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公開番号
2024075396
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-03
出願番号
2022186815
出願日
2022-11-22
発明の名称
作業機械
出願人
コベルコ建機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B66C
23/82 20060101AFI20240527BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】作業機械において、第1部材の姿勢変更時に、当該第1部材から垂下された第2部材が他の第3部材と干渉することを防止する。
【解決手段】クレーン100は、上部旋回体2と、ガントリ4と、固縛リンク70と、カウンタウエイト5と、連動機構7Sとを備える。固縛リンク70は、固縛リンク支点部70P回りに回動可能なようにガントリ4に支持された上端部を有し、ガントリ4が起立姿勢とされた状態においてガントリ4の先端部から垂下される。カウンタウエイト5は、ガントリ4が起立姿勢とされた状態おいて、固縛リンク70の下方に配置される。連動機構7Sは、ガントリ4の起立姿勢から倒伏姿勢への姿勢変更に連動して、固縛リンク70とカウンタウエイト5との干渉を阻止するように固縛リンク70を固縛リンク支点部70P回りに後方に回動させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ベース部と、
前記ベース部に第1支点部回りに回動可能に支持された基端部を有し、前記回動に伴って第1の姿勢と第2の姿勢との間で姿勢変更可能な第1部材と、
第2支点部回りに回動可能なように前記第1部材に支持された上端部を有し、前記第1部材が前記第1の姿勢とされた状態おいて前記第1部材から垂下される第2部材と、
前記第1部材が前記第1の姿勢とされた状態おいて、前記第2部材の下方に配置される第3部材と、
前記第1部材の前記第1の姿勢から前記第2の姿勢への姿勢変更に連動して、前記第2部材と前記第3部材との干渉を阻止するように前記第2部材を前記第2支点部回りに回動させる連動機構と、
を備える、作業機械。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ベース部は機体であり、
前記機体に起伏可能に支持された起伏部材を更に備え、
前記第1部材は、前記起伏部材の後方で前記機体に前記第1支点部回りに回動可能に支持された前記基端部と、当該基端部とは反対側の回動端部とを有し、前記機体に対して起立した前記第1の姿勢としての起立姿勢と前記機体上に倒伏した前記第2の姿勢としての倒伏姿勢との間で姿勢変更可能であり、前記起立姿勢において前記起伏部材を支持する支持部材であり、
前記第3部材は、前記支持部材の後方において前記機体に支持されるカウンタウエイトであり、
前記第2部材は、前記支持部材の前記回動端部に前記第2支点部回りに回動可能に支持された前記上端部を有し、前記支持部材が前記起立姿勢とされた状態において前記回動端部から垂下され、前記支持部材が前記倒伏姿勢とされた状態において前記カウンタウエイトまたは前記機体に連結されることで前記支持部材を前記倒伏姿勢に保持する姿勢保持部材であり、
前記連動機構は、前記支持部材の前記起立姿勢から前記倒伏姿勢への姿勢変更に伴って前記姿勢保持部材と前記カウンタウエイトとの干渉を阻止するように、前記支持部材の回動に連動して前記姿勢保持部材を後方に回動させる、請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記支持部材は、
前記起伏部材の後方において前記第1支点部回りに回動可能に支持されたコンプレッションメンバと、
前記コンプレッションメンバの先端部に第3支点部回りに回動可能に支持された上端部と、前記機体に接続された下端部とを有するテンションメンバであって、前記上端部と前記下端部との間に配置された屈曲支点部を支点として屈伸可能なテンションメンバと、
を有し、
前記姿勢保持部材の前記第2支点部は、前記テンションメンバの前記上端部よりも後方において前記コンプレッションメンバの先端部に回動可能に支持されており、
前記連動機構は、前記起立姿勢から前記倒伏姿勢への前記コンプレッションメンバの前記第1支点部回りの回動に連動して前記テンションメンバが前記屈曲支点部回りに屈曲する力を前記姿勢保持部材に伝達することで当該姿勢保持部材を後方に回動させる、請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記連動機構は、
前記テンションメンバの前記上端部に配置される突起と、
前記突起の前記第3支点部回りの回動に伴って前記突起から受ける押圧力を前記姿勢保持部材に伝達して、前記姿勢保持部材を後方に回動させる伝達部と、
を有する、請求項3に記載の作業機械。
【請求項5】
前記伝達部は、
前記突起に当接可能な第1端部と、前記第1端部とは反対側の第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に配置され前記コンプレッションメンバの前記先端部に回動可能に支持されたリンク支点部とを有する第1リンクと、
前記第1リンクの前記第2端部に回動可能に接続された第3端部と、前記第3端部とは反対側の第4端部であって前記姿勢保持部材のうち前記第2支点部から離れた位置に回動可能に接続された第4端部とを有する第2リンクと、
を含む、請求項4に記載の作業機械。
【請求項6】
前記伝達部は、
前記突起に当接可能な一端部と、前記一端部とは反対側に配置され前記姿勢保持部材に当接可能な他端部とを有する押圧部材と、
前記押圧部材を前記一端部と前記他端部とを結ぶ方向に沿って移動可能に案内する案内部材と、
を含む、請求項4に記載の作業機械。
【請求項7】
前記突起は、前記テンションメンバの前記上端部に着脱可能に装着される、請求項4乃至6の何れか1項に記載の作業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機械に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
クレーンなどの作業機械として、機体と、当該機体に起伏可能に支持された起伏部材と、前記起伏部材の後方で前記起伏部材を起伏可能に支持する支持部材とを有するものが知られている。特許文献1には、前記起伏部材としてのブームを、前記支持部材としてのガントリが後方から支持する技術が開示されている。当該技術では、前記クレーンが機体に装着されたブーム起伏ウインチを更に有し、当該ブーム起伏ウインチから引き出されたブーム起伏ロープがガントリの先端部に設けられたシーブおよびブームガイラインを介してブームの先端部に接続されている。ブーム起伏ウインチがブーム起伏ロープの巻き取り、繰り出しを行うと、ブームがガントリとともに機体に対して起伏する。
【0003】
特許文献1に記載された技術では、ガントリが起立姿勢と倒伏姿勢との間で姿勢変更することができる。前記起立姿勢では、ガントリの一部が後方かつ上方に向かって延びることで、ガントリがブームを後方から支持する。前記倒伏姿勢では、ガントリが前記起立姿勢から後方に倒伏し、機体に沿った姿勢となる。更に、本技術では、前記起立姿勢においてガントリの先端部から垂下された連結部材の先端部が、前記倒伏姿勢において機体に連結されることで、ガントリが倒伏姿勢に保持された状態が維持され、機体を輸送、保管することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-2384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術を、機体の後端部にカウンタウエイトが搭載されたクレーンに適用しようとすると、ガントリの倒伏時に連結部材がカウンタウエイトに干渉し、連結部材またはカウンタウエイトが損傷するという問題がある。このように、作業機械では、必要に応じて姿勢変更する部材が多く、作業者の手間を要することなく姿勢変更時に複数の部材同士が干渉することを防止する技術が望まれている。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、作業機械において、第1部材の姿勢変更時に、当該第1部材から垂下された第2部材が他の第3部材と干渉することを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によって提供されるのは、作業機械である。当該作業機械は、ベース部と、前記ベース部に第1支点部回りに回動可能に支持された基端部を有し、前記回動に伴って第1の姿勢と第2の姿勢との間で姿勢変更可能な第1部材と、第2支点部回りに回動可能なように前記第1部材に支持された上端部を有し、前記第1部材が前記第1の姿勢とされた状態おいて前記第1部材から垂下される第2部材と、前記第1部材が前記第1の姿勢とされた状態おいて、前記第2部材の下方に配置される第3部材と、前記第1部材の前記第1の姿勢から前記第2の姿勢への姿勢変更に連動して、前記第2部材と前記第3部材との干渉を阻止するように前記第2部材を前記第2支点部回りに回動させる連動機構と、を備える。
【0008】
本構成によれば、第1部材から垂下された第2部材が、第1部材の第1の姿勢から第2の姿勢への姿勢変更時に、第3の部材と干渉することを連動機構が防止することができる。この結果、第1部材の姿勢変更を安全に行いつつ、第2部材または第3部材が損傷することを防止することができる。
【0009】
上記の構成において、前記ベース部は機体であり、前記機体に起伏可能に支持された起伏部材を更に備え、前記第1部材は、前記起伏部材の後方で前記機体に前記第1支点部回りに回動可能に支持された前記基端部と、当該基端部とは反対側の回動端部とを有し、前記機体に対して起立した前記第1の姿勢としての起立姿勢と前記機体上に倒伏した前記第2の姿勢としての倒伏姿勢との間で姿勢変更可能であり、前記起立姿勢において前記起伏部材を支持する支持部材であり、前記第3部材は、前記支持部材の後方において前記機体に支持されるカウンタウエイトであり、前記第2部材は、前記支持部材の前記回動端部に前記第2支点部回りに回動可能に支持された前記上端部を有し、前記支持部材が前記起立姿勢とされた状態において前記回動端部から垂下され、前記支持部材が前記倒伏姿勢とされた状態において前記カウンタウエイトまたは前記機体に連結されることで前記支持部材を前記倒伏姿勢に保持する姿勢保持部材であり、前記連動機構は、前記支持部材の前記起立姿勢から前記倒伏姿勢への姿勢変更に伴って前記姿勢保持部材と前記カウンタウエイトとの干渉を阻止するように、前記支持部材の回動に連動して前記姿勢保持部材を後方に回動させるものでもよい。
【0010】
本構成によれば、支持部材が起立姿勢から倒伏姿勢に姿勢変更する際に、姿勢保持部材がカウンタウエイトと干渉することを防止することができる。また、支持部材が倒伏姿勢とされると、姿勢保持部材がカウンタウエイトまたは機体に連結されることで、支持部材を倒伏姿勢に維持しながら作業機械を輸送、保管することができる。更に、支持部材の姿勢に関わらず、姿勢保持部材を支持部材に装着しておくことができるため、姿勢保持部材の当該装着に掛かる手間を省くことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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