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公開番号2023100086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-18
出願番号2022000489
出願日2022-01-05
発明の名称包装袋
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 75/66 20060101AFI20230710BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装フィルムの内面側に貼り合わされた開封用テープを引っ張って開封する包装袋であって、引裂き開封の途中で開封用テープが千切れることがなく、大きく開封することができる包装袋を提供すること。
【解決手段】包装袋の表側包装フィルム11の内面側に開封用テープ13が貼り合わされ、この開封用テープ13の開封開始部において貫通孔11αが設けられており、この露出したこの貫通孔11αから前記開封用テープ13を引っ張ることにより、前記包装フィルム11を前記開封用テープ13の長手方向に沿って引裂いて開封する。そして、表側包装フィルム11には、前記開封用テープの外側であって、その長手方向に沿って延在する第1の弱化線11β1と、開封用テープ13の側縁部から第1の弱化線に達する第2の弱化線11β2とが施されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに重ねられた包装フィルム同士を周縁でシールして密封した包装袋であって、
一方の包装フィルムの内面側に開封用テープが貼り合わされており、この開封用テープの開封開始部において前記包装フィルムに貫通したスリット又は貫通孔が設けられており、このスリット又は貫通孔から前記開封用テープを引っ張ることにより、前記包装フィルムを前記開封用テープの長手方向に沿って引裂いて開封する包装袋において、
開封時に引裂かれる前記包装フィルムに弱化線が施されており、この弱化線が、前記開封用テープの外側であって、その長手方向に沿って延在する第1の弱化線と、開封用テープの側縁部から第1の弱化線に達する第2の弱化線とを含むことを特徴とする包装袋。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第1の弱化線が複数本設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
【請求項3】
複数本の前記第1の弱化線のうち、前記開封用テープにもっとも近い弱化線と前記開封用テープとの間の距離が2mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の包装袋。
【請求項4】
第1の弱化線同士の間の距離が2mm以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載の包装袋。
【請求項5】
前記第2の弱化線が、包装フィルムの引裂き方向に向けて斜め方向に延在する線から成ることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の包装袋。
【請求項6】
前記第2の弱化線が、包装フィルムの引裂き方向に4mm進むとき、前記開封用テープの外側に向けて3mm以下の範囲で進む直線から成ることを特徴とする請求項5に記載の包装袋。
【請求項7】
前記第2の弱化線が複数本設けられていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の包装袋。
【請求項8】
前記第2の弱化線同士の間の距離を開封用テープの長手方向に沿って測定したとき、その距離が2mm以下であることを特徴とする請求項7に記載の包装袋。
【請求項9】
前記包装フィルムの厚さが30μm以上であり、前記第1の弱化線及び第2の弱化線が前記包装フィルムの厚さの15%以上の深さに設けられた線から成ることを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の包装袋。
【請求項10】
前記包装フィルムが基材フィルムとシーラント層とを積層して構成されたものであり、この基材フィルムが、その層構成中に延伸フィルムを含むことを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の包装袋。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開封用テープを用いて開封する包装袋に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
包装袋を構成する包装フィルムの内面側に開封用テープが貼り合わせた包装袋は公知である(特許文献1参照)。
【0003】
この包装袋200は図3に示すようなものである。なお、図3は包装袋200全体を示す平面図で、図4にその要部を説明するための説明用要部断面図を示す。図4(a)は図3のX-X線における説明用要部断面図、図4(b)は図3のY-Y線における説明用要部断面図である。また、これに対応して、開封時の要部を説明するための説明用要部断面図を図5に示す。図5(a)は開封時における図3のX-X線における説明用要部断面図、図5(b)は開封時における図3のY-Y線における説明用要部断面図である。
【0004】
この包装袋200は、表側包装フィルム21と裏側包装フィルム22とを重ね、その周縁で互にシールして密封したものである。もっとも、図3において裏側包装フィルム22は表側包装フィルム21の背後に隠れているから、図示されていない。また、この図3において、a,b,c,dは、それぞれ、周縁シール線を示す符号であり、「a」は左側シール線、「b」は右側シール線、「c」は上部シール線、「d」は底部シール線を示している。また、左側シール線aと上部シール線cとが交わる角部には幅広のシール部(以下「開封開始部用シール部」という)eが設けられている。
【0005】
そして、これら表裏の包装フィルム21,22には、その内面にプラスチックジッパー24が貼り合わされている。プラスチックジッパー24は凹型咬合テープ24

と凸型咬合テープ24

とで構成されており、この両者24

,24

は互いに咬合った状態で表側の包装フィルム21に貼り合わされている。この例では、凸型咬合テープ24

が表側包装フィルム21の内面に接して貼り合わされている。
【0006】
そして、図4(b)に図示のように、これら凸型咬合テープ24

と凹型咬合テープ24

の中でも凹型咬合テープ24

は開封開始部用シール部eまで延在しており、一方、凸型咬合テープ24

は開封用テープ23に達するまで延在していない。
【0007】
次に、表裏の包装フィルム21,22のうち、表側包装フィルム21の内面側には、開封用テープ23が貼り合わされている。この開封用テープ23は、前記開封開始部用シール部eの内部を通って、左側シール線aから右側シール線bまで、図示包装袋200の左右方向に延在している。
【0008】
そして、このため、開封開始部用シール部eでは、図4(a)から分かるように、表側包装フィルム21の内面側に開封用テープ23が貼り合わされ、凹型咬合テープ24

は開封用テープ23と剥離容易に貼り合わされている。
【0009】
そして、この開封開始部用シール部eにおいては、開封開始部用シール部eを貫通したスリット又は貫通孔20aが設けられている。すなわち、このスリット又は貫通孔20aは、表側包装フィルム21、開封用テープ23、凹型咬合テープ24

及び裏側包装フィルム22のすべてを貫通している。なお、スリット又は貫通孔20aは、図3に図示のように、開封用テープ23を切断して、その切断した開封用テープ23の端部を囲む形状に設けられ、こうして囲まれた領域を開封開始部20

としている。このようにスリット又
は貫通孔20aが開封開始部20

を囲む形状を有しているため、この開封開始部20

から開封用テープ23を引っ張って、包装袋200外側に容易に引き出すことが可能となっている。
【0010】
また、この開封開始部用シール部eの内部であって、前記スリット又は貫通孔20aよりも引裂き方向側には、スリット又は孔20bが設けられている。スリット又は孔20bは、凹型咬合テープ24

及び裏側包装フィルム22を貫通して、しかも、開封用テープ23を貫通しない深さに設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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