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公開番号2024162813
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078725
出願日2023-05-11
発明の名称蓄電モジュール
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 50/184 20210101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】封止性の低下を抑制することができる蓄電モジュールを提供する。
【解決手段】蓄電モジュールは、電極積層体と、樹脂製の封止部と、を備える。封止部は、矩形枠状の複数の第1シール層31と、矩形枠状の複数のスペーサ層33とを含む。複数の第1シール層31のそれぞれは、複数のシール辺部41を有し、複数のシール辺部41を矩形枠状に配置することで構成されており、積層方向から見て隣り合うシール辺部41の少なくとも一部同士を重ね合わせた、シール辺部41よりも厚い複数のシール連結部42を更に有する。複数のスペーサ層33のそれぞれは、互いに離間して配置された複数のスペーサ辺部51と、積層方向から見て隣り合うスペーサ辺部51の端縁同士を連結し、スペーサ辺部51よりも薄い複数のスペーサ連結部52と、を有する。積層方向から見て、スペーサ連結部52は、シール連結部42と重なっている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが矩形状かつ金属製の集電体を有する複数の電極が積層された積層体と、
前記複数の電極の積層方向から見て前記積層体を取り囲むように前記集電体の周縁部に設けられた樹脂製の封止部と、を備え、
前記複数の電極のそれぞれは、前記集電体の第1面、及び、前記第1面とは逆側の第2面にそれぞれ活物質層を有し、
前記封止部は、矩形枠状の複数のシール層と、矩形枠状の複数のスペーサ層とを含み、
前記複数のシール層のそれぞれは、
前記複数の電極のそれぞれの前記集電体の周縁部において前記第1面及び前記第2面に接合され、
複数のシール辺部を有し、前記複数のシール辺部を矩形枠状に配置することで構成されており、
前記積層方向から見て隣り合う前記シール辺部の少なくとも一部同士を重ね合わせた、前記シール辺部よりも厚い複数のシール連結部を更に有し、
前記複数のスペーサ層のそれぞれは、
前記積層方向に隣り合う前記シール層の間に位置して、前記積層方向に隣り合う前記集電体の間に形成される内部空間を前記複数のシール層と共に封止し、
互いに離間して配置された複数のスペーサ辺部と、前記積層方向から見て隣り合う前記スペーサ辺部の端縁同士を連結し、前記スペーサ辺部よりも薄い複数のスペーサ連結部と、を有し、
前記積層方向から見て、前記スペーサ連結部は、前記シール連結部と重なっている、蓄電モジュール。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記スペーサ連結部は、射出成形部材であって、
前記スペーサ連結部及び前記スペーサ辺部は、互いに溶着されている、請求項1に記載の蓄電モジュール。
【請求項3】
前記積層方向から見て隣り合う前記スペーサ辺部は、前記シール連結部を挟むように配置されている、請求項1に記載の蓄電モジュール。
【請求項4】
前記積層方向から見て、前記シール連結部は、前記シール層の4つの角から離間して配置されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
【請求項5】
前記積層方向から見て、前記スペーサ連結部は、前記スペーサ層の4つの角から離間して配置されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
【請求項6】
前記積層方向から見て、前記スペーサ辺部は、前記シール連結部と重ならないように配置されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バイポーラ電池が開示されている。このバイポーラ電池は、集電体の一面に正極を設け、他面に負極を設けたバイポーラ電極と、正極と負極との間にはさまれたゲル電解質と、正極、負極及びゲル電解質によって構成された単電池の周囲を囲み集電体の間に設けられたシール層と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-158343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の電池(蓄電モジュール)では、集電体が矩形状の金属箔によって構成されており、樹脂で構成される矩形枠状のシール層が、この集電体の周縁部に設けられている。矩形枠状のシール層は、例えば、4つの矩形状のシール層の端部同士を重ね合わせて溶着することにより形成される。この場合、溶着部が他の部分に対して厚くなる。このようなシール層を積層してなる封止部によれば、厚さバラツキが大きくなり、封止性が低下するおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、封止性の低下を抑制することができる蓄電モジュールの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る蓄電モジュールは、それぞれが矩形状かつ金属製の集電体を有する複数の電極が積層された積層体と、複数の電極の積層方向から見て積層体を取り囲むように集電体の周縁部に設けられた樹脂製の封止部と、を備え、複数の電極のそれぞれは、集電体の第1面、及び、第1面とは逆側の第2面にそれぞれ活物質層を有し、封止部は、矩形枠状の複数のシール層と、矩形枠状の複数のスペーサ層とを含み、複数のシール層のそれぞれは、複数の電極のそれぞれの集電体の周縁部において第1面及び第2面に接合され、複数のシール辺部を有し、複数のシール辺部を矩形枠状に配置することで構成されており、積層方向から見て隣り合うシール辺部の少なくとも一部同士を重ね合わせた、シール辺部よりも厚い複数のシール連結部を更に有し、複数のスペーサ層のそれぞれは、積層方向に隣り合うシール層の間に位置して、積層方向に隣り合う集電体の間に形成される内部空間を複数のシール層と共に封止し、互いに離間して配置された複数のスペーサ辺部と、積層方向から見て隣り合うスペーサ辺部の端縁同士を連結し、スペーサ辺部よりも薄い複数のスペーサ連結部と、を有し、積層方向から見て、スペーサ連結部は、シール連結部と重なっている。
【0007】
上記蓄電モジュールでは、封止部のシール層は、隣り合うシール辺部同士を重ね合わせて連結するシール連結部を有する。シール連結部は、隣り合うシール辺部の長さ方向の端部の少なくとも一部同士の重ね合わせからなる。よって、シール連結部は、シール辺部よりも厚い。このため、シール連結部は、シール層の表面に凸部を形成する。封止部のスペーサ層は、隣り合うスペーサ辺部の端縁同士を連結するスペーサ連結部を有する。スペーサ連結部は、スペーサ辺部よりも薄い。このため、スペーサ連結部は、スペーサ層の表面に凹部を形成する。積層方向から見て、スペーサ連結部は、シール連結部と重なっている。したがって、スペーサ連結部の凹部にシール連結部の凸部が入り込む。この結果、封止部では、シール連結部に起因するシール層の厚さバラツキと、スペーサ連結部に起因するスペーサ層の厚さバラツキとが互いに相殺される。よって、封止性の低下を抑制することができる。
【0008】
スペーサ連結部は、射出成形部材であって、スペーサ連結部及びスペーサ辺部は、互いに溶着されていてもよい。
【0009】
積層方向から見て隣り合うスペーサ辺部は、シール連結部を挟むように配置されていてもよい。
【0010】
積層方向から見て、シール連結部は、シール層の4つの角から離間して配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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