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公開番号
2024137724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2024016364
出願日
2024-02-06
発明の名称
接続具
出願人
日本クロージャー株式会社
代理人
弁理士法人愛宕綜合特許事務所
主分類
B44C
1/28 20060101AFI20240927BHJP(装飾技術)
要約
【課題】円形状の天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁とを有する物品をモザイク片として使用して立体的に配列して立体的な装飾品を作成することを可能にする新規な接続具を提供する。
【解決手段】接続具は、容器蓋の該スカート壁の外径に対応した内径を有する円環形状内周面又は周方向に間隔をおいて配置された複数個の円弧形状内面を有する環状主部を備えている。環状主部の外周面には第一の連結手段及び第二の連結手段が配設されている。1個の接続具の第一の連結手段と他の1個の接続具の第二の連結手段とを係合させて1個の接続具と他の1個の接続具とを連結することができる。環状主部には、更に、間隔をおいて立設され且つ両者間に物品のスカート壁を挿入することができる2個の挟み片を有する少なくとも1個の挟み手段が配設されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
円形状の天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁とを有する物品をモザイク片として利用して、立体的装飾品を作成するための接続具にして、
該物品の該スカート壁の外径に対応した内径を有する円環形状内周面又は周方向に間隔をおいて配置された複数個の円弧形状内面を備えた環状主部を備え、
該環状主部の該外周面には第一の連結手段及び第二の連結手段が配設されており、1個の接続具の該第一の連結手段と他の1個の接続具の該第二の連結手段とを係合させて該1個の接続具と該他の1個の接続具とを連結することができ、
該環状主部には、更に、間隔をおいて立設され且つ両者間に該物品の該スカート壁の下端部を挿入することができる2個の挟み片を有する少なくとも1個の挟み手段が配設されている、
ことを特徴とする接続具。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
該第一の連結手段及び該第二の連結手段並びに該挟み手段は、周方向にずらして配設されていて、軸線方向に重なり合うことがない、請求項1記載の接続具。
【請求項3】
該挟み手段は該環状主部の上面に接続された底板片を含み、該挟み片は該底板片の上面に立設されている、請求項1記載の接続具。
【請求項4】
該底板片の内側縁部は該環状主部の該内周面を超えて内方に延出している、請求項3記載の接続具。
【請求項5】
該環状主部の該外周面は多角形状であり、
該第一の連結手段は、該外周面における少なくとも1個の辺面に配設されており、該辺面に沿って延在し且つ上方に開放された第一の連結溝と、該第一の溝の外壁を規定する、上縁及び両側縁が自由縁である第一の連結舌片とから構成されており、
該第二の連結手段は、該外周面における他の少なくとも1個の辺面に配設されており、該辺面に沿って延在し且つ下方に開放された第二の連結溝と、該第二の溝の外壁を規定する、下縁及び両側縁が自由縁である第二の連結舌片が規定されており、
該第一の連結舌片は該第二の連結溝に対応した形状であり、該第二の連結舌片は該第一の連結溝に対応した形状である、
請求項1記載の接続具。
【請求項6】
該環状主部の外周面は正多角筒形状である、請求項1記載の接続具。
【請求項7】
該環状主部の該外周面は正八角筒形状又は正六角筒形状である、請求項6記載の接続具。
【請求項8】
該環状主部の該内周面には、その全体に渡って又は周方向に間隔をおいた複数個の部位において軸線方向に延びる複数個の凹凸が交互に存在するナールが形成されている、請求項1記載の接続具。
【請求項9】
合成樹脂から一体に形成されている、請求項1記載の接続具。
【請求項10】
該環状主部の内面又は該挟み手段の内面から径方向内側に向かって延びる梁が周方向に間隔をおいて複数配置されていて、複数の該梁は平面視における該環状主部の中央にて相互に接続される、請求項1に記載の接続具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用済みの容器蓋の如き円形天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁を有する物品をモザイク片として利用して、立体的装飾品を作成するための接続具に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、円形状の天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁を有する、使用済み(特に使用済みであることは明記されていないが使用済みであることが推定される)の、ポリテトラフルオロエチレンの如き適宜の合成樹脂から形成された容器(通常ペットボトルと称されている容器)に適用されていた容器蓋を、モザイク片として使用して絵画様の装飾品を作成するための配列具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-237184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
而して、上記配列具によれば、使用済みの容器蓋をモザイク片として使用して二次元的に配列して絵画様の装飾品を作成することができるが、使用済みの容器蓋をモザイク片として使用して立体的(三次元的)に配列することができず、立体的な装飾品を作成することができない。
【0005】
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、使用済みの容器蓋(以下、単に「容器蓋」ということもある)の如き円形天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁を有する物品をモザイク片として使用して立体的に配列して立体的な装飾品を作成することを可能にする新規な接続具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する接続具として、
円形状の天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁とを有する物品をモザイク片として利用して、立体的装飾品を作成するための接続具にして、
該物品の該スカート壁の外径に対応した内径を有する円環形状内周面又は周方向に間隔をおいて配置された複数個の円弧形状内面を備えた環状主部を備え、
該環状主部の該外周面には第一の連結手段及び第二の連結手段が配設されており、1個の接続具の該第一の連結手段と他の1個の接続具の該第二の連結手段とを係合させて該1個の接続具と該他の1個の接続具とを連結することができ、
該環状主部には、更に、間隔をおいて立設され且つ両者間に該物品の該スカート壁の下端部を挿入することができる2個の挟み片を有する少なくとも1個の挟み手段が配設されている、
ことを特徴とする接続具が提供される。
【0007】
好ましくは、該第一の連結手段及び該第二の連結手段並びに該挟み手段は、周方向にずれして配設されている。好ましくは、該挟み手段は該環状主部の上面に接続された底板片を含み、該挟み片は該底板片の上面に立設されている。該底板片の内側縁部は該環状主部の該内周面を超えて内方に延出しているのが好適である。好ましくは、該環状主部の該外周面は多角形状であり、該第一の連結手段は、該外周面における少なくとも1個の辺面に配設されており、該辺面に沿って延在し且つ上方に開放された第一の連結溝と、該第一の溝の外壁を規定する、上縁及び両側縁が自由縁である第一の連結舌片とから構成されており、該第二の連結手段は、該外周面における他の少なくとも1個の辺面に配設されており、該辺面に沿って延在し且つ下方に開放された第二の連結溝と、該第二の溝の外壁を規定する、下縁及び両側縁が自由縁である第二の連結舌片が規定されており、該第一の連結舌片は該第二の連結溝に対応した形状であり、該第二の連結舌片は該第一の連結溝に対応した形状である。該環状主部の外周面は正多角筒形状、特に正八角筒形状又は正六角筒形状であるのが好適である。該環状主部の該内周面には、その全体に渡って又は周方向に間隔をおいた複数個の部位において軸線方向に延びる複数個の凹凸が交互に存在するナールが形成されているのが好ましい。接続具は合成樹脂から一体に形成されているのが好適である。好適には、該環状主部の内面又は該挟み手段の内面から径方向内側に向かって延びる梁が周方向に間隔をおいて複数配置されていて、複数の該梁は平面視における該環状主部の中央にて相互に接続される。該環状主部は、円筒形状乃至上方に向って内径が漸次低減する円錐台筒形状の内周面を備えているのが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の接続具によれば、環状主部に容器蓋の上端部を下方から挿入して容器蓋を装着し、そしてまた挟み手段の挟み片間に容器蓋のスカート壁を局部的に挿入して容器蓋を装着することができ、接続具を介して容器蓋の配列を上下方向に展開することができる。また、1個の接続具の第一の連結手段と他の1個の連結手段とを係合させて2個の接続具を横方向に連結することができ、これによって容器蓋の配列を横方向に展開することができる。かくして、容器蓋をモザイク片として使用して立体的に配列して立体的な装飾品を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
使用済みの容器蓋の典型例を示す斜面図。
本発明に従って構成された接続具の好適実施形態を示す斜面図。
図1に示す接続具の正面図。
図1に示す接続具の側面図。
図1に示す接続具の平面図。
図1に示す接続具の底面図。
本発明に従って構成された接続具の第一変形例を示す斜面図。
本発明に従って構成された接続具の第二変形例を示す斜面図。
図8に示す接続具の断面を部分的に拡大して示す斜面図。
本発明に従って構成された接続具の第三の変形例を示す斜面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、使用済みの容器蓋の典型例及び本発明に従って構成された接続具の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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