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公開番号2024144741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024130023,2021052262
出願日2024-08-06,2021-03-25
発明の名称緊結金具、鋼製部材の緊結構造及び鋼製部材の緊結方法
出願人日鉄建材株式会社
代理人個人
主分類F16B 5/02 20060101AFI20241003BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】施工時間を短縮することが可能となり、施工における騒音を低減することが可能となり、緊結力を十分に確保することが可能となる緊結金具を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る緊結は、貫通孔92が形成される鋼製部材同士を緊結するためのものであって、隣接する鋼製部材9-1、9-2に形成される各々の貫通孔92-1、92-2に貫通可能な貫通部2と、貫通部2の一端部側に螺合可能な頭部30と、頭部30と鋼製部材9-2との間に配置されるとともに貫通孔92よりも径大に形成される拡径部31と、を有する第1係止部3と、を備え、貫通部2は、一端部側に頭部30が螺合されるネジ部29と、ネジ部29に対して直交して延びる第2係止部22と、を有し、第1係止部3と第2係止部22とは、隣接する鋼製部材9-1、9-2同士を挟んで緊結するものであり、第1係止部3は、頭部30と拡径部31とが一体化される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
貫通孔が形成される鋼製部材同士を緊結するための緊結金具であって、
隣接する鋼製部材に形成される各々の貫通孔に貫通可能な貫通部と、
前記貫通部の一端部側に螺合可能な頭部と、前記頭部と前記鋼製部材との間に配置されるとともに前記貫通孔よりも径大に形成される拡径部と、を有する第1係止部と、を備え、
前記貫通部は、
一端部側に前記頭部が螺合されるネジ部と、
前記ネジ部に対して直交して延びる第2係止部と、を有し、
前記第1係止部と前記第2係止部とは、隣接する前記鋼製部材同士を挟んで緊結するものであり、
前記第1係止部は、前記頭部と前記拡径部とが一体化され、前記ネジ部の軸心の傾きを抑制するものであること
を特徴とする緊結金具。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2係止部は、前記鋼製部材に接触される面に第1突起部を有すること
を特徴とする請求項1記載の緊結金具。
【請求項3】
貫通孔が形成される鋼製部材同士を緊結する鋼製部材の緊結構造であって、
第1貫通孔が形成される第1鋼製部材と、
第2貫通孔が形成される、前記第1鋼製部材に隣接する第2鋼製部材と、
前記第1鋼製部材と前記第2鋼製部材とを緊結するための緊結金具とを備え、
前記緊結金具は、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに貫通される貫通部と、
前記貫通部の一端部側に設けられる頭部と、前記頭部と前記第1鋼製部材との間に配置されるとともに前記第1貫通孔よりも径大に形成される拡径部と、を有する第1係止部と、を有し、
前記貫通部は、
一端部側に前記頭部が螺合されるネジ部と、
前記ネジ部に対して直交して延びる第2係止部と、を有し、
前記第1係止部と前記第2係止部とは、隣接する前記第1鋼製部材と前記第2鋼製部材を挟んで緊結するものであり、
前記第1係止部は、前記頭部と前記拡径部とが一体化され、前記ネジ部の軸心の傾きを抑制するものであること
を特徴とする鋼製部材の緊結構造。
【請求項4】
前記第2係止部は、前記第2鋼製部材に接触される面に第1突起部を有すること
を特徴とする請求項3記載の鋼製部材の緊結構造。
【請求項5】
前記第2鋼製部材は、前記第2係止部に接触される面に第2突起部を有すること
を特徴とする請求項3記載の鋼製部材の緊結構造。
【請求項6】
前記第1鋼製部材と前記第2鋼製部材は、前記貫通孔が形成されるフランジを有するライナープレートであること
を特徴とする請求項3記載の鋼製部材の緊結構造。
【請求項7】
前記第1鋼製部材と前記第2鋼製部材は、コルゲート鋼板であること
を特徴とする請求項3記載の鋼製部材の緊結構造。
【請求項8】
前記第1鋼製部材は、鋼板であり、
前記第2鋼製部材は、筒状に形成される支柱であること
を特徴とする請求項3記載の鋼製部材の緊結構造。
【請求項9】
貫通孔が形成される鋼製部材を緊結する鋼製部材の緊結方法であって、
第1鋼製部材に形成される第1貫通孔と、前記第1鋼製部材に隣接する第2鋼製部材に形成される第2貫通孔とに貫通される貫通部と、
前記貫通部の一端部側に螺合可能な頭部と、前記頭部と一体化されるとともに前記第1貫通孔よりも径大に形成される拡径部と、を有する第1係止部と、を備え、
前記貫通部は、
一端部側に前記頭部が螺合されるネジ部と、
前記ネジ部に対して直交して延びる第2係止部と、を有する、緊結金具を用いて、
予め前記ネジ部に前記頭部を螺合させておき、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに、前記第2係止部を貫通させ、前記第1係止部と前記第2係止部との間に、前記第1鋼製部材と前記第2鋼製部材とを配置する貫通工程と、
前記ネジ部に前記頭部を更に螺合させることにより、前記第1鋼製部材と前記第2鋼製部材とを前記第1係止部と前記第2係止部とにより挟んで緊結する緊結工程と、を備え、
前記第1係止部は、前記ネジ部の軸心の傾きを抑制するものであること
を特徴とする鋼製部材の緊結方法。
【請求項10】
前記緊結工程では、前記第2係止部に形成される第1突起部と前記第2鋼製部材とを接触させること
を特徴とする請求項9記載の鋼製部材の緊結方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緊結金具、鋼製部材の緊結構造及び鋼製部材の緊結方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ライナープレートやコルゲート鋼板等の鋼製部材が互いに連結されて構造物が構築される。例えば、ライナープレート同士が複数連結されて、深礎杭、集水井、水中仮締切、橋脚等を構築する際の土留めとして用いられる。例えば、コルゲート鋼板同士が複数連結されて、水路として用いられる。
【0003】
ライナープレート等の鋼製部材は、隣接する鋼製部材に順次連結されて、筒状やU字状に構築される。通常、こうした鋼製部材同士を連結する場合、隣接する鋼製部材同士をボルト接合することとなる。しかしながら、ボルト接合の場合には、ボルトを波形鋼板に貫通させた上で、ナットを螺着させる。このため、ボルトにナットを螺着させるのに時間を要し、施工に時間がかかるという問題点がある。
【0004】
従来、ライナープレート同士を連結する作業を簡単に行うことを目的として、特許文献1~2の開示技術が提案されている。
【0005】
特許文献1に開示されたライナープレートの緊結金具は、上下のライナープレートの接触させたそれぞれのフランジの孔に挿入する差し込み部と、接触させた2枚のフランジを挟む挟持部からなることを特徴とする。
【0006】
特許文献2に開示されたライナープレートの仮止め具は、上下のライナープレートの接触させた双方のフランジの孔に挿入する差し込み部と、その2枚のフランジを挿入できる間隔のスリットを設けた挟持部と、差し込み部と挟持部とを接続する接続部とからなり、接続部から挟持部へかけて「く」の字状に折ったことを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開平3-69093号公報
実開平2-125095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、特許文献1、2の開示技術では、挟持部でフランジを挟み込むときやライナープレートから取り外すときには、専用の冶具やハンマー等の打撃手段で叩き込む必要がある。このため、騒音が発生してしまうという問題点があった。また、特許文献1、2の開示技術では、単にフランジ同士を挟んで固定するだけであるため、フランジ同士を固定する力が比較的に低いという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、施工時間を短縮することが可能となり、施工における騒音を低減することが可能となり、緊結力を十分に確保することが可能となる緊結金具、鋼製部材の緊結構造及び鋼製部材の緊結方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る緊結金具は、貫通孔が形成される鋼製部材同士を緊結するための緊結金具であって、隣接する鋼製部材に形成される各々の貫通孔に貫通可能な貫通部と、前記貫通部の一端部側に螺合可能な頭部と、前記頭部と前記鋼製部材との間に配置されるとともに前記貫通孔よりも径大に形成される拡径部と、を有する第1係止部と、を備え、前記貫通部は、一端部側に前記頭部が螺合されるネジ部と、前記ネジ部に対して直交して延びる第2係止部と、を有し、前記第1係止部と前記第2係止部とは、隣接する前記鋼製部材同士を挟んで緊結するものであり、前記第1係止部は、前記頭部と前記拡径部とが一体化され、前記ネジ部の軸心の傾きを抑制するものであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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