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公開番号
2024131266
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041429
出願日
2023-03-15
発明の名称
青果物調製機
出願人
渡辺精機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A23N
15/08 20060101AFI20240920BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】ユーザのニーズに応える処理能力を有しつつ、設置空間を抑えることができる青果物調製機を提供すること。
【解決手段】青果物Aに対して第1処理を施す第1処理部2と、第1処理が施された青果物Aに対して第2処理を施す第2処理部5と、第1処理部2により処置された青果物Aを第2処理部5に受け渡す受渡空間S3と、を備え、第1処理部2は、青果物Aを把持可能な第1把持部26が周縁部に複数設けられ、第1回転軸22回りで回転可能な第1回転体20と、第1把持部26に把持された青果物Aを切削する切削手段30,40とを備え、第2処理部5は、青果物Aを把持可能な第2把持部56が周縁部に複数設けられ、第2回転軸回りで回転可能な第2回転体50と、第2把持部56により把持されている青果物Aに流体を吐出する流体吐出ノズル61とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
青果物に対して第1処理を施す第1処理部と、
前記第1処理部において前記第1処理が施された前記青果物に対して第2処理を施す第2処理部と、
前記第1処理部により処置された前記青果物を前記第2処理部に受け渡す受渡空間と、を備え、
前記第1処理部は、
前記青果物を把持可能な第1把持部が周縁部に複数設けられ、第1回転軸回りで回転可能な第1回転体と、
前記第1把持部により把持されている前記青果物における非把持領域の少なくとも一部を切削する切削手段と、を備え、
前記第2処理部は、
前記切削手段により処理された前記青果物を把持可能な第2把持部が周縁部に複数設けられ、第2回転軸回りで前記第1回転体に同期して回転可能な第2回転体と、
前記第2把持部により把持されている前記青果物に対して流体を吹き付ける流体吐出ノズルと、を備える
ことを特徴とする青果物調製機。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第2把持部は、前記第2回転体の回転方向に直交する方向に配設され、対向する2方向から前記青果物を押さえて把持する一対の青果押え部を備え、
前記第2処理部は、前記第2回転軸に平行な、前記青果押え部の中心軸回りで、前記第2把持部に把持された前記青果物を自転させる青果物自転機構を備え、
前記流体吐出ノズルは、前記第2回転軸回りで公転しながら、前記中心軸回りで自転する前記青果物に対して、前記流体を吹き付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の青果物調製機。
【請求項3】
前記青果物自転機構は、前記第2回転体を回転させる駆動力によって、前記青果物を自転させることを特徴とする請求項2に記載の青果物調製機。
【請求項4】
前記青果物自転機構は、前記青果押え部の前記中心軸に固定され、前記第2回転軸回りで公転するピニオンと、前記第2回転軸を支持する枠体に固定され、前記ピニオンが噛み合って移動するラックと、を備え、
前記一対の青果押え部は、前記ピニオンが前記ラックに噛み合って移動することによって、前記中心軸回りで自転し、
前記一対の青果押え部に把持された前記青果物は、前記一対の青果押え部と共に前記中心軸回りで自転する
ことを特徴とする請求項3に記載の青果物調製機。
【請求項5】
前記流体吐出ノズルは、前記複数の第2把持部のそれぞれに対応させて、前記第2回転体の周縁部に複数設けられている
ことを特徴とする請求項請求項1乃至4のいずれか1項記載の青果物調製機。
【請求項6】
前記第1把持部は、前記第1回転体の回転方向に沿って配設され、前記青果物を把持可能な一対の指部を備え、
前記一対の指部の指の先端は、前記把持状態において離隔されており、
前記第1処理部は、前記切削手段として、前記把持状態の前記青果物における前記一対の指部の間の非把持領域の表面に切込みを付ける切込み刃を備える
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の青果物調製機。
【請求項7】
開閉自在の扉を有し、前記第1処理部及び前記第2処理部を収容する筐体をさらに備え、
前記扉は、当該扉を閉じた状態で前記筐体の外部から前記第1把持部に前記青果物を投入可能な開口を備え、
前記切込み刃は、前記扉に設けられている
ことを特徴とする請求項6に記載の青果物調製機。
【請求項8】
前記流体吐出ノズルは、前記切込みに流体を作用させることによって、前記第2把持部に把持されている前記青果物の表皮を剥がす
ことを特徴とする請求項6に記載の青果物調製機。
【請求項9】
前記第1把持部は、前記青果物における端部を把持せず、
前記第1処理部は、前記切削手段として、前記第1把持部に把持されている前記青果物における非把持領域である前記端部を切断する切断刃を備える
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の青果物調製機。
【請求項10】
前記受渡空間を通過した前記第2把持部が所定時間後に通過する解放空間をさらに備え、
前記第2把持部は、前記端部が前記切断刃によって切断された前記青果物の切断面に当接する当接面を備え、
前記第2処理部は、把持していた前記青果物を前記解放空間において解放した前記第2把持部の前記当接面を洗浄する洗浄手段を備える
ことを特徴とする請求項9に記載の青果物調製機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、玉ねぎ等の鱗茎菜類を含む青果物に対して複数の処理を順次施す青果物調製機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の青果物調製機として、特許文献1には、鱗茎菜類に分類される玉ねぎの皮むき装置が開示されている。この特許文献1に記載の従来装置は、上下の縦方向に設置されたコンベヤと、そのコンベヤの後ろに設置された一対の回転ローラと、それらの回転ローラの側方位置に設置された圧縮空気吹付手段と、を有している。この特許文献1に記載の装置においては、コンベヤによって玉ねぎを下から上へ搬送し、その搬送中において切込刃によって玉ねぎの表面に切込みを付ける。
【0003】
その後、切込みが付けられた玉ねぎを一対の回転ローラの上に落とし、回転ローラによって玉ねぎを回転させながら、圧縮空気吹付手段によって玉ねぎに圧縮空気を吹き付けることで玉ねぎの表皮を玉ねぎ本体から吹き飛ばす。これにより、玉ねぎの皮むきが行なわれる。
【0004】
また、従来技術として、特許文献2に開示された玉ねぎの皮むき装置がある。この特許文献2に開示された皮むき装置においては、緩い傾斜で傾いており略横方向配置のコンベヤによって玉ねぎを搬送しながらその玉ねぎに対して両端部の切断を行い、さらに表面への切込みを行い、その後、コンベヤの後ろに設置された一対の回転ローラによって玉ねぎを回転させながら、空気吹付けノズルによって玉ねぎに空気を吹き付けることによって玉ねぎの皮むきを行うようにしている。
【0005】
しかしながら、上記の従来の皮むき装置においては、一対の回転ローラによって玉ねぎを回転させながら、圧縮空気を玉ねぎに吹き付けるだけであったので、1つの玉ねぎに対して短時間に十分な皮むきを行うことが難しかった。また、短時間に多量の玉ねぎに対して皮むきを行うことが難しかった。
【0006】
そこで、本願の発明者は、青果物調製機として、特許文献3に記載の玉ねぎ等の皮むき装置を発明した。この特許文献3に記載の皮むき装置は、玉ねぎ等を下から上の縦方向へ搬送するコンベヤと、当該コンベヤの後方位置に設けられており自らの中心線を中心として水平面内で回転移動するターンテーブルと、当該ターンテーブルの周方向に沿って設けられており玉ねぎ等を収容できる複数の筒状部材と、当該複数の筒状部材の内部へ空気を吹き付ける空気吹付手段と、を有しており、ターンテーブルはコンベヤの頂端部分の下方位置に水平状態で設けられており、複数の筒状部材はコンベヤの頂端部分から降下する玉ねぎ等を収容するようにターンテーブルと共に回転移動する。
【0007】
特許文献3に記載の皮むき装置によれば、ベルトコンベヤの頂端部分からターンテーブルへ向けて玉ねぎ等を降下させるので、玉ねぎ等の降下速度を有効に活用して、ベルトコンベヤからターンテーブルへ玉ねぎ等を安定して移送できる。また、この皮むき装置は、ベルトコンベヤが縦方向に立てて設けられているため、ターンテーブルの下方に広いスペースが確保され、必要に応じてこのスペースに、品質チェック用のコンベヤ等の必要な機器を設置できるという作用・効果も奏する(特許文献3の段落[0064]を参照)。また、この皮むき装置は、ベルトコンベヤが水平に又は低角で斜めに配置された皮むき装置(例えば、特許文献2を参照)に比べて、設置面積を抑えることができる。
【0008】
しかしながら、今般、品質チェック等を別所で行うために青果物調製機自体の設置空間はできるだけ抑えたいという小規模ユーザのニーズがあり、青果物調製機の更なるコンパクト化を図ることが求められている。その一方で、青果物調製機には、ユーザのニーズに応えることが可能な十分な処理能力を有することも必要とされている。そのため、これらコンパクト化と処理能力の確保との両立を図ることが可能な青果物調製機の開発が必要とされていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2004-089115号公報
特公昭61-13794号公報
特開2022-074602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザのニーズに応える処理能力を有しつつ、装置のコンパクト化により設置空間を抑えることができる青果物調製機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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