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公開番号
2024115372
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023021036
出願日
2023-02-14
発明の名称
製袋包装装置
出願人
株式会社イシダ
代理人
主分類
B65B
9/093 20120101AFI20240819BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】扱き装置を導入しなくても、袋内の物品の高さを抑えることのできる新たな製袋包装装置を提供することを目的とする。
【解決手段】上方から落下してくる物品を、チューブ状フィルムの下端部に形成された袋内に充填して包装する製袋包装装置であって、袋の開口部を横シールする横シール機構の上方に、チューブ状フィルムを両サイドから挟んで、落下する物品を受け止める一対の受け部材を備える。その受け部材が、物品を受け止める面が曲面に形成されている。これにより、袋内に大きな物品が落下して来ても、物品は、縦列に積み重ならないから、横シール領域を超えて物品がうずたかく積み重なる現象を無くすことができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上方から落下してくる物品を、チューブ状フィルムの下端部に形成された袋内に充填して包装する製袋包装装置であって、
前記袋の開口部を横シールする横シール機構と、
前記横シール機構の上方において、前記チューブ状フィルムを間に挟んだ両サイドに対向配置され、前記チューブ状フィルムと接触して、該チューブ状フィルム内を落下する物品を受け止める一対の受け部材と、を備え、
前記受け部材は、前記物品を受け止める面が下に凸の曲面である、
製袋包装装置。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記一対の受け部材が、往復運動機構に連係されて、互いに水平方向に近接離反する、請求項1に記載の製袋包装装置。
【請求項3】
前記一対の受け部材で形成される前記曲面が、前記曲面に接する接線と水平線とのなす角度が、少なくとも10度から80度の範囲である、請求項1又は2に記載の製袋包装装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブ状フィルムの下端部に形成された袋内に物品を上方から投入した後、袋の上部開口部を横シールして袋を製造するようにした製袋包装装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の包装装置では、例えば計量装置から排出された物品は、鉛直方向に伸びるチューブ内を通って、その下端部に形成された袋内に充填される。その際、物品がシール直後の袋の底に激突するため、袋の底のシール部分が破損したり、物品が損傷したりする。そのため、例えば、特許文献1では、落下する物品を袋内で受け止める受け部材が、左右のシールジョーの上部に設けられている。
【0003】
この受け部材は、袋の両サイドから袋を挟み込むと、受け部材がV字状になるため、袋の底への衝撃や物品の損傷を抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-104881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、V字状の受け部材によって袋の底がV字状になり、そこに、チューブ状フィルムの内径に対し、物品の大きさが相対的に大きなもの、例えばピーマンのようなものを供給すると、V字の受け部材の上に物品が縦列に積み重なるため、積み重なった物品の高さが、袋の横シール領域を超えることがある。この状態でシールジョーが、横シール領域をシールすると、物品が挟み込まれてシール不良の原因になったり、物品が損傷したりする。
【0006】
さりとて、袋長を長くすることは、資源の浪費に繋がる。そこで、例えば扱き装置を取り付けて、袋が横シールされる前に、積みあがった物品を袋内に押し込む方法もある。しかし、扱き装置を取り付けると、構造が複雑になり、動作制御も複雑になるから、装置が高価なものになる。
【0007】
本発明は、こうした問題を解決せんとするもので、扱き装置を導入しなくても、袋内の物品の高さを抑えることのできる新たな製袋包装装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、第1観点に係る製袋包装装置は、
上方から落下してくる物品を、チューブ状フィルムの下端部に形成された袋内に充填して包装する製袋包装装置であって、
前記袋の開口部を横シールする横シール機構と、
前記横シール機構の上方において、前記チューブ状フィルムを間に挟んだ両サイドに対向配置され、前記チューブ状フィルムと接触して、該チューブ状フィルム内を落下する物品を受け止める一対の受け部材と、を備え、
前記受け部材は、前記物品を受け止める面が下に凸の曲面であることを要旨とするものである。
【0009】
この構成によれば、鉛直方向に伸びるチューブ状フィルムの両サイドから一対の受け部材がチューブ状フィルムを挟み込むと、袋の底は、円弧状に膨らむから、そこに大きな物品が落下して来ても、物品は、縦列に積み重ならずに、横に広がって収納される。その結果、横シール領域を超えて物品がうずたかく積み重なる現象を無くすことができる。
【0010】
第2観点に係る製袋包装装置は、第1観点に係る製袋包装装置において、前記一対の受け部材が、往復運動機構に連係されて互いに水平方向に近接離反することを要旨とする。
(【0011】以降は省略されています)
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