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公開番号
2024131855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042333
出願日
2023-03-16
発明の名称
ウインカ装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
B62J
6/056 20200101AFI20240920BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】簡素な構成としながらウインカの点滅方式を変えることができるウインカ装置を提供する。
【解決手段】ウインカ装置は、可動接点(75、275)と固定接点(87、287)と操作子(60)とを有し、前記可動接点(75、275)は前記操作子(60)の操作に応じて可動し、前記可動接点(75、275)と前記固定接点(87、287)とが接して通電することでウインカ(32、35)を点滅させるウインカ装置において、複数の点滅方式により前記ウインカ(32、35)を点滅可能に構成され、前記可動接点(75、275)と前記固定接点(87、287)との接する通電時間に応じて前記ウインカ(32、35)の点滅方式を変更する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
可動接点(75、275)と固定接点(87、287)と操作子(60)とを有し、前記可動接点(75、275)は前記操作子(60)の操作に応じて可動し、前記可動接点(75、275)と前記固定接点(87、287)とが接して通電することでウインカ(32、35)を点滅させるウインカ装置において、
複数の点滅方式により前記ウインカ(32、35)を点滅可能に構成され、
前記可動接点(75、275)と前記固定接点(87、287)との接する通電時間に応じて前記ウインカ(32、35)の点滅方式を変更する
ことを特徴とするウインカ装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
初期位置(L0)から移動した前記操作子(60)が前記初期位置(L0)に戻るように、前記操作子(60)に反力を付勢する付勢部材(65)を有し、
前記反力の変化量が所定の位置で変わる
ことを特徴とする請求項1に記載のウインカ装置。
【請求項3】
長手形状を有する前記操作子(60)と、
前記操作子(60)の可動域に設けられ且つ前記操作子(60)をガイドするガイド(53)と、を有し、
前記ガイド(53)は、前記操作子(60)が接触する複数の傾斜面(53a、53b)を有し、
前記複数の傾斜面(53a、53b)は、前記初期位置(L0)の前記操作子(60)の長手方向に直交する直交方向に対する角度である傾斜角度(θ1、θ2)が互いに異なる
ことを特徴とする請求項2に記載のウインカ装置。
【請求項4】
前記操作子(60)が、前記初期位置(L0)から移動する場合において、前記可動接点(75、275)と前記固定接点(87、287)とが接し始める接触開始位置を通過する場合に接触する前記傾斜面(53a)の傾斜角度(θ1)に比べて、前記操作子(60)が、前記接触開始位置を通過した後に移動する所定の変更位置(L1)を通過する場合に接触する前記傾斜面(53b)の傾斜角度(θ2)が大きく、
前記複数の点滅方式は、前記ウインカ(32、35)を所定回数点滅させる所定回数点滅方式と、前記ウインカ(32、35)の点滅を継続させる点滅継続方式と、を含み、
前記操作子(60)が前記接触開始位置を通過する場合に接触する前記傾斜面(53a)よりも、前記操作子(60)が接触する前記傾斜面の前記傾斜角度が大きい場合、前記ウインカ(32、35)の点滅が前記点滅継続方式となる
ことを特徴とする請求項3に記載のウインカ装置。
【請求項5】
車両(10)に設けられるウインカ装置であって、
前記複数の点滅方式は、前記ウインカ(32、35)を所定回数点滅させる所定回数点滅方式と、前記ウインカ(32、35)の点滅を継続させる点滅継続方式と、を含み、
前記車両(10)が所定の速度以上の場合に、前記ウインカ(32、35)を前記所定回数点滅方式のみにより点滅させる
ことを特徴とする請求項1から4に記載のウインカ装置。
【請求項6】
揺動可能に支持された長手形状を有する前記操作子(60)と、
前記操作子(60)の可動域に設けられ且つ前記操作子(60)をガイドするガイド(53)と、
前記操作子(60)を前記ガイド(53)に当接させるように前記操作子(60)を前記ガイド(53)に向けて付勢する付勢部材(65)と、を備え、
前記ガイド(53)は、前記操作子(60)が接触する複数の傾斜面(53a、53b)を有し、
前記複数の傾斜面(53a、53b)は、初期位置(L0)の前記操作子(60)の長手方向に直交する直交方向に対する角度である傾斜角度(θ1、θ2)が互いに異なり、
前記操作子(60)を前記初期位置(L0)から移動させる場合において、前記操作子(60)が、前記可動接点(75、275)と前記固定接点(87、287)とが接し始める接触開始位置を通過した後に移動する所定の変更位置(L1)を通過する場合に、前記操作子(60)は、前記接触開始位置で接触する前記傾斜面(53a)とは異なる傾斜角度(θ2)の前記傾斜面(53b)に接触する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のウインカ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインカ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、操作子の操作に応じてウインカの点滅方式を変えるウインカ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のウインカ装置では、点滅方式毎に固定接点を設けており、可動接点が、どの固定接点に接触しているかに基づいて点滅方式を変えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-74259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のウインカの点滅方式では、固定接点が通電したか否かと点滅方式とが一対一に対応している。よって、特許文献1に記載の技術では、ウインカの点滅方式の種類に応じて固定接点を設ける必要があるため、部品点数が増大したり構造が複雑化したりし易いという課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成としながらウインカの点滅方式を変えることができるウインカ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ウインカ装置は、可動接点と固定接点と操作子とを有し、前記可動接点は前記操作子の操作に応じて可動し、前記可動接点と前記固定接点とが接して通電することでウインカを点滅させるウインカ装置において、複数の点滅方式により前記ウインカを点滅可能に構成され、前記可動接点と前記固定接点との接する通電時間に応じて前記ウインカの点滅方式を変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
簡素な構成としながらウインカの点滅方式を変えることができるウインカ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
ハンドルの左部周辺を示す鞍乗り型車両の背面図である。
ウインカスイッチユニットを模式的に示す前上方から見た分解斜視図である。
ウインカスイッチユニットを模式的に示す後下方から見た分解斜視図である。
ウインカスイッチユニットの左右中心における縦断面図である。
ボトムケースと揺動レバーとの関係を示す揺動軸の軸方向視を示す図である。
揺動レバーの揺動ピンと可動部材とトップケースの関係を示す揺動軸の軸方向視を示す図である。
揺動レバーの揺動ピンと可動部材とトップケースの関係を示す揺動軸の軸方向視を示す図7とは異なる図である。
ウインカ点滅システムの全体構成を示すブロック図である。
ウインカ点滅処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の第2の実施の形態に係るウインカスイッチユニットの図である。
本発明の第3の実施の形態に係るウインカスイッチユニットの図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)
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