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公開番号2024163667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079480
出願日2023-05-12
発明の名称電力変換装置
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02M 7/12 20060101AFI20241115BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】三相交流電圧が停止してから電力変換装置の動作を停止させるまでに要する時間を短縮可能な電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置1は、電源装置2から供給される三相交流電圧を直流電圧に変換するAC/DC変換回路3と、U相電圧の電圧値Vu、V相電圧の電圧値Vv、及びW相電圧の電圧値Vwを検出する電圧検出回路6と、AC/DC変換回路3を駆動する駆動信号を出力する制御回路10と、を備え、制御回路10は、電圧値Vuの絶対値と電圧値Vvの絶対値と電圧値Vwの絶対値との合計値が予め定められた閾値を下回った場合に、三相交流電圧が停止したと判定し、駆動信号の出力を停止する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
電源装置から供給される三相交流電圧であって、第1相電圧、第2相電圧、及び第3相電圧を含む前記三相交流電圧を直流電圧に変換するAC/DC変換回路と、
前記第1相電圧の第1電圧値、前記第2相電圧の第2電圧値、及び前記第3相電圧の第3電圧値を検出する検出回路と、
前記AC/DC変換回路を駆動する駆動信号を出力する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記第1電圧値の絶対値と前記第2電圧値の絶対値と前記第3電圧値の絶対値との合計値が予め定められた閾値を下回った場合に、前記三相交流電圧が停止したと判定し、前記駆動信号の出力を停止する、電力変換装置。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記制御回路は、前記合計値が前記閾値を上回る状態が規定時間継続した場合に、前記三相交流電圧が復帰したと判定し、前記駆動信号の出力を再開する、請求項1に記載の電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
三相交流電源の停止を判定する手法が知られている。例えば、特許文献1には、三相交流電圧を直流電圧に変換する整流器の後段に設けられた中間コンデンサの電圧の瞬時値と瞬時値の平均値との偏差が基準値を下回ると、インバータを停止させる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-25779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、中間コンデンサの電圧を用いて三相交流電圧の停止が判定される。しかしながら、三相交流電圧が停止しても中間コンデンサの電圧に即座に反映されないので、三相交流電圧が停止してからインバータを停止させるまでに時間が掛かってしまう。このため、電流が三相交流電源に回生し、過電流により部品が故障するおそれがある。
【0005】
本開示は、三相交流電圧が停止してから電力変換装置の動作を停止させるまでに要する時間を短縮可能な電力変換装置を説明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る電力変換装置は、電源装置から供給される三相交流電圧であって、第1相電圧、第2相電圧、及び第3相電圧を含む三相交流電圧を直流電圧に変換するAC/DC変換回路と、第1相電圧の第1電圧値、第2相電圧の第2電圧値、及び第3相電圧の第3電圧値を検出する検出回路と、AC/DC変換回路を駆動する駆動信号を出力する制御回路と、を備える。制御回路は、第1電圧値の絶対値と第2電圧値の絶対値と第3電圧値の絶対値との合計値が予め定められた閾値を下回った場合に、三相交流電圧が停止したと判定し、駆動信号の出力を停止する。
【0007】
この電力変換装置においては、第1相電圧の第1電圧値の絶対値と第2相電圧の第2電圧値の絶対値と第3相電圧の第3電圧値の絶対値との合計値が閾値を下回った場合に、三相交流電圧が停止したと判定され、駆動信号の出力が停止される。瞬停が発生した場合、並びに、三相交流電圧の波形が矩形波及び半波波形といった異常な波形である場合には、上記合計値はある程度の大きさを有する。したがって、閾値を適切に設定することにより、瞬停及び異常波形と三相交流電圧の停止とを区別することができる。また、各相電圧の電圧値が用いられるので、三相交流電圧の停止が即座に判定され、駆動信号の出力が即座に停止される。したがって、三相交流電圧が停止してから電力変換装置の動作を停止させるまでに要する時間を短縮することが可能となる。
【0008】
いくつかの実施形態においては、制御回路は、合計値が閾値を上回る状態が規定時間継続した場合に、三相交流電圧が復帰したと判定してもよく、駆動信号の出力を再開してもよい。合計値が閾値付近で変動することがある。このような場合、合計値が閾値を上回ったことに応じて、駆動信号の出力を再開したとすると、駆動信号の出力停止と出力再開とが繰り返され、チャタリングが発生するおそれがある。これに対し、合計値が閾値を上回る状態が規定時間継続した場合に、駆動信号の出力を再開することで、チャタリングが発生する可能性を低減することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、三相交流電圧が停止してから電力変換装置の動作を停止させるまでに要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係る電力変換装置の概略構成図である。
図2は、図1に示される制御回路が行う三相交流電圧の停止判定方法の一例を示すフローチャートである。
図3は、正常な三相交流電圧及び合計値の波形を示す図である。
図4は、瞬停を含む三相交流電圧及び合計値の波形を示す図である。
図5は、矩形波の三相交流電圧及び合計値の波形を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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