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公開番号2024125757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033803
出願日2023-03-06
発明の名称物品搬送車
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/00 20060101AFI20240911BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】全体の重量バランスの適正化や小型化を図りやすい物品搬送車を実現する。
【解決手段】物品搬送車(1)は、車体(2)と、車体(2)の前後方向(X)の中央部に支持された走行駆動部(4)と、車体(2)の前後方向(X)の一方側に支持された制御装置(5)と、車体(2)の前後方向(X)の他方側に支持された電源装置(6)と、前後方向(X)に走行駆動部(4)を跨ぐように設けられた配線スペース(Sw)に配置されて制御装置(5)と電源装置(6)とを電気的に接続するケーブル(8)とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
物品を搬送する物品搬送車であって、
車体と、
前記車体の前後方向の中央部に支持された走行駆動部と、
前記車体の、前記走行駆動部に対して前記前後方向の一方側に支持された制御装置と、
前記車体の、前記走行駆動部に対して前記前後方向の他方側に支持された電源装置と、
前記制御装置と前記電源装置とを電気的に接続するケーブルと、を備え、
前記走行駆動部は、一対の車輪と一対の前記車輪を駆動する走行用モータとを備え、
前記制御装置は、前記走行用モータを制御するように構成され、
前記電源装置は、前記走行用モータに電力を供給するように構成され、
前記ケーブルは、前記前後方向に前記走行駆動部を跨ぐように設けられた配線スペースに配置されている、物品搬送車。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記前後方向に沿う前後方向視で、前記制御装置及び前記電源装置が前記走行駆動部と重複する位置に配置されている、請求項1に記載の物品搬送車。
【請求項3】
前記配線スペースが、前記走行駆動部よりも上方において前記前後方向に前記走行駆動部を跨ぐように設けられ、
前記車体は、車体本体と、前記車体本体に対して上方から着脱自在に取り付けられるカバーと、を有し、
前記カバーを取り外した状態で上方から前記配線スペースにアクセス可能となっている、請求項1又は2に記載の物品搬送車。
【請求項4】
前記配線スペースに、前記ケーブルを保持するケーブル保持部が設けられており、
前記ケーブル保持部が、それぞれが上方に向かって延び、前記車体の幅方向に対向して配置された一対のクランプアームを備えている、請求項3に記載の物品搬送車。
【請求項5】
前記車体における前記走行駆動部に対して前記電源装置側の部分に、充電時に電力を受け取る受電部が支持されている、請求項1又は2に記載の物品搬送車。
【請求項6】
前記車体の上に搭載されて前記物品の移載を行う移載装置をさらに備え、
前記車体における前記走行駆動部に対して前記制御装置側の部分に、前記移載装置を駆動する移載駆動部が支持されている、請求項1又は2に記載の物品搬送車。
【請求項7】
一対の前記車輪は、前記車体の幅方向に分かれて配置され、
前記走行用モータは、一対の前記車輪の一方を駆動する第1モータと、一対の前記車輪の他方を駆動する第2モータと、を含み、
前記車体の、前記幅方向における前記第1モータと前記第2モータとの間に、走行面に付された位置情報を読み取る読取装置が配置されている、請求項1又は2に記載の物品搬送車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品搬送車に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば物品の保管や仕分け等を行う設備において、物品を搬送する物品搬送車が利用されている。このような物品搬送車の一例が、特開2021-181362号公報(特許文献1)に開示されている。
【0003】
特許文献1の物品搬送車(無人搬送車1)は、車体(ベース10)と、走行駆動部(車輪12及びモータ)と、制御装置(電気回路)と、ケーブル(ケーブル13)とを備えており、明示されてはいないものの電源装置を当然に備えていると考えられる。制御装置は、走行駆動部(具体的にはモータ)を制御し、電源装置は、走行駆動部(具体的にはモータ)に電力を供給すると考えられる。また、ケーブルは、車体と移載装置(コンベヤC1)とを接続している。
【0004】
特許文献1の物品搬送車において、走行駆動部は車体の中央部に配置され、ケーブルは走行駆動部の上方に配置されている。一方、特許文献1には、制御装置及び電源装置の配置について明示の記載はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-181362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
物品搬送車における走行駆動部、制御装置、及び電源装置等の配置の決定に際しては、全体の重量バランスの適正化や小型化を考慮することが求められる。しかし、特許文献1には、このような点に関して何ら記載されていない。
【0007】
そこで、全体の重量バランスの適正化や小型化を図りやすい物品搬送車の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る物品搬送車は、
物品を搬送する物品搬送車であって、
車体と、
前記車体の前後方向の中央部に支持された走行駆動部と、
前記車体の、前記走行駆動部に対して前記前後方向の一方側に支持された制御装置と、
前記車体の、前記走行駆動部に対して前記前後方向の他方側に支持された電源装置と、
前記制御装置と前記電源装置とを電気的に接続するケーブルと、を備え、
前記走行駆動部は、一対の車輪と一対の前記車輪を駆動する走行用モータとを備え、
前記制御装置は、前記走行用モータを制御するように構成され、
前記電源装置は、前記走行用モータに電力を供給するように構成され、
前記ケーブルは、前記前後方向に前記走行駆動部を跨ぐように設けられた配線スペースに配置されている。
【0009】
この構成によれば、車体の前後方向の中央部に走行駆動部を支持し、その走行駆動部に対して前後方向の両側に制御装置と電源装置とを分けて車体に支持することで、物品搬送車の全体の重量バランスの適正化を図ることができる。また、前後方向に走行駆動部を跨ぐように設けられた配線スペースにケーブルを配置することで、制御装置と電源装置とを最短経路又はそれに近い経路で接続することができる。これにより、ケーブルの配置スペースの小型化を図りやすく、ひいては、物品搬送車の小型化を図ることができる。
【0010】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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