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公開番号2024131713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042141
出願日2023-03-16
発明の名称鞍乗り型車両のカウル構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B62J 17/02 20060101AFI20240920BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ヘッドライトの上方にバイザーを備える鞍乗り型車両のカウル構造において、ヘッドライト周辺の外観性を向上させるとともに構造部分の耐候性を向上させる。
【解決手段】車体前部にヘッドライト21を有する自動二輪車1に適用され、前記ヘッドライト21を覆うセンターカバー31と、前記センターカバー31の上部を上方から覆う上部カバー41と、前記上部カバー41の上方に配置されるバイザー51と、前記バイザー51を前記センターカバー31の上部に支持するバイザーステー55と、を有し、前記上部カバー41で覆われる位置に、前記バイザーステー55を前記センターカバー31に締結する締結部(ステー下部締結部56a、カバー側締結部32fおよび下部ボルト)が配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体前部にヘッドライト(21)を有する鞍乗り型車両(1)のカウル構造において、
前記ヘッドライト(21)を覆うセンターカバー(31)と、
前記センターカバー(31)の上部を上方から覆う上部カバー(41)と、
前記上部カバー(41)の上方に配置されるバイザー(51)と、
前記バイザー(51)を前記センターカバー(31)の上部に支持するバイザーステー(55)と、を有し、
前記バイザーステー(55)を前記センターカバー(31)に締結する締結部(56a,32f,B3)を覆うように、前記上部カバー(41)が配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両のカウル構造。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記上部カバー(41)は、複数の取り付け部(39)によって前記センターカバー(31)に取り付けられ、
前記複数の取り付け部(39)の少なくとも一つは、係止構造とされていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のカウル構造。
【請求項3】
前記上部カバー(41)は、左右一対の分割カバー(42)に分割され、
前記バイザーステー(55)は、前記左右一対の分割カバー(42)の間の隙間から上方に突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両のカウル構造。
【請求項4】
前記上部カバー(41)は、左右一対の分割カバー(42)に分割され、
前記係止構造は、前記分割カバー(42)が、前記センターカバー(31)に対して、前方かつ車幅方向外側から後方かつ車幅方向内側に向けて移動することで係止状態となることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のカウル構造。
【請求項5】
前記左右一対の分割カバー(42)の車幅方向内側の内側縁部(42a)の間から、前記センターカバー(31)の一部が車両前方に露出し、
車両前面視で、前記バイザー(51)の車幅方向外側の外側部は、前記左右一対の分割カバー(42)の内側部と重なっていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のカウル構造。
【請求項6】
前記締結部(56a,32f,B3)は、少なくとも前後一対に設けられ、
車両側面視で、前後一対の前記締結部(56a,32f,B3)の間に、前記ヘッドライト(21)を車体に締結する第二締結部(24,27,B1)が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両のカウル構造。
【請求項7】
車両前面視で、前後一対の前記締結部(56a,32f,B3)の少なくとも一方は、前記第二締結部(24,27,B1)と重なっていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両のカウル構造。
【請求項8】
前記センターカバー(31)の上部には、開口部(32g)が形成され、
前記上部カバー(41)は、前記開口部(32g)を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両のカウル構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両のカウル構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗り型車両のカウル構造において、ヘッドライトの上方にメータバイザーを配置した構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-190506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、バイザーは透明又は半透明であることが多く、バイザーを支持するステー等を含む支持構造が外観されやすい。また、バイザーに覆われる部位とバイザーとの間に走行風が導入される構成では、支持構造に雨滴等の外乱の影響を受けやすい。
【0005】
そこで本発明は、ヘッドライトの上方にバイザーを備える鞍乗り型車両のカウル構造において、ヘッドライト周辺の外観性を向上させるとともに構造部分の耐候性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、車体前部にヘッドライト(21)を有する鞍乗り型車両(1)のカウル構造において、前記ヘッドライト(21)を覆うセンターカバー(31)と、前記センターカバー(31)の上部を上方から覆う上部カバー(41)と、前記上部カバー(41)の上方に配置されるバイザー(51)と、前記バイザー(51)を前記センターカバー(31)の上部に支持するバイザーステー(55)と、を有し、前記バイザーステー(55)を前記センターカバー(31)に締結する締結部(56a,32f,B3)を覆うように、前記上部カバー(41)が配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、ヘッドライトの灯体を覆うセンターカバーの上部に上部カバーを重ねるカウル構造において、バイザーを支持するバイザーステーをセンターカバーに締結する締結部が、上部カバーで覆われる部位に配置されることで、バイザーが透明又は半透明であっても、バイザーステーのセンターカバーへの締結部は上部カバーに隠されて見えなくなる。このため、ヘッドライト周辺のカウル構造のデザインに一体感が生まれて外観性を向上させるとともに、締結部への水掛かり等の外乱を抑えて締結部の耐候性を向上させることができる。
【0007】
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、前記上部カバー(41)は、複数の取り付け部(39)によって前記センターカバー(31)に取り付けられ、前記複数の取り付け部(39)の少なくとも一つは、係止構造とされていることを特徴とする。
この構成によれば、上部カバーを取り付けるための複数の取り付け部が、ネジを用いない係止構造を含むことで、上部カバーの着脱が容易になり、ひいてはバイザーおよびバイザーステーの着脱を容易にすることができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、前記上部カバー(41)は、左右一対の分割カバー(42)に分割され、前記バイザーステー(55)は、前記左右一対の分割カバー(42)の間の隙間から上方に突出していることを特徴とする。
この構成によれば、上部カバーが左右一対の分割カバーに分割され、これら左右分割カバーの間からバイザーステーが上方に突出することで、バイザーステーおよびバイザーを取り付けたままでも、左右分割カバーを容易に着脱することができる。
【0009】
本発明の第四の態様は、上記第二の態様において、前記上部カバー(41)は、左右一対の分割カバー(42)に分割され、前記係止構造は、前記分割カバー(42)が、前記センターカバー(31)に対して、前方かつ車幅方向外側から後方かつ車幅方向内側に向けて移動することで係止状態となることを特徴とする。
この構成によれば、上部カバーがセンターカバーに対して、前方かつ車幅方向外側から後方かつ車幅方向内側に向けて移動することに伴い、上部カバーの係止構造が係止状態となることで、車両前方からの走行風や左右バンク時等における車幅方向外側からの風に対して、風の向きに逆らうことなく上部カバーの係止構造を係止状態に維持することができ、簡易な構成で確実な係止構造とすることができる
【0010】
本発明の第五の態様は、上記第三又は第四の態様において、前記左右一対の分割カバー(42)の車幅方向内側の内側縁部(42a)の間から、前記センターカバー(31)の一部が車両前方に露出し、車両前面視で、前記バイザー(51)の車幅方向外側の外側部は、前記左右一対の分割カバー(42)の内側部と重なっていることを特徴とする。
この構成によれば、上部カバーの上方に配置されるバイザーの車幅方向外側部が、車両前面視で左右一対の分割カバーの内側部と重なることで、左右一対の分割カバーの間におけるセンターカバーの露出部の全体を、バイザーで覆うことが可能となる。このため、左右一対の分割カバーの間に車両前方から走行風が入り込み難くなり、左右一対の分割カバー間を走行風が流れることによる空力影響を抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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