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公開番号2024137031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048381
出願日2023-03-24
発明の名称メンテナンス装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240927BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ノズル面の撥水性の低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】メンテナンス装置は、インクジェットヘッドのノズル面に沿って払拭部材をスライドさせるワイプユニットと、ノズル面に設けられた撥水膜の耐用期間の前期と後期とで、払拭部材の払拭性能を異ならせる制御部と、を備える。また、ワイプユニットは、払拭部材として、ブレード型払拭部材と、布製払拭部材と、を備え、制御部は、耐用期間の前期においてブレード型払拭部材を使用し、耐用期間の後期において布製払拭部材を使用するように、ワイプユニットを制御する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
インクジェットヘッドのノズル面に沿って払拭部材をスライドさせるワイプユニットと、
前記ノズル面に設けられた撥水膜の耐用期間の前期と後期とで、前記払拭部材の払拭性能を異ならせる制御部と、を備えることを特徴とするメンテナンス装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記ワイプユニットは、前記払拭部材として、ブレード型払拭部材と、布製払拭部材と、を備え、
前記制御部は、前記耐用期間の前期において前記ブレード型払拭部材を使用し、前記耐用期間の後期において前記布製払拭部材を使用するように、前記ワイプユニットを制御することを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
【請求項3】
前記ワイプユニットは、前記払拭部材として、互いに払拭性能の異なる2つの布製払拭部材を備え、
前記制御部は、前記耐用期間の前期において払拭性能の低い前記布製払拭部材を使用し、前記耐用期間の後期において払拭性能の高い前記布製払拭部材を使用するように、前記ワイプユニットを制御することを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
【請求項4】
前記ワイプユニットは、前記払拭部材として、2つの布製払拭部材と、2つの前記布製払拭部材の各々に設けられ、互いに硬度が異なり、前記布製払拭部材を前記ノズル面に押圧する押圧部材と、を備え、
前記制御部は、前記耐用期間の前期において硬度の高い前記押圧部材を備えた前記布製払拭部材を使用し、前記耐用期間の後期において硬度の低い前記押圧部材を備えた前記布製払拭部材を使用するように、前記ワイプユニットを制御することを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記耐用期間の前期における前記払拭部材の押圧力を前記耐用期間の後期における押圧力よりも小さくすることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記耐用期間の前期における前記払拭部材のスライド速度を前記耐用期間の後期におけるスライド速度よりも速くすることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メンテナンス装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置においては、画像形成ジョブが実行されていない期間にインクジェットヘッドのノズル内のインクから水分が蒸発し、インクの粘度上昇によってノズルが目詰まりすることが考えられる。そこで、目詰まりの予防を目的としてノズル内のインクをキャップに吐出させるパージ処理が行われる。しかし、パージ処理後にノズル面に残留したインクを放置すると、画像形成ジョブの実行中にシートにインクが落下したり、ノズル面にインクが固着したりするという問題がある。また、インクジェット記録装置においては、インクの吐出時にインクの微小な粒子の飛散によりミストが発生する。ミストは、シートへのインク滴の着弾、パージされたインクの廃液トレイへの着弾によっても発生する。ミストがノズル面に付着すると、パージ処理後の残留インクと同様の問題が発生する。
【0003】
そこで、ノズル面に残留したインクを除去する技術が検討されている。例えば、特許文献1では、ノズル面に接触する払拭部材を所定方向にスライドさせることによって、ノズル面に付着したインクを除去する構成が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-20446号公報
特開2017-205954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ノズル面には吐出性能を高めるための撥水処理が施されているが、払拭部材を用いたワイプ動作を繰り返すことで撥水膜が削られ、撥水性が低下することが知られている。撥水性が低下すると、ノズル面の濡れが拡がりやすくなり、インクの付着面積が大きくなる。付着したインクが固着すると、さらにインクが付着しやすくなるため、払拭部材によるインクの除去性能を高める必要がある。しかし、除去性能を高めると、さらに撥水膜が削られやすくなるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮し、ノズル面の撥水性の低下を抑制することのできるメンテナンス装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係るメンテナンス装置は、インクジェットヘッドのノズル面に沿って払拭部材をスライドさせるワイプユニットと、前記ノズル面に設けられた撥水膜の耐用期間の前期と後期とで、前記払拭部材の払拭性能を異ならせる制御部と、を備える。
【0008】
前記ワイプユニットは、前記払拭部材として、ブレード型払拭部材と、布製払拭部材と、を備え、前記制御部は、前記耐用期間の前期において前記ブレード型払拭部材を使用し、前記耐用期間の後期において前記布製払拭部材を使用するように、前記ワイプユニットを制御してもよい。
【0009】
前記ワイプユニットは、前記払拭部材として、互いに払拭性能の異なる2つの布製払拭部材を備え、前記制御部は、前記耐用期間の前期において払拭性能の低い前記布製払拭部材を使用し、前記耐用期間の後期において払拭性能の高い前記布製払拭部材を使用するように、前記ワイプユニットを制御してもよい。
【0010】
前記ワイプユニットは、前記払拭部材として、2つの布製払拭部材と、2つの前記布製払拭部材の各々に設けられ、互いに硬度が異なり、前記布製払拭部材を前記ノズル面に押圧する押圧部材と、を備え、前記制御部は、前記耐用期間の前期において硬度の高い前記押圧部材を備えた前記布製払拭部材を使用し、前記耐用期間の後期において硬度の低い前記押圧部材を備えた前記布製払拭部材を使用するように、前記ワイプユニットを制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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