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公開番号2024130267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039894
出願日2023-03-14
発明の名称作業設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/137 20060101AFI20240920BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】作業者による物品の取り出し又は投入の作業の迅速性を高め易い作業支援装置を備えた作業設備を実現する。
【解決手段】作業支援装置30は、容器配列部20に配列された複数の容器W1のそれぞれに対応する表示領域E1を備えた被表示部31と、投影装置41と、作業者12の動きを検知する検知装置42と、投影装置41を制御する制御装置50と、を備え、制御装置50は、投影装置41を制御して対象容器W11に対応する表示領域E1に操作指示画像を投影し、操作指示画像が作業者により操作されたこと、又は作業者により対象容器W1に対する対象作業が実行されたこと、が検知装置42により検知されたことを条件として、投影装置41を制御して、操作指示画像の変更及び次に対象となる対象容器に対応する表示領域E1への操作指示画像の投影の少なくとも一方を行う作業指示制御を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の容器が配列された容器配列部と、
作業者が、複数の前記容器の中の対象となる容器である対象容器から物品を取り出すピッキング作業、及び、複数の前記容器の中の対象となる容器である対象容器に物品を投入するアソート作業の少なくとも一方である対象作業を行うエリアであって、前記容器配列部に隣接して配置された作業エリアと、
前記作業者に対する前記対象作業の支援を行う作業支援装置と、
を備えた作業設備であって、
前記作業支援装置は、
前記容器配列部に配列された複数の前記容器のそれぞれに対応する表示領域を備えた被表示部と、
前記被表示部に画像を投影する投影装置と、
前記作業者の動きを検知する検知装置と、
前記投影装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記投影装置を制御して前記対象容器に対応する前記表示領域に操作指示画像を投影し、前記操作指示画像が前記作業者により操作されたこと、又は前記作業者により前記対象容器に対する前記対象作業が実行されたこと、が前記検知装置により検知されたことを条件として、前記投影装置を制御して、前記操作指示画像の変更及び次に対象となる前記対象容器に対応する前記表示領域への前記操作指示画像の投影の少なくとも一方を行う作業指示制御を実行する、作業設備。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検知装置は、前記作業者の手の動きを検知できるように構成され、
前記制御装置は、前記検知装置により検知された前記作業者の手の動きに基づいて、前記作業者が、前記対象容器に対して前記対象作業を行ったか、前記対象容器以外の前記容器に対して前記対象作業を行ったかを判定し、前記対象容器以外の前記容器に対して前記対象作業を行ったと判定した場合には、前記投影装置を制御して、前記操作指示画像の表示態様を変化させ、又は、前記操作指示画像とは異なる画像の投影を行う、請求項1に記載の作業設備。
【請求項3】
前記制御装置は、前記投影装置を制御して、前記対象容器に対応する前記表示領域に、前記操作指示画像と共に、前記対象容器から取り出す物品の数又は前記対象容器に投入する物品の数を示す作業物品数情報、及び、前記対象容器から取り出す物品又は前記対象容器に投入する物品の種類を示す物品種類情報、の少なくとも一方を投影する、請求項1に記載の作業設備。
【請求項4】
前記制御装置は、前記投影装置を制御して、前記対象容器に対応する前記表示領域への前記操作指示画像の投影と並行して、次に対象となる前記対象容器に対応する前記表示領域に、前記操作指示画像とは異なる態様の予告画像を投影する、請求項1に記載の作業設備。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記投影装置を制御して、前記被表示部における複数の前記容器のそれぞれに対応する前記表示領域とは異なる特定領域に、モード切替スイッチ画像を投影し、
前記モード切替スイッチ画像が前記作業者により操作されたことが前記検知装置により検知されたことに応じて、確認モードと作業モードとを切り替え、
前記作業モードでは前記作業指示制御を実行し、
前記確認モードでは、前記投影装置を制御して、前記容器配列部に配列された複数の前記容器について、それぞれの前記容器に収容された物品の種類と数とを示す状態情報を投影する状態表示制御を実行する、請求項1に記載の作業設備。
【請求項6】
前記容器配列部は、前記作業エリアから見て、上下方向の複数段のそれぞれにおいて左右方向に複数個の前記容器が並ぶように配置された棚であり、
前記表示領域は、複数の前記容器のそれぞれの上側及び下側の少なくとも一方に隣接して配置されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の作業設備。
【請求項7】
前記被表示部は、前記容器配列部の各段において、前記容器の上に垂れ下がるように配置されたシート状部材であり、各段の前記被表示部の下部に、上下方向に沿う切り込みが設けられている、請求項6に記載の作業設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業者に対するピッキング作業及びアソート作業の少なくとも一方である対象作業の支援を行う作業支援装置を備える作業設備に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
作業支援装置を備える作業設備が知られている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。特許文献1(特開2012-162376号公報)には、物品収納棚(1)から手押し式の作業台車(20)上の物品収納容器(U)に物品を収納するために物品の種類及び数量が記載された作業リストを発行して、作業者の上記対象作業を支援する作業支援装置(作業リスト発行機18)を備えた作業設備が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-162376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような作業設備では、作業者が物品収納棚(1)から物品を取り出す作業を行う場合には、作業支援装置により発行された作業リストの記載を作業者が確認する必要がある。特許文献1には作業者による確認方法についての具体的な記載が無いが、例えば作業者が作業リストの記載を目視することが考えられる。そのような場合には、作業者は、作業リストを目視して物品の種類を確認し、物品収納棚(1)に配列されている複数の容器の中から、その物品の種類に対応する容器を探し出し、当該容器から物品を取り出すという作業が必要である。また、作業者が、物品の種類に対応する正しい容器から物品を取り出したか否か確認する場合には、作業リストと物品とを目視で照合する作業が必要である。このように、従来の技術では、作業者が上記対象作業を行う場合における作業の迅速性に課題があった。
【0005】
そこで、作業者による物品の取り出し又は投入の作業の迅速性を高め易い作業支援装置を備えた作業設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る作業設備は、複数の容器が配列された容器配列部と、作業者が、複数の前記容器の中の対象となる容器である対象容器から物品を取り出すピッキング作業、及び、複数の前記容器の中の対象となる容器である対象容器に物品を投入するアソート作業の少なくとも一方である対象作業を行うエリアであって、前記容器配列部に隣接して配置された作業エリアと、前記作業者に対する前記対象作業の支援を行う作業支援装置と、を備えた作業設備であって、前記作業支援装置は、前記容器配列部に配列された複数の前記容器のそれぞれに対応する表示領域を備えた被表示部と、前記被表示部に画像を投影する投影装置と、前記作業者の動きを検知する検知装置と、前記投影装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記投影装置を制御して前記対象容器に対応する前記表示領域に操作指示画像を投影し、前記操作指示画像が前記作業者により操作されたこと、又は前記作業者により前記対象容器に対する前記対象作業が実行されたこと、が前記検知装置により検知されたことを条件として、前記投影装置を制御して、前記操作指示画像の変更及び次に対象となる前記対象容器に対応する前記表示領域への前記操作指示画像の投影の少なくとも一方を行う作業指示制御を実行する。
【0007】
本構成によれば、作業者は、操作指示画像が表示された表示領域に対応する容器が物品の取り出し又は投入を行う対象容器であることを容易に認識することができる。また、作業指示制御により操作指示画像が変更される場合には、対象容器に対応する前記表示領域の操作指示画像の操作が完了したこと、又は、対象容器に対する対象作業の実行が完了したこと、を作業者が容易に認識することができる。従って、物品の取り出し又は投入の作業の迅速性及び正確性を高め易い。また、作業指示制御により次に対象となる対象容器に対応する表示領域に操作指示画像が投影される場合には、次に対象となる対象容器を作業者が容易に認識することができる。従って、複数の容器に対して連続して物品の取り出し又は投入を行う場合における、作業の迅速性及び正確性を高め易い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る作業設備を示す図
図1の投影装置により投影された作業モードの画像を示す図
図2の対象容器に対する作業が正しく行われた状態を示す図
図2の対象容器に対する作業が完了した状態を示す図
図2の次に対象となる対象容器に対する作業モードの画像を示す図
図2の対象容器に対する作業が正しく行われなかった状態を示す図
図1の投影装置により投影された確認モードの画像を示す図
第2の実施形態に係る作業モードの投影画像を示す図
図8の対象容器に対する作業が正しく行われた状態を示す図
図8の次に対象となる対象容器に対する作業モードの画像を示す図
その他の実施形態に係る作業設備を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1の実施形態〕
以下では、第1の実施形態に係る作業設備10について、図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る作業設備10を示す図である。作業設備10は、作業者12がピッキング作業、又は、アソート作業の少なくとも一方である対象作業を行う作業エリア15を備えている。ここで、ピッキング作業とは、複数の容器W1の中の対象となる容器である対象容器W11から物品Bを取り出す作業である。また、アソート作業とは、複数の容器W1の中の対象となる容器である対象容器W11に物品Bを投入する作業である。容器W1は、特に限定されないが、段ボール製や樹脂製の箱等が例として挙げられる。
【0010】
本実施形態では、ピッキング作業では、作業者12が複数の容器W1の中から選択された対象容器W11から物品Bを取り出し、搬送車19に搭載された搬送容器W2に投入する。また、アソート作業では、作業者12が搬送車19に搭載された搬送容器W2から取り出した物品Bを、複数の容器W1の中から選択された対象容器W11に投入する。搬送容器W2は、特に限定されないが、段ボール製や樹脂製の箱等が例として挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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