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公開番号2024139495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050453
出願日2023-03-27
発明の名称加工家禽卵、家禽卵および家禽用飼料
出願人昭和産業株式会社
代理人個人
主分類A23K 50/75 20160101AFI20241002BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】従来から、顧客のニーズに合わせて機能性を高めた食品の開発が行われており、卵に関する技術分野においても、特定の成分を含有させることで機能性を持たせた技術が求められている。本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、卵の使用時の起泡に着目し、起泡性が向上した家禽卵および加工家禽卵を提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明者らは鋭意研究した結果、加工家禽卵等の家禽卵にマンガンを特定量以上含有させることが有用であることを見出した。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
卵の可食部100g当たりマンガンを40μg以上含む家禽卵。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
100g当たりマンガンを40μg以上含む加工家禽卵。
【請求項3】
家禽卵の卵黄および/又は卵白を用いて製造した、請求項2に記載の加工家禽卵。
【請求項4】
飼料1kg当たりマンガンを250mg以上含む家禽用飼料。
【請求項5】
前記マンガンが有機マンガン化合物として含まれている、請求項4に記載の家禽用飼料。
【請求項6】
請求項4に記載の家禽用飼料を給与した家禽により生産された家禽卵。
【請求項7】
請求項1若しくは請求項6に記載の家禽卵、又は請求項2に記載の加工家禽卵が用いられた卵含有食品用組成物。
【請求項8】
請求項1若しくは請求項6に記載の家禽卵、又は請求項2に記載の加工家禽卵が用いられた卵含有食品。
【請求項9】
請求項1若しくは請求項6に記載の家禽卵、又は請求項2に記載の加工家禽卵を起泡させる工程を含む卵含有食品の製造方法。
【請求項10】
請求項1若しくは請求項6に記載の家禽卵、又は請求項2に記載の加工家禽卵を用いた起泡方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、加工家禽卵、家禽卵、家禽用飼料、卵含有食品用組成物、卵含有食品、卵含有食品の製造方法、起泡方法、食感改良方法および家禽の飼育方法に関する。より詳しくは、マンガンを特定量含有する加工家禽卵、家禽卵又は家禽用飼料、これらを用いて製造した卵含有食品用組成物又は卵含有食品又はその製造方法、起泡方法、食感改良方法および家禽の飼育方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、顧客のニーズに合わせて機能性を高めた食品の開発が行われており、卵に関する技術分野においても、特定の成分を含有させることで機能性を持たせた技術が知られている。
【0003】
例えば、下記非特許文献1は、マンガンを含有する家禽用飼料を産卵鶏に給餌することで、卵殻が強化された卵を生産できる技術を開示する。但し、当該技術は卵の使用方法の改善に着目するものではない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Dietary manganese supplementation affects mammillary knobs of eggshell ultrastructure in laying hens. Poultry Science, Vol.97, Issue4, pp.1253-1262,2018.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、卵の使用時の起泡に着目し、起泡性が向上した家禽卵および加工家禽卵を提供することを主目的とする。起泡性が向上することで、目的の比重まで起泡させる時間(起泡時間)の短縮や、得られる卵含有食品の外観、食感の改良等様々な改質を実現し得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは鋭意研究した結果、加工家禽卵等の家禽卵にマンガンを特定量以上含有させることが有用であることを見出した。
【0007】
すなわち、本技術では、卵の可食部100g当たりマンガンを40μg以上含む家禽卵を提供する。
本技術では、100g当たりマンガンを40μg以上含む加工家禽卵を提供する。本技術に係る加工家禽卵において、家禽卵の卵黄および/又は卵白を用いて製造してもよい。
本技術では、飼料1kg当たりマンガンを250mg以上含む家禽用飼料を提供する。本技術に係る家禽用飼料において、前記マンガンが有機マンガン化合物として含まれていてもよい。
本技術では、本技術に係る家禽用飼料を給与した家禽により生産された家禽卵を提供する。
本技術では、本技術に係る加工家禽卵、又は本技術に係る家禽卵が用いられた卵含有食品用組成物および卵含有食品を提供する。
【0008】
次に、本技術では、本技術に係る加工家禽卵、又は本技術に係る家禽卵を起泡させる工程を含む卵含有食品の製造方法を提供する。
本技術では、本技術に係る家禽卵、又は本技術に係る加工家禽卵を用いた起泡方法を提供する。
本技術では、本技術に係る家禽卵、又は本技術に係る加工家禽卵を用いた卵含有食品の食感改良方法を提供する。
本技術では、本技術に係る家禽用飼料を家禽に給与することを含む、卵の可食部100g当たりマンガン40μg以上含む家禽卵を生産する方法を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本技術の好ましい実施形態について説明する。但し、以下に示す実施形態は本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、本技術は以下の好ましい実施形態のみに限定されず、本技術の範囲内で自由に変更することができる。
【0010】
<家禽卵>
本技術に係る家禽卵は、卵の可食部100g当たりマンガンを40μg以上含む。本技術における家禽卵は、家禽の卵であり、割卵前のものをいう。本技術における卵の可食部は、家禽卵の卵殻を除いた残りの部分であり、卵殻とは家禽卵の最外側の強固な卵膜である。また、本技術におけるマンガンの量は、マンガン元素単体の量であり、マンガンを含む化合物の量ではない。本発明における家禽卵、加工家禽卵、家禽用飼料に含まれる金属元素量は、JIS G 1258に定めるICP発光分析法によって測定した値である。
(【0011】以降は省略されています)

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