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公開番号
2024131710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042138
出願日
2023-03-16
発明の名称
鞍乗り型車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
40/10 20200101AFI20240920BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ヘッドパイプ後方の導風部材に走行風を取り入れる導風口を備える鞍乗り型車両において、導風口からの水の浸入を抑える。
【解決手段】ヘッドパイプ6と、前記ヘッドパイプ6の後方に配置される導風部材(ラジエータインナーシュラウド45)と、を備え、前記ラジエータインナーシュラウド45は、車両前方に向けて開口する導風口51を備え、前記導風口51は、前下方に向けて傾斜するルーバー52(羽板53)を備えている。前記ラジエータインナーシュラウド45の後方に、内燃機関のエアクリーナの吸気口22aが配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘッドパイプ(6)と、
前記ヘッドパイプ(6)の後方に配置される導風部材(45)と、を備える鞍乗り型車両(1)において、
前記導風部材(45)に、車両前方に向けて開口する導風口(51)を備え、
前記導風口(51)は、前下方に向けて傾斜するルーバー(52)を備えていることを特徴とする鞍乗り型車両。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
内燃機関(13)と、
前記内燃機関(13)の吸気側に接続されるエアクリーナ(21)と、を備え、
前記導風部材(45)の後方に、前記エアクリーナ(21)の吸気口(22a)が配置され、
前記吸気口(22a)は、車幅方向で前記導風口(51)と少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記ヘッドパイプ(6)に転舵可能に支持される左右一対のフロントフォーク(3)を備え、
前記導風口(51)は、前記左右一対のフロントフォーク(3)よりも後方かつ車幅方向内側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記導風部材(45)は、上面視で車両後方側に凹んだ凹形状部(49)を有し、
前記導風口(51)は、上面視で前記凹形状部(49)の後端位置(49a)から車幅方向内側に渡って形成されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記内燃機関(13)の前方に配置され、前記内燃機関(13)の冷却に用いられるラジエータ(23)と、
前記ラジエータ(23)に取り付けられるラジエータシュラウド(40)と、を備え、
前記ラジエータシュラウド(40)は、車幅方向外側のアウターシュラウド(41)と車幅方向内側のインナーシュラウド(45)とを備え、
前記導風口(51)は、前記インナーシュラウド(45)に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記内燃機関(13)の上方に配置され、前記内燃機関(13)の燃料を貯留する燃料タンク(18)と、
前記燃料タンク(18)に取り付けられるタンクシュラウド(30)と、を備え、
前記導風口(51)は、車両側面視で、前記タンクシュラウド(30)と少なくとも一部がラップしていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項7】
前記導風口(51)は、車体フレーム(5)のフレーム部材(6,7,7a)に囲まれた領域(5c)と少なくとも一部がラップしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗り型車両において、運転者のニーグリップ位置に配置される燃料タンクの側面から、タンクシュラウド(シュラウド(shroud):車両部品を覆って気流を特定方向に導く導風部材)を車両前方へ延ばし、このシュラウドのインナー部材が車体フレームのヘッドパイプの後方に配置され、このインナー部材に燃料タンク下方への導風口を備えた構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-075585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シュラウドの導風口は、燃料タンク下方の領域に走行風を多く取り入れる一方、雨滴等の水の浸入を抑制する構成が望まれている。例えば、燃料タンク下方のエアクリーナへの吸気を目的としたものでは、導風口から浸入した水を避けるために、エアクリーナの吸気口の位置を導風経路から離したり吸気口の手前に水の浸入を防ぐ壁などを設けたりする等の必要があった。
【0005】
そこで本発明は、ヘッドパイプ後方の導風部材に走行風を取り入れる導風口を備える鞍乗り型車両において、導風口からの水の浸入を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、ヘッドパイプ(6)と、前記ヘッドパイプ(6)の後方に配置される導風部材(45)と、を備える鞍乗り型車両(1)において、前記導風部材(45)に、車両前方に向けて開口する導風口(51)を備え、前記導風口(51)は、前下方に向けて傾斜するルーバー(52)を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ヘッドパイプ後方の導風部材に車両前方に開口する導風口を備えることで、導風口に至る走行風は、先にヘッドパイプおよびヘッドパイプに支持される転舵部品に当たって風速を落とした状態となり、導風口のルーバーによって空気の流れを整流しやすくなる。そして、導風口に下向き傾斜のルーバーを備えることで、導風部材後方への走行風の流れを阻害することなく、走行風に含まれる水の浸入を抑えることができる。
【0007】
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、内燃機関(13)と、前記内燃機関(13)の吸気側に接続されるエアクリーナ(21)と、を備え、前記導風部材(45)の後方に、前記エアクリーナ(21)の吸気口(22a)が配置され、前記吸気口(22a)は、車幅方向で前記導風口(51)と少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、内燃機関の吸気口と導風部材の導風口とが車幅方向で重なるように配置されることで、導風口から吸気口へ走行風を導入しやすくなり、吸気効率を向上させることができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、前記ヘッドパイプ(6)に転舵可能に支持される左右一対のフロントフォーク(3)を備え、前記導風口(51)は、前記左右一対のフロントフォーク(3)よりも後方かつ車幅方向内側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、導風口が左右フロントフォークよりも後方かつ車幅方向内側に配置されることで、導風口に至る走行風は、先に左右フロントフォークに当たって風速を落とした状態となるので、ルーバーで整流しやすく、かつ水の浸入を防ぎやすくなる。すなわち、導風口の整流効果および防水効果の向上を図ることができる。
【0009】
本発明の第四の態様は、上記第一から第三の態様の何れか一つにおいて、前記導風部材(45)は、上面視で車両後方側に凹んだ凹形状部(49)を有し、前記導風口(51)は、上面視で前記凹形状部(49)の後端位置(49a)から車幅方向内側に渡って形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、導風部材における上面視で車両後方側に凹む凹形状部の後端位置から車幅方向内側の範囲(凹形状の車幅方向内側の範囲)に、導風口が形成されることで、凹形状部の車幅方向外側の範囲を導風ガイドとして利用し、より多くの走行風を導風口に案内することができる。凹形状部の車幅方向外側で案内した走行風は、流れの向きを変えて風速を落とした状態となるので、ルーバーで整流しやすくなり、かつ水の浸入を防ぎやすくなる。すなわち、導風口の整流効果および防水効果の向上を図ることができる。
【0010】
本発明の第五の態様は、上記第二の態様において、前記内燃機関(13)の前方に配置され、前記内燃機関(13)の冷却に用いられるラジエータ(23)と、前記ラジエータ(23)に取り付けられるラジエータシュラウド(40)と、を備え、前記ラジエータシュラウド(40)は、車幅方向外側のアウターシュラウド(41)と車幅方向内側のインナーシュラウド(45)とを備え、前記導風口(51)は、前記インナーシュラウド(45)に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ラジエータを覆うラジエータシュラウドのインナーシュラウドに導風口が形成されることで、ラジエータシュラウドの後方に走行風を導入しやすくなる。このため、ラジエータシュラウドの後方に配置したエアクリーナ等の車両部品に対し、走行風を効率よく導くことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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