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公開番号
2024108532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-13
出願番号
2023012952
出願日
2023-01-31
発明の名称
器具姿勢保持ツール
出願人
中国電力株式会社
代理人
個人
主分類
A62B
35/00 20060101AFI20240805BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】作業者が活線作業を行う際に活線作業用器具を安全に持ち運ぶことができ、さらには、活線作業時においてランヤードの構造物への付け替えを簡単に行えるようにする。
【解決手段】器具姿勢保持ツール1は、面ファスナーのフック状起毛面を先端部に有する一方、挿通孔12を基端部に有するツール本体9を備える。挿通孔12は、折り返したツール本体9を先端部から挿通できる。ツール本体9の中途部には、ツール本体9を折り返した状態でフック状起毛面を係脱可能に係合させるループ状起毛面が設けられる。器具姿勢保持ツール1は、フルハーネス型安全帯2を装着した作業者Hの一方の肩で担いだ活線作業用器具10の肩掛け紐13と作業者Hの他方の肩に対応する肩ベルト部4とを所定の間隔以内となるように繋いで活線作業用器具10を身長方向に延びる姿勢となるように保持する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
作業者がその正面を身長方向に両肩から延びる一対のベルト部を有するフルハーネス型の安全帯を装着して高所作業を行う際において、肩掛け紐により担いだ棒状に延びる活線作業用器具が所定の姿勢となるように保持する器具姿勢保持ツールであって、
先端部から基端部に亘って長く延びる形状をなし、前記先端部に係合部を有するツール本体を備え、
前記基端部には、折り返した前記ツール本体を前記先端部から挿通可能な挿通孔が設けられ、
前記ツール本体の中途部には、当該ツール本体を折り返した状態で前記係合部を係脱可能に係合させる被係合部が設けられ、
前記作業者の一方の肩で前記活線作業用器具を前記肩掛け紐により担いだ状態において、前記作業者の他方の肩に対応する前記ベルト部に前記ツール本体を巻き掛けるとともに、前記ツール本体を前記先端部から前記挿通孔に挿通させることにより前記基端部を前記他方の肩に対応する前記ベルト部に連結させ、且つ、前記ツール本体を前記肩掛け紐にも巻き掛けるとともに前記肩掛け紐を前記作業者の他方の肩に対応する前記ベルト部側に引き寄せて前記肩掛け紐と前記作業者の他方の肩に対応する前記ベルト部とが所定の間隔以内で維持されるように前記係合部を前記被係合部に係合させて使用するよう構成されていることを特徴とする器具姿勢保持ツール。
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【請求項2】
請求項1に記載の器具姿勢保持ツールにおいて、
前記係合部は、面ファスナーの一方の面であり、
前記被係合部は、前記面ファスナーの他方の面であることを特徴とする器具姿勢保持ツール。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の器具姿勢保持ツールにおいて、
前記ツール本体は、帯板状をなしており、
前記係合部及び前記被係合部は、前記ツール本体のいずれか一方の面に設けられていることを特徴とする器具姿勢保持ツール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フルハーネス型の安全帯を装着した作業者が高所作業を行う際において、肩掛け紐により担いだ活線作業用器具が所定の姿勢となるよう保持する器具姿勢保持ツールに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、送電鉄塔等の高所で活線作業を行う際、作業者は、ランヤードが接続されたフルハーネス型安全帯を装着して行うことが義務付けられている。このフルハーネス型安全帯は、例えば、特許文献1に開示されているように、作業者の両肩に正面側から背面側へと掛け渡される左右一対の肩ベルト部と、作業者の両脚の付け根部分を環状に延びる左右一対の腿ベルト部と、作業者の腰回りを環状に延びる腰ベルト部と、を備えている。各肩ベルト部は、作業者の正面側においてはそれぞれ身長方向に延びており、作業者の胸部分に対応する領域において互いに引き寄せられるように胸ベルト部が掛け渡されている。一方、各肩ベルト部は、作業者の背面側においては交差するように延びていて、その交差部分にランヤードの一端が接続されている。そして、作業者は、ランヤードの他端を構造物の適切な位置に付け替えながら高所作業を行うようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3087727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、活線作業を行う作業者は、一般的に、肩掛け紐を斜め掛けにすることにより活線作業用器具を背中に背負って作業場所まで持ち運んでいる。
しかし、肩掛け紐を斜め掛けにすることにより活線作業用器具を背中に背負うと、上述の如きフルハーネス型の安全帯は、作業者の背中の略中央部分にランヤードの一端が接続される構造であるので、作業中に活線作業用器具や肩掛け紐とランヤードとが絡まってしまい、ランヤードの他端の構造物への付け替え作業が困難になってしまうという課題がある。
また、活線作業用器具は、略棒状をなす長尺形状であるので、肩掛け紐を斜め掛けにすることにより背中に背負うと、活線作業用器具の両側部分が作業者の身体の側方からはみ出てしまい、そのはみ出た部分が活線に接近し易くなってしまうという課題もある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業者が活線作業を行う際に活線作業用器具を安全に持ち運ぶことができ、さらには、活線作業時においてランヤードの構造物への付け替えを簡単に行えるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明では、器具姿勢保持ツールを使用することにより、作業者が活線作業用器具を担いだ際に当該活線作業用器具が予め決められた姿勢で保持されるようにしたことを特徴とする。
具体的には、作業者がその正面を身長方向に両肩から延びる一対のベルト部を有するフルハーネス型の安全帯を装着して高所作業を行う際において、肩掛け紐により担いだ棒状に延びる活線作業用器具が所定の姿勢となるように保持する器具姿勢保持ツールを対象とし、次のような対策を講じた。
【0006】
すなわち、第1の発明に係る器具姿勢保持ツールでは、先端部から基端部に亘って長く延びる形状をなし、前記先端部に係合部を有するツール本体を備え、前記基端部には、折り返した前記ツール本体を前記先端部から挿通可能な挿通孔が設けられ、前記ツール本体の中途部には、当該ツール本体を折り返した状態で前記係合部を係脱可能に係合させる被係合部が設けられ、前記作業者の一方の肩で前記活線作業用器具を前記肩掛け紐により担いだ状態において、前記作業者の他方の肩に対応する前記ベルト部に前記ツール本体を巻き掛けるとともに、前記ツール本体を前記先端部から前記挿通孔に挿通させることにより前記基端部を前記他方の肩に対応する前記ベルト部に連結させ、且つ、前記ツール本体を前記肩掛け紐にも巻き掛けるとともに前記肩掛け紐を前記作業者の他方の肩に対応する前記ベルト部側に引き寄せて前記肩掛け紐と前記作業者の他方の肩に対応する前記ベルト部とが所定の間隔以内で維持されるように前記係合部を前記被係合部に係合させて使用するよう構成されていることを特徴とする。
このように構成される器具姿勢保持ツールでは、活線作業用器具を作業者の正面側に引っ張って作業者の背面側の一方の肩に対応する位置において作業者の身長方向に延びる姿勢で密着させるように作用する。
【0007】
第2の発明に係る器具姿勢保持ツールでは、第1の発明において、前記係合部は、面ファスナーの一方の面であり、前記被係合部は、前記面ファスナーの他方の面であることを特徴とする。
このように構成される器具姿勢保持ツールでは、係合部と被係合部とが互いに接近するだけで係合するように作用する。
【0008】
第3の発明に係る器具姿勢保持ツールでは、第1又は第2の発明において、前記ツール本体は、帯板状をなしており、前記係合部及び前記被係合部は、前記ツール本体のいずれか一方の面に設けられていることを特徴とする。
このように構成される器具姿勢保持ツールでは、ツール本体を折り返した際に係合部を被係合部の位置に一致させ易くなるように作用する。
【発明の効果】
【0009】
第1の発明の器具姿勢保持ツールでは、使用すると、肩掛け紐が作業者の他方の肩に対応するベルト部側に引っ張られるので、活線作業用器具が作業者の正面側に引っ張られて作業者の背中に接触する。このとき、肩掛け紐が緊張状態で作業者の前側部分に沿うので、肩掛け紐の活線作業用器具に繋がる2点が身長方向に離間した位置となり、それに伴って活線作業用器具が作業者の背面側の一方の肩に対応する位置において作業者の身長方向に延びる姿勢で密着するようになる。したがって、活線作業用器具が作業者の背中の略中央部分から上方に延びるランヤードと交差し難くなり、作業中に活線作業用器具や肩掛け紐とランヤードとが絡まるのを回避してランヤードの構造物への付け替え作業を簡単に行うことができる。また、活線作業用器具が作業者の身長方向に延びる姿勢となるので、活線作業用器具の両側部分が作業者の身体の側方からはみ出さないようになる。したがって、活線作業時に活線作業用器具が活線に不意に接近するのを防ぐことができるようになり、作業者は安全に活線作業を行うことができる。
【0010】
第2の発明の器具姿勢保持ツールでは、ツール本体を巻き掛けた肩掛け紐を作業者の他方の肩に対応するベルト部側に引き寄せた後、ツール本体の折り返した部分を互いに接近させるだけで係合部と被係合部とが係合するようになる。したがって、作業現場において活線作業用器具の姿勢を身長方向に延びる姿勢とする際の作業者による器具姿勢保持ツールの操作が簡単になり、効率よく活線作業を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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