TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024142891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055277
出願日2023-03-30
発明の名称火災受信機
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20241003BHJP(信号)
要約【課題】メモリカードの挿入操作を容易に行うことのできる火災受信機を提供する。
【解決手段】筐体の一部を構成するパネルと、回路部品が実装される実装面を有し、実装面がパネルと対向するようにして筐体に設置された回路基板と、回路基板の実装面に取り付けられ、メモリカードが挿入される入口を有するカードスロットと、パネルに設けられ、カードスロットの入口にメモリカードを案内する第1ガイドとを備え、回路基板は、カードスロットの表面とパネルとの間に隙間がある状態で、筐体に設置されており、第1ガイドは、パネルから回路基板側に向かって突出しており、入口にメモリカードが挿入される方向である挿入方向に見て、隙間と重なる位置に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体の一部を構成するパネルと、
回路部品が実装される実装面を有し、前記実装面が前記パネルと対向するようにして前記筐体に設置された回路基板と、
前記回路基板の前記実装面に取り付けられ、メモリカードが挿入される入口を有するカードスロットと、
前記パネルに設けられ、前記カードスロットの前記入口に前記メモリカードを案内する第1ガイドとを備え、
前記回路基板は、前記カードスロットの表面と前記パネルとの間に隙間がある状態で、前記筐体に設置されており、
前記第1ガイドは、前記パネルから前記回路基板側に向かって突出しており、前記入口に前記メモリカードが挿入される方向である挿入方向に見て、前記隙間と重なる位置に設けられている
火災受信機。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第1ガイドは、前記挿入方向に沿って、前記パネルから前記回路基板に近づくように傾斜した端面を有する
請求項1記載の火災受信機。
【請求項3】
前記挿入方向において、前記第1ガイドの端部と前記入口との間には、隙間が設けられている
請求項2記載の火災受信機。
【請求項4】
前記パネルに設けられ、前記メモリカードの幅方向の端部を前記カードスロットの前記入口に案内する一対の第2ガイドを備え、
前記一対の前記第2ガイドは、前記入口の幅よりも大きい間隔をあけて配置されており、前記挿入方向に沿って互いの距離が近づくように配置されている
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の火災受信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メモリカードが挿入されるカードスロットを備えた火災受信機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
火災の発生を報知する火災受信機として、前面が開口した箱状の本体と、本体の前面開口に対し開閉自在に装着された扉と、筐体内に収納された回路基板とを有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の回路基板の実装面には、操作パネル、発光素子、及び端子台等が実装され、操作パネルの一部が扉に設けられた表示窓から露出するようにして、回路基板が設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-326389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたような火災受信機では、火災感知器からの発報信号を受けて防排煙機器を連動させるための連動設定などのデータを記憶するメモリカードが利用される。このメモリカードが挿入されるカードスロットも回路基板の実装面に取り付けられ、カードスロットにはメモリカードが挿入される。特許文献1に開示されたように、回路基板に設けられた部品を扉から露出させようとした場合、回路基板の実装面と扉とが近接した状態で回路基板が設置されるため、メモリカードの挿入操作は困難となる。このため、メモリカードの挿入操作を容易に行えるようにする技術が望まれていた。
【0005】
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、メモリカードの挿入操作を容易に行うことのできる火災受信機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る火災受信機は、筐体の一部を構成するパネルと、回路部品が実装される実装面を有し、前記実装面が前記パネルと対向するようにして前記筐体に設置された回路基板と、前記回路基板の前記実装面に取り付けられ、メモリカードが挿入される入口を有するカードスロットと、前記パネルに設けられ、前記カードスロットの前記入口に前記メモリカードを案内する第1ガイドとを備え、前記回路基板は、前記カードスロットの表面と前記パネルとの間に隙間がある状態で、前記筐体に設置されており、前記第1ガイドは、前記パネルから前記回路基板側に向かって突出しており、前記入口に前記メモリカードが挿入される方向である挿入方向に見て、前記隙間と重なる位置に設けられているものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の火災受信機では、回路基板は、カードスロットの表面とパネルとの間に隙間がある状態で筐体に設置され、パネルには、カードスロットの入口にメモリカードを案内する第1ガイドが設けられている。この第1ガイドは、パネルから回路基板側に向かって突出しており、入口にメモリカードが挿入される方向である挿入方向に見て、隙間と重なる位置に設けられている。したがって、メモリカードは、第1ガイドによってカードスロットの入口に案内され、カードスロットの表面とパネルとの間の隙間に落下しにくい。このため、カードスロットへのメモリカードの挿入操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る火災受信機の扉が開けられた状態の斜視図である。
実施の形態に係る回路基板を説明する図である。
実施の形態に係る第1ガイド及び第2ガイドを説明する図である。
実施の形態に係るカードスロットと第1ガイドとを説明する図である。
実施の形態の他の例に係る第1ガイドを備えた態様におけるメモリカードの挿入動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、以下の実施の形態及び図示された態様に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含む。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又は相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、以下の説明で用いる、前、後、右、左、上、下といった用語は、火災受信機を正面から見た場合の方向を意味している。これら方向に係る用語は、説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。
【0010】
実施の形態.
(火災受信機の構成)
図1は、実施の形態に係る火災受信機1の扉3が開けられた状態の斜視図である。火災受信機1は、図示しない感知器回線及び移報回線に接続され、感知器回線に接続された火災感知器からの発報信号を受けると、報知を行うとともに、移報回線に接続された防排煙機器等を連動させる。火災受信機1は、金属のパネルで構成された筐体を有する。筐体は、前面を開口した箱状の本体2と、本体2の前面開口を開閉する扉3とを備える。扉3の内面には、回路基板4が取り付けられている。回路基板4は、被実装面42が本体2側に向くようにして、扉3に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
防犯砂利システム
1か月前
日本精機株式会社
表示システム
1か月前
個人
警報装置付きフェイスガード
1か月前
大阪瓦斯株式会社
警報装置
8日前
個人
音による速度計及びプログラム
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
株式会社SUBARU
車載装置
8日前
ホーチキ株式会社
通報システム
14日前
株式会社大林組
誘導装置
7日前
株式会社小糸製作所
転倒検知装置
14日前
加藤電機株式会社
車両用警報装置
1か月前
ニッタン株式会社
煙感知器
8日前
株式会社SUBARU
運転支援装置
7日前
能美防災株式会社
発信機
1か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
8日前
綜合警備保障株式会社
警備システム
7日前
株式会社大林組
監視システム
28日前
株式会社JVCケンウッド
警告装置
1か月前
株式会社ブリッツ
車両情報処理装置
10日前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
8日前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
8日前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
8日前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
8日前
株式会社日本製鋼所
センシング装置
15日前
株式会社CCT
監視装置及び監視方法
3日前
ニッタン株式会社
火災感知端末
7日前
ニッタン株式会社
感知器ベース
1か月前
ニッタン株式会社
火災感知端末
9日前
トヨタ自動車株式会社
通信装置
14日前
能美防災株式会社
防災表示盤
18日前
株式会社ユピテル
システムおよびプログラム等
7日前
トヨタ車体株式会社
運転支援装置
8日前
株式会社日立国際電気
防災無線システム
18日前
能美防災株式会社
火災感知器
28日前
本田技研工業株式会社
車両制御装置
18日前
続きを見る