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公開番号2024018059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121119
出願日2022-07-29
発明の名称蓋体
出願人株式会社エフピコ
代理人個人
主分類B65D 81/34 20060101AFI20240201BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】カール状開口端部を持つ紙容器用の蓋体であって、閉蓋状態で電子レンジ加熱した直後において把持部の温度が抑えられ、かつ、経時的に速やかに低温化し、調理直後から食するまでの素手での取り扱い性に優れる。
【解決手段】天面21と、該天面21外縁から垂下する蓋体壁面22と、該蓋体壁面の下端から外方に延在する溝底部23と、該溝底部外縁より続き前記円筒状紙容器の側壁を挟持する嵌合部24とを有し、該嵌合部24は、嵌合内壁24a、容器本体のカール状開口端部を覆う環状嵌合上部と、嵌合外壁24dとを有しており、かつ、前記環状嵌合上部には、その環状構造の周方向に沿って、周方向を長辺とする凸条突起部24cを間欠的に有している。
【選択図】 図3



特許請求の範囲【請求項1】
上部に開口部とその上端にカール状開口端部を有する円筒状紙容器用の蓋体であって、
天面と、該天面外縁から垂下する蓋体壁面と、該蓋体壁面の下端から外方に延在する溝底部と、該溝底部外縁より続き前記円筒状紙容器の側壁を挟持する嵌合部とを有しており、
該嵌合部が、前記溝底部外縁より上方に延び容器内壁面に当接する嵌合内壁と、前記カール状開口端部を覆う環状嵌合上部と、該環状嵌合上部外縁から下方に延びて容器外壁上部に当接する嵌合外壁とを有するものであり、更に、前記環状嵌合上部に、その環状構造の周方向に沿って凸条突起部を間欠的に有することを特徴とする蓋体。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記嵌合部の環状嵌合上部に形成された凸条突起部が、平面視の周方向に沿って凸条突起部と、非凸条部とが交互に配列された形状を有している請求項1記載の蓋体。
【請求項3】
凸条突起部が、周方向断面視で略台形、平面視略長方形の形状を有しており、底辺部長辺が4~10mm、上端部長辺が3~8mm、平面視略長方形状における短辺が0.5~2mm、底辺から上端部までの高さ(凸条突起部高さ(h))が0.5~2mmである請求項2記載の蓋体。
【請求項4】
環状嵌合上部の幅(w)に対する凸条突起部の幅(d)の比率[(d)/(w)]は、0.15~0.8の範囲である請求項3記載の蓋体。
【請求項5】
凸条突起部の幅(d)の中心が、環状嵌合上部の幅(w)の中心よりも外方に位置する請求項4記載の蓋体。
【請求項6】
前記溝底部が、その内縁端と外縁端とに下方を凸とする環状リブを有する請求項5記載の蓋体。
【請求項7】
天面に蒸気抜き孔を有する請求項1記載の蓋体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グラタンやドリアなどの加熱加工食品用の電子レンジ対応紙容器に適する蓋体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、一人食ニーズの高まりに伴い、スーパーやコンビニエンスストアなどでグラタンやドリアといったなどの本格調理済商品の需要が高まっている。かかるグラタンやドリアは、通常、食する直前に熱々の状態に電子レンジで再加熱されることから耐熱性に優れる耐熱性のある浅型のカップ状紙容器が広く用いられており、その蓋体には、通常、透明樹脂製の蓋体が用いられている。
【0003】
然しながら、グラタン・ドリア容器は、浅型口径容器であってかつ高温に再加熱されるのが通常であるため、電子レンジ調理後の取り出し時には、蓋体縁部も相当に高温になっており、かつ、紙容器の断熱性故に冷めにくく、手で把持して運ぶ際や食する際に、火傷を負ったり、蓋体除去操作が熱さで行いにくい、といった問題を有していた。
【0004】
そこで、従来より、グラタン・ドリア容器用の蓋体として電子レンジ加熱後に片手で容易に把持可能な蓋体として、蓋体外周縁近傍に凹溝を介して指かけ部を形成すると共に、該指かけ部上に突起部を連接した形状とする蓋体が知られている(特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、特許文献1記載の蓋体は、外周縁スカート部に嵌合凸部を設けることにより紙容器と嵌合させる、所謂、外嵌合方式を採用するものであり、容器本体内壁上端まで加熱蒸気が充満する構造となっており、加熱直後の把持部の高温化は避けられないものであった。更に、特許文献1記載の蓋体の指かけ部上に形成された突起は、平面視ドット状の小突起であり、加熱蒸気が入り込んだ際に、該小突起内空間内に加熱蒸気を温度的に緩和するスぺースもなく結局突起部自体の高温化が避けられないものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-155053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明が解決しようとする課題は、カール状開口端部を持つ紙容器用の蓋体であって、閉蓋状態で電子レンジ加熱した直後において把持部の温度が抑えられ、かつ、経時的に速やかに低温化し、調理直後から食するまでの素手での取り扱い性に優れた蓋体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、円筒状紙容器用の蓋体の嵌合部に容器本体の内壁上部と外壁上部を挟持する、所謂、内外嵌合を採用し、かつ、該嵌合部上面に蓋体外縁周に沿って、周方向を長辺とする凸条突起部を間欠的に設けることにより、電子レンジでの加熱調理直後の凸条突起部の温度が高温になり過ぎず、かつ、調理後速やかに低温化することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明は、上部に開口部とその上端にカール状開口端部を有する円筒状紙容器用の蓋体であって、天面と、該天面外縁から垂下する蓋体壁面と、該蓋体壁面の下端から外方に延在する溝底部と、該溝底部外縁より続き前記円筒状紙容器の側壁を挟持する嵌合部とを有しており、
該嵌合部が、前記溝底部外縁より上方に延び容器内壁面に当接する嵌合内壁と、前記カール状開口端部を覆う環状嵌合上部と、該環状嵌合上部外縁から下方に延びて容器外壁上部に当接する嵌合外壁とを有するものであり、更に、前記環状嵌合上部に、その環状構造の周方向に沿って凸条突起部を間欠的に有することを特徴とする蓋体に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、カール状開口端部を持つ紙容器用の蓋体であって、閉蓋状態で電子レンジ加熱した直後において把持部の温度が抑えられ、かつ、経時的に速やかに低温化し、調理直後から食するまでの素手での取り扱い性に優れた蓋体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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