用の光に応じて炎を検知した場合、防災受信盤12に炎検知信号を送信する。防災受信盤12は、炎検知器11から炎検知信号を受信すると、サーバ装置13に炎検知の通知を送信する。サーバ装置13は、防災受信盤12から炎検知の通知を受信すると、テスタ14に受信通知を送信する。テスタ14は、サーバ装置13から受信通知を受信すると、ユーザに受信通知を受信したことを通知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
炎検知器と、前記炎検知器と通信接続された防災受信盤と、前記防災受信盤と通信接続されたサーバ装置と、前記サーバ装置と通信が可能な端末装置とを備え、
前記炎検知器は、複数の波長帯の各々に関し当該波長帯の光の強度に応じた振幅の信号を出力するセンサと、前記複数の波長帯の各々に関し前記センサが出力する信号の振幅の比率と閾値との比較結果に基づき炎を検知する検知部と、前記炎検知器が正常に動作するか否かを試験するための光の照射に応じて前記検知部が炎を検知した場合に前記防災受信盤に炎検知信号を送信する送信部とを備え、
前記防災受信盤は、前記炎検知器が送信する炎検知信号を受信する受信部と、自装置の前記受信部が炎検知信号を受信した場合に前記サーバ装置に炎検知の通知を送信する送信部とを備え、
前記サーバ装置は、前記防災受信盤が送信する炎検知の通知を受信する受信部と、自装置の前記受信部が炎検知の通知を受信した場合に前記端末装置に受信通知を送信する送信部とを備え、
前記端末装置は、前記サーバ装置が送信する受信通知を受信する受信部と、自装置の前記受信部が受信通知を受信した場合にユーザに受信通知を受信したことを通知する通知部とを備える
炎検知システム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記端末装置は、前記炎検知器が正常に動作するか否かを試験するための光を照射するライトを備える
請求項1に記載の炎検知システム。
【請求項3】
前記端末装置の前記送信部は、前記炎検知器が設置されている場所の識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置の前記受信部は、前記端末装置が送信する、前記炎検知器が設置されている場所の識別情報を受信し、
前記サーバ装置の前記送信部は、前記サーバ装置の前記受信部が受信した識別情報により識別される場所に設置されている防災受信盤から炎検知の通知を送信した場合、前記受信部が受信した識別情報の送信元の前記端末装置に受信通知を送信する
請求項1又は2に記載の炎検知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、炎検知器の正常動作を確認するための技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
炎検知器の不具合に起因する炎の誤検知や非検知を防止するために、炎検知器が正常動作するか否かを然るべき頻度で試験することが重要である。炎検知器の正常動作を確認するための技術を開示している文献として、例えば特許文献1がある。
【0003】
特許文献1には、火災検知器に対し、炎からの放射線を模した試験光と、試験光の照射により火災検知器が出力する火災信号に応じて警報動作を行っている防災受信盤を通常動作に復旧させるための試験復旧光とを照射できるテスタが開示されている。特許文献1に記載のテスタによれば、火災検知器の試験時に警報動作を行っている防災受信盤を正常動作に戻すために、試験員が防災受信盤の場所まで移動する必要がない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-180580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
炎検知器には、複数の波長帯の各々に関し、それらの波長帯の光の強度に応じた振幅の信号を出力するセンサを用いて、それらの波長帯に関しセンサが出力する信号の振幅の比率を閾値と比較することで、炎の有無を判定する方式のものがある。以下、本願において、そのような方式の炎検知器を「複数波長式炎検知器」という。
【0006】
複数波長式炎検知器の正常動作を確認するためのテスタとしては、従来、炎が発する光に含まれる複数の波長帯の各々の成分の振幅の比率を模すために、各々が異なる波長帯の光を発する複数の光源を備え、また、外界からの光がそれらの比率を乱さないように、炎検知器の窓を覆うように接触させるタイプのテスタ(以下、「接触型テスタ」という)が用いられている。
【0007】
接触型テスタを用いて炎検知器が正常に動作するか否かの試験を行う場合、試験員は試験を行うために炎検知器のある場所まで移動しなければならず手間である。さらに、炎検知器が高所に設置されている場合は、試験員が試験作業中に落下する可能性があり危険である。
【0008】
このような事情に鑑みて、本発明は、複数波長式炎検知器が正常に動作するか否かを試験員が安全かつ効率的に確認できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明は、複数の波長帯の各々に関し、当該波長帯の光の強度に応じた振幅の信号を出力するセンサと、前記複数の波長帯の各々に関し前記センサが出力する信号の振幅の比率と閾値との比較結果に基づき炎を検知する検知部と、自装置の動作モードが運用モードと試験モードのいずれであるかを判定するモード判定部とを備え、前記検知部は、前記モード判定部が運用モードであると判定しているときは運用モード用の閾値を用いて炎を検知し、前記モード判定部が試験モードであると判定しているときは前記運用モード用の閾値とは異なる試験モード用の閾値を用いて前記センサが正常か否かを判定する炎検知器を第1の態様として提供する。
【0010】
また、本発明は、複数の波長帯の各々に関し、当該波長帯の光の強度に応じた振幅の信号を出力するセンサと、自装置の動作モードが運用モードと試験モードのいずれであるかを判定するモード判定部とを備え、前記センサは、照射された光に感応して生成する信号の振幅を増減するアンプを有し、前記センサは、前記モード判定部が運用モードであると判定しているときと試験モードであると判定しているときとで、前記複数の波長帯の各々に関し照射された光に感応して生成する信号の振幅を、前記アンプを用いて異なる比率の増減幅率で増減した後、出力し、前記複数の波長帯の各々に関し前記センサが出力する信号の振幅の比率と閾値との比較結果に基づき炎を検知する検知部を備える炎検知器を第2の態様として提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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