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公開番号2024136222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047259
出願日2023-03-23
発明の名称インクジェット印刷装置
出願人株式会社SCREENホールディングス
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240927BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヒータ容量が大きいヒータ部を用いた場合であっても、ヒータ部によるインクの過冷または過熱の発生を低減することができる技術を提供する。
【解決手段】インクジェット印刷装置1は、吐出ヘッド80と、インク供給部4と、ヒータ部74と、吐出量算出部920と、第1ヒータ制御部921とを備える。吐出ヘッド80は、印刷基材10の表面にインクを吐出する複数のノズル83を有する。インク供給部4は、吐出ヘッド80へインクを供給する。ヒータ部74は、吐出ヘッド80へ供給されるインクを加熱する。吐出量算出部920は、印刷基材10に記録されるべき画像を示す印刷データ933に基づいて、現時点より後の時点に吐出ヘッド80から吐出されるインクの吐出量を算出する。第1ヒータ制御部921は、吐出量算出部920によって算出された吐出量に基づいて、ヒータ部74を制御する。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
インクジェット印刷装置であって、
印刷基材の表面にインクを吐出する複数のノズルを有する、少なくとも1個の吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドへ前記インクを供給するインク供給部と、
前記吐出ヘッドへ供給される前記インクを加熱するヒータ部と、
前記印刷基材に記録されるべき画像を示す印刷データに基づいて、現時点より後の時点に前記吐出ヘッドから吐出されるインクの吐出量を算出する吐出量算出部と、
前記吐出量算出部によって算出された前記吐出量に基づいて、前記ヒータ部を制御する第1ヒータ制御部と、
を備える、インクジェット印刷装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載のインクジェット印刷装置であって、
前記吐出量算出部は、現時点より後の一定期間に前記吐出ヘッドから吐出されるインクの総吐出量を算出し、
前記第1ヒータ制御部は、前記吐出量算出部によって算出された前記総吐出量に基づいて、前記ヒータ部を制御する、インクジェット印刷装置。
【請求項3】
請求項2に記載のインクジェット印刷装置であって、
前記第1ヒータ制御部は、前記吐出量算出部によって算出された前記吐出量、および、前記ヒータ部のヒータ容量に基づいて、前記ヒータ部を制御する制御開始タイミングを決定し、決定された前記制御開始タイミングの到来に合わせて前記ヒータ部を制御する、インクジェット印刷装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のインクジェット印刷装置であって、
前記ヒータ部の入口側において、前記ヒータ部に送られる前記インクの入口温度を測定する入口温度測定部、
をさらに備え、
前記第1ヒータ制御部は、さらに、前記入口温度測定部によって測定された前記入口温度に基づいて、前記ヒータ部を制御する、インクジェット印刷装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載のインクジェット印刷装置であって、
前記インク供給部は、
前記吐出ヘッドに供給されるインクを貯留する供給タンクと、
前記供給タンクと前記吐出ヘッドとを接続する供給配管と、
有する、インクジェット印刷装置。
【請求項6】
請求項5に記載のインクジェット印刷装置であって、
前記インク供給部は、
前記吐出ヘッドから回収されたインクを貯留する回収タンクと、
前記回収タンクと前記供給タンクとを接続する接続配管と、
前記接続配管において、前記回収タンクから前記供給タンクへインクを送る循環ポンプと、
をさらに有する、インクジェット印刷装置。
【請求項7】
請求項6に記載のインクジェット印刷装置であって、
インク供給部は、
前記供給タンクに補充されるインクを貯留する補充タンクと,
前記補充タンクと前記接続配管とを接続する補充配管と、
前記補充配管において、前記補充タンクのインクを前記接続配管へ送る補充ポンプと、を有する、インクジェット印刷装置。
【請求項8】
請求項7に記載のインクジェット印刷装置であって、
前記ヒータ部は、前記接続配管における、前記補充配管が接続された接続箇所と、前記供給タンクとの間に位置する、インクジェット印刷装置。
【請求項9】
請求項1または請求項2に記載のインクジェット印刷装置であって、
前記補充タンクから前記供給タンクに補充されるインクの補充温度を測定する補充温度測定部、をさらに備え、
前記第1ヒータ制御部は、さらに、前記補充温度測定によって測定された前記補充温度に基づいて、前記ヒータ部を制御する、インクジェット印刷装置。
【請求項10】
請求項1または請求項2に記載のインクジェット印刷装置であって、
前記ヒータ部の出口側において、前記ヒータ部から排出された前記インクの温度を測定する出口温度測定部と、
前記出口温度測定部によって測定された前記インクの温度に基づいて、前記ヒータ部を制御する第2ヒータ制御部と、
をさらに備える、インクジェット印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される主題は、インクジェット印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、連帳の基材をロールtoロール方式で搬送しつつ、吐出ヘッドから基材の表面にインクを吐出することによって、基材に画像を形成する印刷装置が知られている。この種の印刷装置では、一般的に、インクの粘度管理が重要となっている。例えば、インクの温度が低下した場合、インクの粘度が増大することによって、吐出ムラが発生し、これによって、インクの着弾位置のずれ、または、スジの発生などの不具合が発生する場合がある。このため、インク温度を一定にする目的で、インクを加熱するヒータが設けられる場合がある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-027748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ヒータの消費電力を抑えつつインクの温度を一定に保つためには、一般的には、ヒータ容量が大きいヒータを搭載することが望ましい。しかしながら、ヒータ容量が大きいヒータは、一般的に、温まり難く、且つ冷め難い。このため、ヒータ容量が大きいヒータを用いた場合、ヒータの加熱および冷却が遅延することにより、インクの過冷および過熱が発生してしまうおそれがあった。
【0005】
本発明の目的は、ヒータ容量が大きいヒータを用いた場合であっても、ヒータによるインクの過冷または過熱の発生を低減することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、第1態様は、インクジェット印刷装置であって、印刷基材の表面にインクを吐出する複数のノズルを有する、少なくとも1個の吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドへ前記インクを供給するインク供給部と、前記吐出ヘッドへ供給される前記インクを加熱するヒータ部と、前記印刷基材に記録されるべき画像を示す印刷データに基づいて、現時点より後の時点に前記吐出ヘッドから吐出されるインクの吐出量を算出する吐出量算出部と、前記吐出量算出部によって算出された前記吐出量に基づいて、前記ヒータ部を制御する第1ヒータ制御部と、を備える。
【0007】
第2態様は、第1態様に記載のインクジェット印刷装置であって、前記吐出量算出部は、現時点より後の一定期間に前記吐出ヘッドから吐出されるインクの総吐出量を算出し、前記第1ヒータ制御部は、前記吐出量算出部によって算出された前記総吐出量に基づいて、前記ヒータ部を制御する。
【0008】
第3態様は、第2態様に記載のインクジェット印刷装置であって、前記第1ヒータ制御部は、前記吐出量算出部によって算出された前記吐出量、および、前記ヒータ部のヒータ容量に基づいて、前記ヒータ部を制御する制御開始タイミングを決定し、決定された前記制御開始タイミングの到来に合わせて前記ヒータ部を制御する。
【0009】
第4態様は、第1態様または第2態様に記載のインクジェット印刷装置であって、前記ヒータ部の入口側において、前記ヒータ部に送られる前記インクの入口温度を測定する入口温度測定部、をさらに備え、前記第1ヒータ制御部は、さらに、前記入口温度測定部によって測定された前記入口温度に基づいて、前記ヒータ部を制御する。
【0010】
第5態様は、第1態様または第2態様に記載のインクジェット印刷装置であって、前記インク供給部は、前記吐出ヘッドに供給されるインクを貯留する供給タンクと、前記供給タンクと前記吐出ヘッドとを接続する供給配管と、有する。
(【0011】以降は省略されています)

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