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公開番号
2024141500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053193
出願日
2023-03-29
発明の名称
液体吐出装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/17 20060101AFI20241003BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】本発明では、ミスト回収部材に設けられた電極との接続部におけるショートを防止することを課題とする。
【解決手段】液体を吐出する液体吐出ヘッド20と、ミストを回収する導電性のミスト回収部材21と、ミスト回収部材21に電圧を印加する電極22と、ミスト回収部材21を洗浄する洗浄液25と、を備えた液体吐出装置1であって、ミスト回収部材21は、電極22に接続される接続部212を有し、接続部212の表面が不導体213で覆われ、かつ、接続部212と不導体213との間に接着剤26が設けられることを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
ミストを回収する導電性のミスト回収部材と、
前記ミスト回収部材に電圧を印加する電極と、
前記ミスト回収部材を洗浄する洗浄液と、を備えた液体吐出装置であって、
前記ミスト回収部材は、前記電極に接続される接続部を有し、
前記接続部の表面が不導体で覆われ、かつ、前記接続部と前記不導体との間に接着剤が設けられることを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記ミスト回収部材が炭素を材料とする請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記ミスト回収部材に当接して前記ミスト回収部材表面を清掃する清掃部材をさらに有し、
前記清掃部材が絶縁材により形成される請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記清掃部材がゴム材により形成される請求項3記載の液体吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出ヘッドを有する液体吐出装置では、液体吐出ヘッドから液体としてのインクを吐出する際に、インクの主滴よりも微小なインクミストが機内に飛散する。
【0003】
このインクミストを回収するための回収装置が設けられた液体吐出装置が従来から存在する。例えば特許文献1(特開2014-65273号公報)の液体吐出装置は、駆動電圧生成部により電圧を印加されるミスト回収パターンが設けられる。ミスト回収パターンは、電圧を印加されることで帯電し、静電気力によって機内のミストを回収することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ミスト回収部材が回収したミストやミスト回収部材を洗浄する洗浄液が、ミスト回収部材に設けられた電極との接続部に付着することにより、ショートするという問題がある。
【0005】
このような事情から、本発明では、ミスト回収部材に設けられた電極との接続部におけるショートを防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、ミストを回収する導電性のミスト回収部材と、前記ミスト回収部材に電圧を印加する電極と、前記ミスト回収部材を洗浄する洗浄液と、を備えた液体吐出装置であって、前記ミスト回収部材は、前記電極に接続される接続部を有し、前記接続部の表面が不導体で覆われ、かつ、前記接続部と前記不導体との間に接着剤が設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ミスト回収部材に設けられた電極との接続部におけるショートを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の各カバー部材が閉じた状態の斜視図である。
図1の液体吐出装置の平面図である。
液体吐出装置の各カバー部材が開いた状態の斜視図である。
図3の液体吐出装置の平面図である。
一つのキャリッジに二つの液体吐出ヘッドユニットを設けた構成を示す図である。
ミスト回収部材およびその周辺構成を示す平面図である。
複数のミスト回収部材が設けられたキャリッジを示す正面図である。
ミスト回収部材の接続部周辺を示す図である。
図8のA―A断面図である。
ミスト回収部材およびその周辺構成を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。以下の説明では、液体吐出装置の一例として、記録媒体としての布帛に、液体としてのインクや前処理液を吐出する液体吐出装置を例示する。
【0010】
図1に各カバー部材が閉じた状態の液体吐出装置1の斜視図、図2に平面図を示す。また図3にカバー部材が開いた状態の液体吐出装置1の斜視図、図4に平面図を示す。図1の方向Xを液体吐出装置の前後方向あるいは副走査方向あるいは記録媒体搬送方向、方向Yを液体吐出装置の幅方向あるいは主走査方向、方向Zを上下方向とする。方向Xおよび方向Yはステージ上に配置された記録媒体の液体吐出面に平行な方向であるが、多少の誤差があってもよい。方向X,Y,Zは互いに直交する方向である。
(【0011】以降は省略されています)
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