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公開番号
2024131957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042553
出願日
2023-03-17
発明の名称
鞍乗り型車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
B62J
23/00 20060101AFI20240920BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】リザーバタンクへのアクセス性を確保しつつ外観性を向上させ易い鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗り型車両は、燃料タンク(29)と、リザーバタンク(39)と、リザーバタンクステー(130)と、インナーカバー(110)と、インナーカバー(110)を側方から覆うタンクシュラウド(60)と、リザーバタンクステー(130)を側方から覆うサイドカバー(100)と、を備え、タンクシュラウド(60)とサイドカバー(100)との間にはパネル(70)が配置され、インナーカバー(110)は、車体側面視において、リアサブフレーム(20b)に車幅方向外側から重複すると共に、リアサブフレーム(20b)にリザーバタンクステー(130)と共締めされ、インナーカバー(110)には、タンクシュラウド(60)と、パネル(70)と、サイドカバー(100)と、が取り付けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
メインフレーム(19a)の上方に配置される燃料タンク(29)と、前記燃料タンク(29)よりも下方に配置されるリザーバタンク(39)と、前記リザーバタンク(39)を支持するリザーバタンクステー(130)と、前記メインフレーム(19a)および前記燃料タンク(29)の側方に配置されるインナーカバー(110)と、前記インナーカバー(110)を側方から覆うタンクシュラウド(60)と、前記リザーバタンクステー(130)を側方から覆うサイドカバー(100)と、を備える鞍乗り型車両において、
前記タンクシュラウド(60)と前記サイドカバー(100)との間にはパネル(70)が配置され、
前記インナーカバー(110)は、車体側面視において、リアサブフレーム(20b)に車幅方向外側から重複すると共に、前記リアサブフレーム(20b)に前記リザーバタンクステー(130)と共締めされ、
前記インナーカバー(110)には、前記タンクシュラウド(60)と、前記パネル(70)と、前記サイドカバー(100)と、が取り付けられる
ことを特徴とする鞍乗り型車両。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記リザーバタンクステー(130)は、車幅方向において、前記インナーカバー(110)と前記サイドカバー(100)との間に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記リザーバタンクステー(130)に支持されるリザーバタンク(39)を備え、
前記リザーバタンク(39)の少なくとも一部は、車体幅方向において、前記インナーカバー(110)と前記パネル(70)との間に配置される
ことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記サイドカバー(100)と前記パネル(70)とで、前記リザーバタンク(39)内の液量を視認させるための窓(99)が形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記窓(99)は、車体側面視において、前記パネル(70)および前記サイドカバー(100)が互いに隣接する縁(91c、91d、101a、102a)において、前記パネル(70)および前記サイドカバー(100)の少なくともいずれか一方に形成された他方から離間する切り欠き(92)である
ことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記パネル(70)は、前記タンクシュラウド(60)と係合するミドルパネル(80)と、前記ミドルパネル(80)の後方に配置されるサイドパネル(90)と、により構成される
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ブレーキ液を貯蔵するリザーバタンクを備える鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、メインフレームとシートレールとサブフレームとの間に配置されたリザーバタンクを、外装カバーで覆う構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-132350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、リザーバタンクが、メインフレームとシートレールとサブフレームとの間に配置されており、リザーバタンクが車体の内部に配置され易い。このため、リザーバタンクにアクセスし難いという課題がある。また、鞍乗り型車両の一般的な課題として、車体外観性を良好にすることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リザーバタンクへのアクセス性を確保しつつ外観性を向上させ易い鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
鞍乗り型車両は、メインフレームの上方に配置される燃料タンクと、前記燃料タンクよりも下方に配置されるリザーバタンクと、前記リザーバタンクを支持するリザーバタンクステーと、前記メインフレームおよび前記燃料タンクの側方に配置されるインナーカバーと、前記インナーカバーを側方から覆うタンクシュラウドと、前記リザーバタンクステーを側方から覆うサイドカバーと、を備える鞍乗り型車両において、前記タンクシュラウドと前記サイドカバーとの間にはパネルが配置され、前記インナーカバーは、車体側面視において、リアサブフレームに車幅方向外側から重複すると共に、前記リアサブフレームに前記リザーバタンクステーと共締めされ、前記インナーカバーには、前記タンクシュラウドと、前記パネルと、前記サイドカバーと、が取り付けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
リザーバタンクへのアクセス性を確保しつつ外観性を向上させ易い鞍乗り型車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
燃料タンクの周辺の内部配置を示す鞍乗り型車両の右側面図である。
ヘッドライトユニットの周辺を示す鞍乗り型車両の正面図である。
図1の要部拡大図である。
図4からタンクシュラウドと外装パネルのサイドパネルとの図示を省略した状態を示す図である。
図5から外装パネルのミドルパネルとサイドカバーとの図示を省略した状態を示す図である。
右側のインナーカバーの右側面図である。
右側のインナーカバーの正面図である。
図9は、右側のインナーカバーの底面図である。
タンクシュラウド、外装パネル、サイドカバー、インナーカバー、リザーバタンクの組み付け構造を車幅方向内側から見た斜視図である。
図4のXI-XI線断面図である。
図4のXII-XII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)
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