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公開番号2024144869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057020
出願日2023-03-31
発明の名称消火システム
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A62C 37/00 20060101AFI20241004BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】放水状態の発生箇所を迅速に特定することができる消火システムを得ることを目的とする。
【解決手段】本開示に係る消火システムは、消火水の放水を行うための消火機器を撮像するカメラと、カメラにより撮像された画像に対して画像処理を施すことで消火機器による放水状態の発生箇所を特定する画像処理部とを備えており、火災が発生した際の本来の放水状態ばかりでなく、外部から消火機器に対して物理的な衝撃が加えられることにより誤って放水されるような異常な放水状態も、確実に放水箇所を特定することができる。そして、放水箇所の特定により誤放出時の水損を抑止できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
消火水の放水を行うための消火機器を撮像するカメラと、
前記カメラにより撮像された画像に対して画像処理を施すことで前記消火機器による放水状態の発生を特定する画像処理部と
を備える消火システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記消火機器は、天井に設けられたスプリンクラヘッドであり、前記カメラで複数個のスプリンクラヘッドを撮影し、前記画像処理部は、前記スプリンクラヘッドの放水時に、放水した前記スプリンクラヘッドの放水箇所を特定する
請求項1に記載の消火システム。
【請求項3】
前記画像処理部は、基準画像との差分画像または前記スプリンクラヘッドから行われる放水状態の特徴量を抽出することで、前記スプリンクラヘッドが放水状態であるか否かを判定する
請求項2に記載の消火システム。
【請求項4】
前記画像処理部は、前記消火機器から放水が行われたか否かを判定する放水判定の画像処理のアルゴリズムと、室内で煙や炎等の火災が発生したか否か判定する火災判定の画像処理のアルゴリズムとの両方の機能を備えている
請求項1に記載の消火システム。
【請求項5】
前記火災判定の画像処理のアルゴリズムが火災を判定した後に、前記放水判定の画像処理のアルゴリズムは、処理を実行する
請求項4に記載の消火システム。
【請求項6】
前記火災判定の画像処理のアルゴリズムおよび前記放水判定の画像処理のアルゴリズムを有する前記画像処理部を備えた画像処理装置は、前記カメラの撮影画像内における放水が検出され、かつ、前記火災判定の画像処理のアルゴリズムで、撮影画像内における火災が検出できていない場合は、監視員によって管理される制御盤または監視盤に非火災信号と放水信号を送出する
請求項4に記載の消火システム。
【請求項7】
前記カメラが撮像する撮像画像において、画像上部の領域だけを画像処理の対象領域とするようマスク処理を行う
請求項3に記載の消火システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、消火水の放水を行うための消火機器を備えた消火システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
消火機器に相当するスプリンクラヘッドとともに、アラーム弁およびポンプを備えた消火システムがある。このような消火システムが装備された施設においては、火災の熱によりスプリンクラヘッドが開放すると、アラーム弁よりスプリンクラヘッド側である2次側配管に充水されていた水が散水される。
【0003】
散水に伴って2次側配管内の圧力が低下することで、アラーム弁が開放され、アラーム弁より水源側の1次側配管から消火水が流れる。さらに、アラーム弁に設けられた流水検知装置から流水検知信号が出力されることで、または圧力タンクにつけた圧力スイッチが配管内の圧力低下を検知して圧力低下信号が出力されることで、ポンプが始動され、消火水が水源から1次側配管、アラーム弁、2次側配管を介してスプリンクラヘッドに供給され、散水作業が継続される。
【0004】
このような消火システムでは、流水検知装置から出力される流水検知信号をモニタすることで、2次側配管内に消火水が流れたことを検知することができる(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
能美防災株式会社 ホームページ、湿式流水検知装置ガイドブック(URL:https://www.nohmi.co.jp/shoka01/007/rqim34000000145u-att/TN20283R4.pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
スプリンクラヘッドから放水されるケースとしては、火災時の熱によりスプリンクラヘッドが開放される正常な放水ケースに限らず、外部からスプリンクラヘッドに対して物理的な衝撃が加えられることにより誤って放水されてしまう異常な放水ケースも考えられる。
【0007】
異常な放水ケースにおいても、アラーム弁に設けられた流水検知装置から流水検知信号が出力されることで、放水状態になったことを検出することは可能である。ただし、その誤った異常な放水ケースについて、検出するまでに時間がかかり、その間の放水により設置環境に悪影響が及んでしまうことが懸念される。
【0008】
また、放水状態となったことを流水検知信号により検知できたとしても、従来のスプリンクラ消火設備では、放水の発生箇所をフロア単位などでしか検知できず、その放水が行われたフロアにおいてどの地点で放水が行われたかまでは特定することが困難であった。
【0009】
また、消火水を使用する消火システムにおいて、スプリンクラヘッド以外の消火機器を用いた場合にも、消火水が誤って放水されてしまう異常な放水ケースが発生することが考えられ、より迅速に放水の発生箇所を特定することが重要となる。
【0010】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、放水状態の発生を迅速に特定することができる消火システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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