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公開番号2024079946
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192666
出願日2022-12-01
発明の名称消火栓装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20240606BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】道路利用者が消火用ホースを引出して消火を行っている現場状況を防災受信盤側で適切に把握可能とする。
【解決手段】消火栓装置は、ホース収納部からの消火用ホース58の引出長を光学的に検出して防災受信盤へ伝送するホース長検出部を備える。ホース長検出部は、所定間隔ごとに消火用ホース58に表示されたマーカ74を投光部75と受光部76を備えた読取検出部72により光学的に読み取り、検出したマーカ74の数にマーカ74の間隔を乗じて消火用ホース58の引出長を検出し、防災受信盤へ伝送して表示させる。また、ホース引出長の検出は、消火用ホース58に接触するローラの回転や、放水用ノズルに配置した送信部からの電波の受信電波強度に基づいて検出することも可能とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内のホース収納部に収納された消火用ホースが消火活動により引き出される消火栓装置であって、
前記ホース収納部からの前記消火用ホースの引出長を検出して防災受信盤へ伝送するホース長検出部を備えたことを特徴とする消火栓装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記ホース長検出部は、
前記消火用ホースに所定間隔ごとに表示されたマーカと、
前記マーカを光学的に読み取って前記消火用ホースの引出長を検出する読取検出部と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項3】
請求項2記載の消火栓装置において、
前記読取検出部は、光学的に読み取ったマーカの読取回数とマーカの表示間隔に基づいて前記消火用ホースの引出長を算出することを特徴とする消火栓装置。
【請求項4】
請求項2記載の消火栓装置において、
前記消火用ホースの先端に装着された放水用ノズルと、
前記放水用ノズルを着脱自在に保持するノズル保持部と、
前記放水用ノズルの前記ノズル保持部からの取出しを検出するノズル取出検出器と、
を備え、
前記ノズル取出検出器により前記放水用ノズルの取出しが検出された場合に、前記読取検出部の動作を開始させることを特徴とする消火栓装置。
【請求項5】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記ホース長検出部は、
前記消火用ホースの引出側に配置され、前記消火用ホースの引出しに伴い回転するローラと、
前記ローラの回転に基づいて前記消火用ホースの引出長を検出する回転検出部と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項6】
請求項5記載の消火栓装置において、
前記ローラは、矩形開口を有するホースガイドの各辺に回転自在に設けられるとともに、少なくとも1のローラの回転に伴い他の全てのローラが一斉に連動回転するように歯車機構で連結され、
前記回転検出部は、前記複数のローラの何れかの回転を検出する回転検出器を備え、当該回転検出器が検出した回転数と前記ローラの円周に基づいて前記消火用ホースの引出長を算出することを特徴とする消火栓装置。
【請求項7】
請求項5記載の消火栓装置において、
前記消火用ホースの先端に装着された放水用ノズルと、
前記放水用ノズルを着脱自在に保持するノズル保持部と、
前記放水用ノズルの前記ノズル保持部からの取出しを検出するノズル取出検出器と、
を備え、
前記ノズル取出検出器により前記放水用ノズルの取出しが検出された場合に、前記回転検出部の動作を開始させることを特徴とする消火栓装置。
【請求項8】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記ホース長検出部は、
前記消火用ホースの先端に装着された放水用ノズルに設置され、電波を適時送信する送信部と、
前記筐体側に設置され、前記送信部から送信された電波の受信電波強度に基づいて前記消火用ホースの引出長を検出する受信検出部と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項9】
請求項8記載の消火栓装置において、
前記放水用ノズルを着脱自在に保持するノズル保持部を備え、
前記送信部は、電池電源を内蔵し、前記放水用ノズルがノズル保持部から取り出された場合に、当該電池電源を投入して前記電波の送信を開始することを特徴とする消火栓装置。
【請求項10】
請求項9記載の消火栓装置において、
前記送信部は、前記電池電源の電源供給ラインに絶縁シートが介在している場合にオフするスイッチを備え、前記放水用ノズルの前記ノズル保持部からの取出しに連動して、当該絶縁シートが取り外された場合に、当該スイッチがオンすることを特徴とする消火栓装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放水用ノズルが装着された消火用ホース等を収納してトンネル内に設置された消火栓装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネル内には、トンネル非常用設備として消火栓装置が設置されている。消火栓装置は、消火栓扉を備えた筐体の消火栓収納部に、先端に放水用ノズルを装着した消火用ホースと消火栓弁を含むバルブ類が収納され、また、消火器扉を備えた消火器収納部に、例えば、2本の消火器が収納されている。また、消火栓装置は、一般的に、トンネル長手方向に、例えば、50メートル間隔でトンネル壁面を箱抜きして埋込み設置されている。
【0003】
また、消火栓装置には非常通報装置が設けられている。非常通報装置は、消火栓収納部と消火器収納部の間に配置された通報装置扉に赤色表示灯、発信機、応答ランプ、電話ジャックが設けられている。
【0004】
赤色表示灯は常時点灯し、消火栓装置の設置場所が遠方から確認できるようになっている。火災が発生し、発信機が押されて押釦スイッチがオンすると、火災通報信号が電気室等に設置された防災受信盤へ送信されて火災警報が出力される。火災警報を出力した防災受信盤は非常通報装置へ応答信号を送信し、赤色表示灯が点滅し、応答ランプが点灯し、防災受信盤側で火災通報信号が受信されたことが確認可能となっている(特許文献1)。
【0005】
ところで、トンネル内で事故などにより車両火災が発生した場合、道路利用者は発信機を操作して火災通報を行い、続いて、消火栓装置を使用して消火活動を行うことになる。
【0006】
道路利用者が消火栓装置を使用する場合、消火栓扉を開くことで、消火栓扉の裏面側に設置されたノズル保持部に保持された放水用ノズルが取り出し自在に露出すると共に、同じく消火栓扉の裏面側に設置された消火栓弁開閉レバーが操作可能に露出する(特許文献1、2)。
【0007】
このため、道路利用者はノズル保持部から放水用ノズルを取り出し、続いて消火栓弁開閉レバーを開位置に操作し、放水用ノズルから放水された状態で火源に向けて消火用ホースを引き出して消火することになる。また、消火栓弁開閉レバーが開位置に操作されると、ポンプ連動起動スイッチがオンしてポンプ起動信号が防災受信盤に送信され、消火ポンプ設備が起動することで、消火用水が消火用ホースに連続して供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2003-310785号公報
特開2021-145911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、このような従来の消火栓装置にあっては、発信機の操作による消火栓装置からの火災通報信号の受信に基づき火災警報が出力されるが、その後に道路利用者が消火栓装置を使用して消火活動を行っていることを防災受信盤側で確認することができず、監視カメラが設置されていないトンネルでは特に、道路管理者による現場確認が必要となり、消火栓装置の使用状況の確認に手間と時間がかかる問題がある。
【0010】
この問題を解決するため、消火栓装置に設けられた消火栓扉の開操作や消火栓弁開閉レバーの開操作を検出して防災受信盤で表示することも考えられる。しかしながら、消火栓扉の開操作や消火栓弁開閉レバーの開操作の表示から消火栓装置の使用を確認できても、実際に消火用ホースがどのように引き出されて消火を行っているかといった現場状況を防災受信盤側で把握することは困難といえる。
(【0011】以降は省略されています)

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