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公開番号
2024079519
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-11
出願番号
2022201635
出願日
2022-11-30
発明の名称
攪拌容器
出願人
株式会社joze
代理人
主分類
B65D
83/00 20060101AFI20240604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】環境に配慮した活動や様式を持続できる可能性を高める攪拌容器を提供する。
【解決手段】容器の内部に投入された攪拌対象を攪拌する攪拌容器であって、前記容器は、上面、底面、または、側面のいずれかに前記攪拌対象を投入し、かつ攪拌された物を排出する開口部を有し、前記開口部は、蓋部を有さず、人の手の形に沿った形状かつ前記人の手で密閉可能な形状であって、両端に前記攪拌対象を攪拌させた際に前記容器から前記攪拌対象が漏れるのを防ぐ突起部を有し、前記突起部は、前記人の手のひらの形に沿う湾曲した形状となっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器の内部に投入された攪拌対象を攪拌する攪拌容器であって、
前記容器は、上面、底面、または、側面のいずれかに前記攪拌対象を投入し、かつ攪拌された物を排出する開口部を有し、
前記開口部は、蓋部を有さず、人の手の形に沿った形状かつ前記人の手で密閉可能な形状であって、両端に前記攪拌対象を攪拌させた際に前記容器から前記攪拌対象が漏れるのを防ぐ突起部を有し、
前記突起部は、前記人の手のひらの形に沿う湾曲した形状となっている、
攪拌容器。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記開口部は、前記両端の前記突起部のうち、一方の突起部と他方の突起部とが非対称であって、
前記一方の突起部は、前記他方の突起部より曲率が大きい前記湾曲した形状となっている、
請求項1に記載の攪拌容器。
【請求項3】
前記容器は、前記攪拌対象が漏れない程度の少なくとも一つの空気孔を有する、
請求項2に記載の攪拌容器。
【請求項4】
前記空気孔の数は、前記容器の大きさが同じであって、同じ量の前記攪拌対象を攪拌させる場合に、前記開口部の大きさが小さいほど増える、
請求項3に記載の攪拌容器。
【請求項5】
前記攪拌対象は少なくともシャンプー液を含み、
前記シャンプー液の攪拌用に用いられる、
請求項1または2に記載の攪拌容器。
【請求項6】
容器の内部に投入された攪拌対象を攪拌する攪拌容器であって、
前記容器は、上面、底面、または、側面のいずれかに前記攪拌対象を投入し、かつ攪拌された物を排出する開口部を有し、
前記開口部は、人の手の形に沿った形状かつ前記人の手で密閉可能な形状であって、両端に前記攪拌対象を攪拌させた際に前記容器から前記攪拌対象が漏れるのを防ぐ突起部を有し、
さらに留め具または係合部分がない開閉可能な蓋部を有し
前記突起部は、前記人の手のひらの形に沿う湾曲した形状となっている、
攪拌容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、攪拌容器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、地球環境におけるSDGsを代表するサスティナブルな活動が求められている。例えば、入浴時などの洗髪時に使用する水の量を抑えることで、節水かつ低コスト化を実現でき、その結果、環境や持続可能な生活に配慮することになる。その一例として、例えばシャンプー液と水とを攪拌させることでシャンプー液を泡立たせる容器が知られている。このような容器を使用してシャンプー液を泡立てることにより、水の使用量は一定(あるいは一定の範囲)となるので、当該容器を使用しないでシャンプー液を泡立たせる場合に比べて水の使用量を抑制できる。なお、泡立て器の一例として、特許文献1には、液体(油相)と液体(水相)とを攪拌させて泡立てる泡立て器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-074475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のようなシャンプー液と水とを攪拌させる容器には、一般的に、容器の開口部を塞ぐキャップが付いている。そのため、シャンプーの使用者は、当該キャップを一定方向にひねるなどしてキャップの開け閉めをし、シャンプー液と水とが入った容器をシェイクする(手で振る)ことにより、当該攪拌の作業を行う。一方、このような一連の作業、特にこのキャップの開け閉めをする作業は、毎日の洗髪時に行うことになると使用者の手間やストレスとなる可能性がある。また、洗髪後には、容器を洗浄して乾燥することが想定されるが、この洗浄および乾燥の際にも、キャップの開け閉めの作業があると、容器の分解(キャップを開ける、キャップを容器本体から外すなどの作業)、容器の洗浄、容器の乾燥というように、作業工程が多くなり、同様に手間やストレスとなる可能性がある。そして、このような手間やストレスがかかると、シャンプーの使用者は次第に容器を使用しなくなり、ひいては環境に配慮した活動や様式を持続できなくなるおそれがある。
【0005】
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、環境に配慮した活動や様式を持続できる可能性を高める攪拌容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、この発明は、容器の内部に投入された攪拌対象を攪拌する攪拌容器であって、前記容器は、上面、底面、または、側面のいずれかに前記攪拌対象を投入し、かつ攪拌された物を排出する開口部を有し、前記開口部は、蓋部を有さず、人の手の形に沿った形状かつ前記人の手で密閉可能な形状であって、両端に前記攪拌対象を攪拌させた際に前記容器から前記攪拌対象が漏れるのを防ぐ突起部を有し、前記突起部は、前記人の手のひらの形に沿う湾曲した形状となっている。
【発明の効果】
【0007】
この発明の攪拌容器によれば、容器の上面、底面、または、側面のいずれかに攪拌対象を投入し、かつ攪拌された物を排出する開口部を有する。その開口部は、蓋部(キャップ)を有さず、人の手の形に沿った形状かつ人の手で密閉可能な形状となっている。つまり、上述の従来知られている攪拌容器ように、キャップを有さない。そのため、従来知られている攪拌容器のように、特に手間やストレスとなる可能性のあるキャップの開け閉めの作業を要しない。したがって、開口部から攪拌対象(例えばシャンプー液や水)を容器に投入後に、開口部を手で押さえてシェイクするだけの簡単な作業により、攪拌作業が完了する。そして、このような簡単な作業により攪拌作業を完了できることにより、作業時間の短縮化を図ることができるとともに、攪拌容器の使用者が容器を使用しなくなることの可能性を低減でき、ひいては環境に配慮した活動や様式を維持できる可能性を高めることができる。
【0008】
また、この攪拌容器における開口部は、上述のように人の手で密閉可能な形状であるとともに、さらに当該開口部の両端に、攪拌対象を攪拌させた際に容器から当該攪拌対象が漏れるのを防ぐための突起部が形成されている。そして、その突起部は、人の手のひらの形に沿う湾曲した形状となっている。すなわち、単に開口部を手で覆った場合には、攪拌容器を振ってシェイクした際に、シャンプー液等の攪拌対象が容器から漏れるおそれがある。一方、この攪拌容器では、開口部の両端に手のひらの形状に沿う湾曲した突起部を設けることで、当該突起部が人の手で開口部を密閉した際に攪拌対象が漏れるのを防ぐストッパーの役割をする。そのため、攪拌対象をシェイクさせた場合に攪拌容器から攪拌対象が漏れることを抑制もしくは防止できる。
【0009】
また、この攪拌容器は、上述のように、開口部に蓋部を有さないことから、攪拌容器を使用していない場合には、当該開口部は常に開口した状態となる。そのため、攪拌容器の使用後の容器内における水分が蒸発しやすく(すなわち換気しやすく)、上述の従来知られているキャップ付きの容器に比べて、容器内のカビや細菌の発生および繁殖が生じる可能性を抑制できる。さらに、容器が常に開口していることで、換気の他、容器の洗浄がしやすく、衛生面をも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態における攪拌容器の全体の一例を示す斜視図である。
開口部を拡大した斜視図の一例を示す図である。
側面図の一例を示す図である
上面図の一例を示す図である。
正面図を示す斜視図である。
攪拌容器の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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