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公開番号
2024074109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-30
出願番号
2022185182
出願日
2022-11-18
発明の名称
産業車両
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
B66F
9/22 20060101AFI20240523BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】運転開始時における産業車両の作動性を向上させる。
【解決手段】フォークリフト10はバッテリ14を動力源とする。フォークリフト10は、作動油で満たされた油室81rが内部に形成されたブレーキハウジングと、駆動輪と共に油室81rにて回転するブレーキ機構と、作動油が貯留される貯留タンク41と、油室81rと貯留タンク41との間で作動油を循環させる循環流路43と、バッテリ14からの給電によって循環流路43に作動油を流すポンプ42と、ポンプ42の駆動を制御する制御部30と、作動油の温度を検出する温度センサ31と、を備える。制御部30は、バッテリ14の駆動停止中に作動油の温度が所定温度より低い場合にポンプ42を駆動させる駆動処理を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリを動力源とする産業車両であって、
作動油で満たされた油室が内部に形成されたブレーキハウジングと、
駆動輪と共に前記油室にて回転するブレーキ機構と、
前記作動油が貯留される貯留タンクと、
前記油室と前記貯留タンクとの間で前記作動油を循環させる循環流路と、
前記バッテリからの給電によって前記循環流路に前記作動油を流すポンプと、
前記ポンプの駆動を制御する制御部と、
前記作動油の温度を検出する温度センサと、を備え、
前記制御部は、前記バッテリの駆動停止中に前記作動油の温度が所定温度より低い場合に前記ポンプを駆動させる駆動処理を行うことを特徴とする産業車両。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記バッテリの充電中に前記駆動処理を行う請求項1に記載の産業車両。
【請求項3】
前記産業車両は、油圧によって駆動する荷役装置、および前記荷役装置と前記貯留タンクとの間で前記作動油を循環させる荷役流路を備え、
前記ポンプは、前記バッテリからの給電によって前記循環流路及び前記荷役流路に前記作動油を流す請求項1又は請求項2に記載の産業車両。
【請求項4】
前記制御部は、前記駆動処理の実行中に前記作動油の温度が所定温度以上である場合に前記ポンプの駆動を停止させる停止処理を行う請求項1又は請求項2に記載の産業車両。
【請求項5】
前記産業車両は、前記作動油を加熱するヒータを備え、
前記制御部は、前記駆動処理の実行中に前記ヒータによって前記作動油を加熱し、前記停止処理の実行中に前記ヒータによる前記作動油の加熱を停止させる請求項4に記載の産業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、産業車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の産業車両は、バッテリを駆動源とするものである。こうした産業車両に採用されるブレーキ機構としては、例えば特許文献2に記載のブレーキ機構が挙げられる。特許文献2に記載のブレーキ機構は、ハウジングの内部に形成された油室に位置するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-49353号公報
特開2012-237322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バッテリを駆動源とする産業車両に上記のブレーキ機構を採用した場合、油室に満たされる作動油の温度が低下すると、作動油の粘度が高まる。ブレーキ機構が産業車両の駆動輪と共に回転するものであると、粘度の高まった作動油によって油室にてブレーキ機構が回転しにくくなることにより、駆動輪が回転しにくくなる。エンジンを駆動源とする産業車両であれば、産業車両の運転開始時にエンジンを熱源として作動油が早期に昇温するため、作動油の温度低下に伴う産業車両の作動性の低下を短時間で解消できる。これに対して、バッテリを駆動源とする産業車両においては、上記のようにエンジンを熱源とした作動油の昇温が生じない分、駆動輪が正常に回転する作動油の粘度となるまで作動油を昇温させるのに時間を要する。そのため、バッテリを駆動源とする産業車両においては、作動油の温度低下に伴って作動油の粘度が高まると、運転開始時における産業車両の作動性が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する産業車両は、バッテリを動力源とする産業車両であって、作動油で満たされた油室が内部に形成されたブレーキハウジングと、駆動輪と共に前記油室にて回転するブレーキ機構と、前記作動油が貯留される貯留タンクと、前記油室と前記貯留タンクとの間で前記作動油を循環させる循環流路と、前記バッテリからの給電によって前記循環流路に前記作動油を流すポンプと、前記ポンプの駆動を制御する制御部と、前記作動油の温度を検出する温度センサと、を備え、前記制御部は、前記バッテリの駆動停止中に前記作動油の温度が所定温度より低い場合に前記ポンプを駆動させる駆動処理を行うことを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、バッテリの駆動停止中に、駆動処理の実行によって作動油が循環流路を流れるようになる。油室と貯留タンクとの間で作動油が循環するため、駆動処理の実行中は作動油が昇温する。作動油を昇温させることにより、油室にてブレーキ機構が回転しやすくなる。これにより、ブレーキ機構と共に回転する駆動輪が回転しやすくなるため、産業車両の作動性を向上させることができる。こうした構成によれば、作動油の温度によらずバッテリの駆動停止中には常にポンプを駆動させない場合と比較して、作動油を昇温させた状態で産業車両の運転を開始できる。したがって、運転開始時における産業車両の作動性を向上させることができる。
【0007】
産業車両において、前記制御部は、前記バッテリの充電中に前記駆動処理を行ってもよい。
上記構成によれば、駆動処理においては、ポンプの駆動に伴ってバッテリの電力が用いられるが、併せてバッテリの充電が行われるためバッテリの充電量が低下しにくい。したがって、バッテリの充電中か否かに関係なく駆動処理が行われる場合と比較して、駆動処理の実行に伴うバッテリの充電量の低下を抑制できる。
【0008】
前記産業車両は、油圧によって駆動する荷役装置、および前記荷役装置と前記貯留タンクとの間で前記作動油を循環させる荷役流路を備え、産業車両において、前記ポンプは、前記バッテリからの給電によって前記循環流路及び前記荷役流路に前記作動油を流してもよい。
【0009】
上記構成によれば、制御部による駆動処理の実行中に、循環流路に加えて荷役流路にも作動油が流れるようになる。荷役装置と貯留タンクとの間で作動油が循環するため、駆動処理の実行中は作動油が昇温する。したがって、駆動処理の実行中に循環流路にのみに作動油が流れる場合と比較して、作動油を早期に昇温できるため、運転開始時における産業車両の作動性をさらに向上させることができる。
【0010】
産業車両において、前記制御部は、前記駆動処理の実行中に前記作動油の温度が所定温度以上である場合に前記ポンプの駆動を停止させる停止処理を行ってもよい。
上記構成によれば、仮に駆動処理の実行開始から予め設定された所定時間が経過したら駆動処理を終了させる場合には、所定時間の長さによっては作動油の温度が所定温度以上になってからも駆動処理が継続されるが、そうした駆動処理の継続が生じない。したがって、駆動処理が過剰な時間行われることによるバッテリの充電量の消費を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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