TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024131242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041378
出願日2023-03-15
発明の名称マスト構造体、物品搬送装置及びマスト構造体の製造方法
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B66F 9/07 20060101AFI20240920BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】マスト構造体の再組立てを素早く再現性良く行うことが可能なマスト構造体を提供する。
【解決手段】マスト構造体(10)は、マスト(20)と、ガイドレールと、連結プレート(6)と、位置決めプレート(7)と、を備えている。マスト(20)は、上マスト(21)と、下マスト(22)とに分割して構成される。ガイドレールは、マストに沿って昇降する昇降体を案内する。連結プレート(6)には、嵌合部(60)が設けられている。位置決めプレート(7)には、連結プレート(6)の嵌合部(60)と嵌合する被嵌合部(70)が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上マストと、前記上マストの下側に配置される下マストとに分割して構成されるマストと、
前記マストに沿って昇降する昇降体を案内するガイドレールであって、前記上マストに敷設される上ガイドレールと、前記下マストに敷設される下ガイドレールとに分割して構成されるガイドレールと、
前記上マスト及び前記下マストのそれぞれに固定され、前記上マストと前記下マストとを連結するための連結プレートと、
を備え、
前記連結プレートには、嵌合部が設けられており、
前記下マストに取り付けられる位置決めプレートであって、前記上マストと前記下マストとが連結した状態で前記連結プレートの前記嵌合部と嵌合する被嵌合部が設けられた位置決めプレートを、更に備えることを特徴とするマスト構造体。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記嵌合部は、前記連結プレートの下側の側面に形成された切欠部であり、
前記被嵌合部は、前記位置決めプレートの上側の側面に設けられた突出部であることを特徴とする請求項1に記載のマスト構造体。
【請求項3】
前記連結プレートと前記上マストに連通する第1連通孔と、前記第1連通孔に挿通される第1ピンと、
前記位置決めプレートと前記下マストに連通する第2連通孔と、前記第2連通孔に挿通される第2ピンと、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のマスト構造体。
【請求項4】
前記連結プレートは、前記マスト側に突出した凸部を有し、
前記マストは、前記凸部と係合する凹部を有していることを特徴とする請求項1に記載のマスト構造体。
【請求項5】
前記凸部は、上下方向に沿って延びていることを特徴とする請求項4に記載のマスト構造体。
【請求項6】
前記凸部は、上下方向に所定の間隔をあけて、複数配置されていることを特徴とする請求項4に記載のマスト構造体。
【請求項7】
前記連結プレートは、前記上マスト及び前記下マストにボルト締結により固定され、
前記位置決めプレートは、前記下マストにボルト締結により固定されることを特徴とする請求項1に記載のマスト構造体。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載のマスト構造体と、
前記マスト構造体の上端部に架設される連結部と、
走行経路に沿って走行するための走行部と、
前記マスト構造体に支持され、物品を把持し得る前記昇降体と、
を備えたことを特徴とする物品搬送装置。
【請求項9】
上マストと、前記上マストの下側に配置される下マストとに分割して構成されるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体を案内するガイドレールであって、上ガイドレールと、下ガイドレールとに分割して構成されるガイドレールと、を備えるマスト構造体の製造方法であって、
仮組立ステップと、解体ステップと、再組立ステップとを備え、
前記仮組立ステップは、
前記上マストと前記下マストとに跨るように、連結プレートをボルト締結により前記上マスト及び前記下マストに固定して前記マストを組み立てる工程と、
前記上マストに前記上ガイドレールを敷設する工程と、
前記下マストに前記下ガイドレールを敷設する工程と、
前記マストが組み立てられた状態で、前記上マストに敷設された前記上ガイドレールと、前記下マストに敷設された前記下ガイドレールとの相対位置を調整した後、前記連結プレートの嵌合部に位置決めプレートの被嵌合部を嵌合させた状態で、前記位置決めプレートを前記下マストに取り付ける工程と、
前記連結プレートと前記上マストに連通する第1連通孔に、第1ピンを挿通する第1位置決め工程と、
前記位置決めプレートと前記下マストに連通する第2連通孔に、第2ピンを挿通する第2位置決め工程と、を含み、
前記解体ステップは、
前記下マストへの前記連結プレートのボルト締結を解除して、前記上マストと前記下マストとを分割する工程を含み、
前記再組立ステップは、
前記連結プレートの前記嵌合部に前記位置決めプレートの前記被嵌合部を嵌合させた状態で、前記下マストに前記連結プレートをボルト締結により固定して、前記マストの再組立を行う工程を含む、マスト構造体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マスト構造体、物品搬送装置、及びマスト構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、分割可能なマストを備えた物品搬送装置がある。例えば、特許文献1には、上部ポストと下部ポストとに分割可能なポストを備えた出し入れ装置について記載されている。特許文献1の出し入れ装置は、上部ポストの下端に上部フランジを取付け、下部ポストの上端に下部フランジを取付けた上で、上部ポストの上部フランジと下部ポストの下部フランジを連結させることで、上部ポストと下部ポストとを連結させて組み立てられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-213216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のポストでは、上部ポストと下部ポストとの連結に手間が掛かるという課題がある。
【0005】
本発明の一態様は、マストの再組立てを素早く再現性良く行うことが可能なマスト構造体、物品搬送装置、及びマスト構造体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るマスト構造体は、上マストと、前記上マストの下側に配置される下マストとに分割して構成されるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体を案内するガイドレールであって、前記上マストに敷設される上ガイドレールと、前記下マストに敷設される下ガイドレールとに分割して構成されるガイドレールと、前記上マスト及び前記下マストのそれぞれに固定され、前記上マストと前記下マストとを連結するための連結プレートと、を備えている。前記連結プレートには、嵌合部が設けられている。前記下マストに取り付けられる位置決めプレートであって、前記上マストと前記下マストとが連結した状態で前記連結プレートの前記嵌合部と嵌合する被嵌合部が設けられた位置決めプレートを、更に備える。
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るマスト構造体の製造方法は、上マストと、前記上マストの下側に配置される下マストとに分割して構成されるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体を案内するガイドレールであって、上ガイドレールと、下ガイドレールとに分割して構成されるガイドレールと、を備えるマスト構造体の製造方法であって、仮組立ステップと、解体ステップと、再組立ステップとを備えている。
【0008】
前記仮組立ステップは、前記上マストと前記下マストとに跨るように、連結プレートをボルト締結により前記上マスト及び前記下マストに固定して前記マストを組み立てる工程と、前記上マストに前記上ガイドレールを敷設する工程と、前記下マストに前記下ガイドレールを敷設する工程と、前記マストが組み立てられた状態で、前記上マストに敷設された前記上ガイドレールと、前記下マストに敷設された前記下ガイドレールとの相対位置を調整した後、前記連結プレートの嵌合部に位置決めプレートの被嵌合部を嵌合させた状態で、前記位置決めプレートを前記下マストに取り付ける工程と、前記連結プレートと前記上マストに連通する前記第1連通孔に、前記第1ピンを挿通する第1位置決め工程と、前記位置決めプレートと前記下マストに連通する前記第2連通孔に、前記第2ピンを挿通する第2位置決め工程と、を含む。前記解体ステップは、前記下マストへの前記連結プレートのボルト締結を解除して、前記上マストと前記下マストとを分割する工程を含む。前記再組立ステップは、前記連結プレートの前記嵌合部に前記位置決めプレートの前記被嵌合部を嵌合させた状態で、前記下マストに前記連結プレートをボルト締結により固定して、前記マストの再組立を行う工程を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、マスト構造体の再組立てを素早く再現性良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係るスタッカークレーンの全体構成を示す図である。
実施形態に係るマストに連結された状態の第1連結プレート及び位置決めプレートの斜視図である。
実施形態に係る第1連結プレート及び位置決めプレートの正面図である。
実施形態に係る第2連結プレートの正面図である。
実施形態に係る第3連結プレートの正面図である。
実施形態に係る上マスト及び上ガイドレールの断面図である。
実施形態に係る下マスト及び下ガイドレールの断面図である。
実施形態に係るマストの凹部に係合する第1連結プレートの凸部の様子を示す断面図である。
実施形態に係るマスト構造体の製造方法の流れを示すフローチャートである。
図9の解体ステップにおける上マストを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ダイフク
洗浄装置
1日前
株式会社ダイフク
作業設備
1日前
株式会社ダイフク
搬送設備
11日前
株式会社ダイフク
物品搬送車
12日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
1日前
株式会社ダイフク
制御システム
1日前
株式会社ダイフク
スタッカクレーン
1日前
株式会社ダイフク
マスト構造体、物品搬送装置及びマスト構造体の製造方法
1日前
個人
懸吊装置
25日前
ユニパルス株式会社
吊具
3か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
2か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
5か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
5か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
5か月前
株式会社日本キャリア工業
昇降機
1か月前
株式会社豊田自動織機
フォークリフト
2か月前
株式会社ニシキ
可変型吊り天秤
4か月前
株式会社大林組
養生方法
4日前
ブラザー工業株式会社
架台
3か月前
ブラザー工業株式会社
架台
3か月前
小野谷機工株式会社
ジャッキ装置
2か月前
株式会社キトー
吊具
19日前
ウエダ産業株式会社
鋼板保持装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
荷箱移動装置
4か月前
株式会社慧泉
搬送装置
2か月前
株式会社大林組
作業システム
4日前
株式会社キトー
巻上機
2か月前
株式会社タダノ
クレーン装置
3か月前
川田工業株式会社
吊荷介錯方法
4か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
4か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
22日前
清水建設株式会社
床構造
1か月前
フジテック株式会社
エレベータ
5か月前
コベルコ建機株式会社
作業機械
4か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
4か月前
コベルコ建機株式会社
作業機械
4か月前
続きを見る