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公開番号
2024137302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023048771
出願日
2023-03-24
発明の名称
水処理方法および液体組成物
出願人
オルガノ株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A01N
43/80 20060101AFI20240927BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】イソチアゾリン誘導体を用いて中性からアルカリ条件下においても持続的に生物付着の抑制を行うことができる水処理方法を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される4-ブロモイソチアゾリノン誘導体を用いて水系の処理を行う水処理方法であって、水系のpHが、7以上である、水処理方法である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024137302000012.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">20</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、Rは、水素原子または炭素数1~12のアルキル基を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される4-ブロモイソチアゾリノン誘導体を用いて水系の処理を行う水処理方法であって、
前記水系のpHが、7以上であることを特徴とする水処理方法。
JPEG
2024137302000010.jpg
20
170
(式中、Rは、水素原子または炭素数1~12のアルキル基を表す。)
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の水処理方法であって、
前記水系に有機化合物が共存することを特徴とする水処理方法。
【請求項3】
請求項2に記載の水処理方法であって、
前記有機化合物は、エステル油、パラフィン、エーテル、およびアルコールのうちの少なくとも1つであることを特徴とする水処理方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の水処理方法であって、
前記水系の水温が、20℃以上であることを特徴とする水処理方法。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項に記載の水処理方法であって、
前記水系が、冷却水系、蓄熱水系、紙パルプ工程水系、温泉、集じん水系、塗料、スクラバー水系、またはクーラント水系であることを特徴とする水処理方法。
【請求項6】
下記一般式(1)で表される4-ブロモイソチアゾリノン誘導体を含む液体組成物であって、
前記液体組成物のpHが、7以上であることを特徴とする液体組成物。
JPEG
2024137302000011.jpg
20
170
(式中、Rは、水素原子または炭素数1~12のアルキル基を表す。)
【請求項7】
請求項6に記載の液体組成物であって、
さらに有機化合物を含むことを特徴とする液体組成物。
【請求項8】
請求項7に記載の液体組成物であって、
前記有機化合物は、エステル油、パラフィン、エーテル、およびアルコールのうちの少なくとも1つであることを特徴とする液体組成物。
【請求項9】
請求項6~8のいずれか1項に記載の液体組成物であって、
前記液体組成物が、水温20℃以上で用いられることを特徴とする液体組成物。
【請求項10】
請求項6~8のいずれか1項に記載の液体組成物であって、
冷却水系、蓄熱水系、紙パルプ工程水系、温泉、集じん水系、塗料、スクラバー水系、またはクーラント水系の処理に用いられることを特徴とする液体組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば水系において生物付着の抑制などを行うことができる水処理方法、およびその水処理方法などに用いられる液体組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
冷却水などの工業用水システムや製紙工程、熱交換器を用いる水系や塗料、クーラントなどでの生物付着などを制御するための殺菌剤として、有機系スライムコントロール剤が用いられている。有機系スライムコントロール剤として、イソチアゾリン誘導体およびその塩が挙げられ、その中でも5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン(以下、「5-CMI」と呼ぶ場合がある。)がよく用いられる。イソチアゾリン誘導体は殺菌性または殺真菌性特性を有していることが知られている(特許文献1,2参照)。
【0003】
イソチアゾリン誘導体は製剤化などのためにスラリー化すると保存安定性が悪く、保存中に凝集や析出を生じる場合があるため、製剤化や製品管理が困難で、製品を安定に供給しにくいという問題がある。さらにそれに伴って抗菌活性が低下することも問題となっていた。
【0004】
製剤の安定性を高めるために、イソチアゾリン誘導体を用いる製剤では低pHでの安定化が検討されている。つまり酸性条件での製剤化が必要であり、例えば特許文献3では、pH1.5以下で製剤の安定化を図っており、イソチアゾリン誘導体を用いる製剤のpHが中性領域~アルカリ性領域での製剤化は極めて困難であった。
【0005】
つまり、イソチアゾリン誘導体を用いる限り製剤のpHを酸性にする必要があり、他の剤と一剤化する際もpHの制限がかかってしまっていた。
【0006】
また、製剤だけでなく、実使用面においてもその不安定さは問題となる。例えば冷却塔やクーラントなどの水系ではpH9程度の弱アルカリ条件下で運用されることが多い。イソチアゾリン誘導体は、水系に添加された場合には濃度が薄くても弱アルカリ条件下では非常に不安定であるため、短時間で分解されやすく、長所であった持続的な殺菌性が失われることになり、スライムが生成するという問題があった。さらに水系が30℃以上の高温になると加速度的にイソチアゾリン誘導体の分解が進んでしまう。
【0007】
特に、イソチアゾリン誘導体の中でも5-CMIは特に熱に対して不安定であることから、40℃程度の温度でも1~2日程度で分解してしまう(特許文献4参照)。
【0008】
特許文献5には、保存安定性を向上するための微生物防除剤として、イソチアゾロン化合物、2-ブロム-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールおよびグルコン酸またはその塩を含有する微生物防除剤が提案されている。しかし、この組成物も、その保存安定性はなお十分ではない。
【0009】
その他にも、保存安定性を改善する長期間安定なスライムコントロール剤として、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンが提案されている(特許文献6参照)が、殺菌力自体が弱いために、効果を発揮させるために多量の薬剤の添加が必要となるという問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
ドイツ国特許出願公開第19620135号明細書
米国特許第4,105,431号明細書
特許第5159072号公報
特許第2985714号公報
特開平5-201809号公報
特開2002-193712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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