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公開番号2024070010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180335
出願日2022-11-10
発明の名称係止装置
出願人株式会社東伸
代理人個人
主分類B65H 75/24 20060101AFI20240515BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】巻芯の着脱操作を容易に実行することができる係止装置を提案する。
【解決手段】巻取軸に対して径の異なる巻芯を装着するための係止装置である。この係止装置は、本体部と、保持部と、突出部と、を備える。本体部は、巻取軸を挿入可能な軸孔が設けられた筒状である。保持部は、本体部の外周を覆うように配置され、本体部に対して軸孔を中心に回転可能に構成されている。突出部は、本体部の周囲にて本体部の周方向に間隔を開けて配置され、保持部の回転に伴って周方向に移動する。また本体部は、押出部と、磁石と、を備える。押出部は、突出部が所定の押出位置にあるときに、突出部を当該本体部の外側に向かって押し出す。磁石は、突出部が押出位置とは異なる吸引位置にあるときに、突出部を当該本体部の中心側に向かって移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
巻取軸に対して径の異なる巻芯を装着するための係止装置であって、
前記巻取軸を挿入可能な軸孔が設けられた筒状の本体部と、
前記本体部の外周を覆うように配置され、前記本体部に対して前記軸孔を中心に回転可能に構成された保持部と、
前記本体部の周囲にて前記本体部の周方向に間隔を開けて配置され、前記保持部の回転に伴って前記周方向に移動する複数の突出部と、を備え、
前記本体部は、
前記突出部が所定の押出位置にあるときに、前記突出部を当該本体部の外側に向かって押し出す押出部と、
前記突出部が前記押出位置とは異なる吸引位置にあるときに、前記突出部を当該本体部の中心側に向かって移動させる複数の磁石と、を備える、係止装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の係止装置であって、
前記突出部は、磁石により吸引可能な軟磁性体部材を含む、係止装置。
【請求項3】
請求項1に記載の係止装置であって、
前記保持部の回転可能な範囲を制限する制限部を備える、係止装置。
【請求項4】
請求項3に記載の係止装置であって、
前記制限部は、
前記本体部と前記保持部との間に配置される球状体と、
前記本体部に設けられ、前記球状体と係合する第1溝部と、
前記保持部に設けられ、前記球状体と係合する第2溝部と、を備え、
前記第1溝部及び前記第2溝部のうちの少なくともいずれか一方は、前記周方向に長さを有する、係止装置。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載の係止装置であって、
前記制限部によって前記保持部が回転可能な範囲において、前記突出部は、前記押出位置と、当該押出位置を挟むように配置される少なくとも2つの前記吸引位置と、に移動可能に構成されている、係止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スリッター装置にてシートを巻き取るために、シートの巻芯を固定する際に用いる係止装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
紙、フィルム、金属箔等の連続したシート状の長尺巻物を巻き戻しながら任意の縦方向幅に連続して切断して得られる製品シートを巻き取るスリッター装置が知られている。スリッター装置は、その軸回りに回転する巻取軸を備えており、円筒形の巻芯を巻取軸に装着し、巻芯を回転させることで製品シートを巻き取るように構成されている。
【0003】
巻取軸の外周には突出部材が備えられており、この突出部材は、例えば、外部から供給される空気の圧力によって巻取軸の径方向外側へ突出する。そして突出部材が巻芯の内周面と当接することで、巻芯が巻取軸に固定される。
【0004】
製品シートの巻き取りに用いられる巻芯は、巻き取るシートの種類や用途などに応じて様々な径のものが使用される。しかし、多種の巻芯に合わせて様々な径の巻取軸を揃えることは、コストの増大につながることになる。そこで、特許文献1では、1つの巻取軸に対して様々な径の巻芯を取り付けられるように、巻取軸に取り付けるアダプタとして用いられる係止装置が提案されている。この係止装置は、環状にした板バネにより、係止装置の外周に配置された複数の保持部を外側方向へ押し出し、巻芯の内周面と当接させることで巻芯を保持するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特願2021-213913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の係止装置における保持部のように、外周方向へ突出する部材を備える構成では、巻取軸を巻芯に挿入するときには当該部材が突出せずに内側に引き込まれていることで、巻芯の着脱の操作を容易にすることができる。しかしながら特許文献1に記載される係止装置では、当該部材を十分に内側に引き込むことが難しい場合がある。
【0007】
本開示の目的は、巻芯の着脱操作を容易に実行することができる係止装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様は、巻取軸に対して径の異なる巻芯を装着するための係止装置である。この係止装置は、本体部と、保持部と、突出部と、を備える。本体部は、巻取軸を挿入可能な軸孔が設けられた筒状の形状である。保持部は、本体部の外周を覆うように配置され、本体部に対して軸孔を中心に回転可能に構成されている。突出部は、本体部の周囲にて本体部の周方向に間隔を開けて配置され、保持部の回転に伴って周方向に移動する。また本体部は、押出部と、磁石と、を備える。押出部は、突出部が所定の押出位置にあるときに、突出部を当該本体部の外側に向かって押し出す。磁石は、突出部が押出位置とは異なる吸引位置にあるときに、突出部を当該本体部の中心側に向かって移動させる。
【0009】
このように構成された係止装置では、保持部を本体部に対して相対的に回転させることで、突出部が外側へ突出した状態と、中心側への引き込まれた状態と、を切り替えることができる。よって、保持部を回転させて突出部が内側に引き込まれた状態とすることで、巻芯の着脱操作を容易に実行することができる。
【0010】
上述した係止装置において、突出部は、磁石により吸引可能な軟磁性体を含む部材であってもよい。このような構成であれば、吸引位置にある突出部を磁石により直接移動させることができるため、部品の増加によって係止装置の構造が複雑化してしまうことを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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