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公開番号
2024135868
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023046759
出願日
2023-03-23
発明の名称
鞍乗型車両
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F01N
13/00 20100101AFI20240927BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】消音器に取り付けられた排気ガスセンサと車体に設けられた機器とを接続するケーブルを、消音器の熱から保護し、ぶらつきを防ぎつつ、消音器の近傍に配索することができるようにする。
【解決手段】鞍乗型車両は、後輪32の側方に設けられた消音器36と、消音器36内に設けられた下流触媒と、消音器36に取り付けられ、下流触媒を流通した後の排気ガスの状態を検出する排気ガスセンサ61と、一端部が排気ガスセンサ61に接続され、他端部が鞍乗型車両1の車体に設けられたECUに接続されたケーブル85とを備え、消音器36には、消音器36をアーム11から離しつつアーム11に固定する上ブラケット68が設けられ、ケーブル85の一端部と他端部との間の部分は上ブラケット68に保持されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンを含む車体、前記車体の前部に支持された前輪、および前記車体の後部に支持された後輪を備えた鞍乗型車両であって、
前記後輪の側方に設けられ、前記エンジンから排出される排気ガスの排気音を減少させる消音器と、
前記消音器内に設けられ、前記排気ガスを浄化する触媒と、
前記消音器に取り付けられ、前記触媒を流通した後の前記排気ガスの状態を検出する排気ガスセンサと、
一端部が前記排気ガスセンサに接続され、他端部が前記車体に設けられた機器に接続されたケーブルとを備え、
前記消音器には、前記消音器を前記車体から離しつつ前記車体に固定するブラケットが設けられ、前記ケーブルの一端部と他端部との間の部分は前記ブラケットに保持されていることを特徴とする鞍乗型車両。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ブラケットは前記消音器から外向きに突出し、前記ケーブルは前記ケーブルの前記部分が前記ブラケットの突出端側の縁に沿って伸長するように前記ブラケットに保持されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記ブラケットは前記消音器から外向きに突出し、前記ブラケットには前記ブラケットを前記車体に固定するための固定部材を挿通させる挿通部が設けられ、前記ケーブルは前記ケーブルの前記部分が前記ブラケットにおいて前記挿通部が設けられている部分よりも突出端側の部分を通るように前記ブラケットに保持されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
前記ケーブルの前記部分は前記ブラケットの突出端側部分において前記挿通部よりも一側の部分および前記挿通部よりも他側の部分にそれぞれ保持されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記排気ガスセンサおよび前記ブラケットはいずれも前記消音器において前記車体側を向いた部分に前記車体に向かって突出するように取り付けられ、前記ケーブルの一端部は前記排気ガスセンサの突出端側部分に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
前記ブラケットは、前記車体に向かって側方に突出し、かつ前後方向に伸長した板状に形成され、前記ケーブルは前記ケーブルの前記部分が前記ブラケットにおいて下を向いた面よりも下側を通るように前記ブラケットに保持されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
【請求項7】
前記ブラケットは前記排気ガスセンサよりも前側に配置され、前記ブラケットには前記ブラケットを前記車体に固定するための固定部材を挿通させる挿通部が設けられ、前記挿通部から前記ブラケットの後端までの長さは前記挿通部から前記ブラケットの前端までの長さの2倍以上であることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。
【請求項8】
前記エンジンはユニットスイング式のエンジンユニットに設けられ、前記エンジンユニットには前記後輪を支持するためのアームが設けられ、前記消音器は前記ブラケットを介して前記アームに固定され、前記排気ガスセンサは前記消音器において前記アームよりも後ろ側に位置する部分に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項9】
前記ブラケットには、前記ケーブルの前記部分を自身と前記ブラケットとの間に保持する保持部材が設けられ、前記保持部材の一端側部分は前記ブラケットに固定され、前記保持部材の他端側部分と前記ブラケットとの間には、前記ケーブルの前記部分を前記保持部材と前記ブラケットとの間に挿入することができる隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関、消音器、触媒および排気ガスセンサを備えた鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
自動二輪車等、内燃機関を動力源とする鞍乗型車両において、触媒を消音器内に設けることがある。また、触媒内を流通した後の排気ガスの状態を検出するために、消音器に排気ガスセンサを取り付けることがある。特開2017-227157号公報(特許文献1)には、排気ガスセンサをマフラ(消音器)に取り付けた自動二輪車が記載されている。
【0003】
鞍乗型車両には、排気ガスセンサにより検出された排気ガスの状態に基づいて処理または制御を行う例えばECU(電子制御ユニット)等の機器が設けられている。排気ガスセンサは、このような機器とケーブルを介して接続され、排気ガスの状態を示す検出信号を当該機器に出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-227157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
鞍乗型車両において、上記機器は、カウルまたは車体カバー等で覆われた車体の内側部分に配置されていることが多い。また、消音器は後輪の側方に配置されていることが多い。このような鞍乗型車両において、排気ガスセンサを消音器に取り付けた場合、排気ガスセンサと上記機器とを接続するケーブルを消音器の近傍に配索する必要がある。
【0006】
消音器は排気ガスの熱によって高温になり、消音器の外壁の温度はケーブルの被覆の耐熱温度を超える。そのため、ケーブルを消音器の近傍に配索するに当たり、ケーブルを消音器の熱から保護することを考慮しなければならない。また、ケーブルが弛んでぶらつく場合には、鞍乗型車両において消音器の周辺に設けられた部品にケーブルが接触し、ケーブルの被覆が擦れ、または、消音器の周辺に設けられた部品にケーブルが引っ掛かってケーブルが引っ張られ、ケーブルが損傷することが懸念される。そのため、ケーブルを消音器の近傍に配索するに当たり、ケーブルが弛んでぶらつくことのないようにケーブルの配索方法や保持方法を検討しなければならない。このように、鞍乗型車両において、排気ガスセンサを消音器に取り付けた場合、排気ガスセンサと上記機器とを接続するケーブルを配索することは容易でない。
【0007】
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、消音器に取り付けられた排気ガスセンサと車体に設けられた機器とを接続するケーブルを、消音器の熱から保護し、かつ、ぶらつきを防ぎつつ、消音器の近傍に配索することができる鞍乗型車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、エンジンを含む車体、前記車体の前部に支持された前輪、および前記車体の後部に支持された後輪を備えた鞍乗型車両であって、前記後輪の側方に設けられ、前記エンジンから排出される排気ガスの排気音を減少させる消音器と、前記消音器内に設けられ、前記排気ガスを浄化する触媒と、前記消音器に取り付けられ、前記触媒を流通した後の前記排気ガスの状態を検出する排気ガスセンサと、一端部が前記排気ガスセンサに接続され、他端部が前記車体に設けられた機器に接続されたケーブルとを備え、前記消音器には、前記消音器を前記車体から離しつつ前記車体に固定するブラケットが設けられ、前記ケーブルの一端部と他端部との間の部分は前記ブラケットに保持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、消音器に取り付けられた排気ガスセンサと車体に設けられた機器とを接続するケーブルを、消音器の熱から保護し、かつ、ぶらつきを防ぎつつ、消音器の近傍に配索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施例の鞍乗型車両を示す説明図である。
図1中の鞍乗型車両の後ろ下部の構造を右から見た状態を示す説明図である。
図1中の鞍乗型車両の後ろ下部の構造を上から見た状態を示す説明図である。
図2中の鞍乗型車両の後ろ下部の構造から消音器等を取り除いたものを示す説明図である。
本発明の第1の実施例の鞍乗型車両においてアームおよび消音器を後から見た状態を示す説明図である。
本発明の第1の実施例の鞍乗型車両における消音器を左から見た状態を示す説明図である。
図6中の消音器の内部を示す説明図である。
図6中の切断線VIII-VIIIに沿って切断した消音器を上後方から見た状態を示す断面部である。
本発明の第1の実施例の鞍乗型車両において、ケーブルが保持された消音器の上ブラケットを示す説明図である。
本発明の第2の実施例の鞍乗型車両において、ケーブルを消音器の上ブラケットに保持する構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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