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公開番号2024130921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040884
出願日2023-03-15
発明の名称建設機械
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/16 20060101AFI20240920BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】運転部の限られたスペースを有効活用しながらアンテナを運転席から離れた位置に配置することができる建設機械を提供する。
【解決手段】運転台50を基部とする運転部10に設けられた無線通信用のアンテナ52を備えた建設機械であって、運転台50上に設けられた運転席17と、運転席17の左右一側の側方に配置された右側作業操作レバー22と、を備え、アンテナ52は、前後方向についてアンテナ52の前方の位置、かつ左右方向について右側作業操作レバー22の外側であって運転台50の縁端の内側の位置に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
運転台を基部とする運転部に設けられた無線通信用のアンテナを備えた建設機械であって、
前記運転台上に設けられた運転席と、
前記運転席の左右一側の側方に配置された操作レバーと、を備え、
前記アンテナは、前後方向について前記操作レバーの前方の位置、かつ左右方向について前記操作レバーの外側であって前記運転台の縁端の内側の位置に配置されている
ことを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記アンテナは、前記操作レバーの前方に配置されたモニタの下方に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
平面視で前記運転台の前記左右一側の縁部に沿って前記運転席より前方に延出された前後延出部、および前記前後延出部から立ち上がった起立部を有する空調用ダクトを備え、
前記アンテナは、左右方向について前記起立部の外側の位置、かつ上下方向について前記起立部の上端よりも下方の位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建設機械。
【請求項4】
前記モニタは、前記空調用ダクトに対して前記起立部の上部に配置され、
前記アンテナは、平面視で少なくとも一部を前記モニタに重ねるように配置されている
ことを特徴とする請求項2に記載の建設機械。
【請求項5】
前記空調用ダクトは、前記起立部における上下方向について前記アンテナの配置位置を含む部位に、左右内側に凹んだ凹部を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の建設機械。
【請求項6】
前記運転台に対して前記空調用ダクトを支持するダクト支持フレームを備え、
前記アンテナは、前記ダクト支持フレームに対して支持された状態で設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載の建設機械。
【請求項7】
上下方向について前記アンテナより下方の位置に設けられ、前記空調用ダクトに対して支持された状態で設けられた電装部品を備えた
ことを特徴とする請求項3に記載の建設機械。
【請求項8】
前記空調用ダクトは、前記電装部品を支持する部分として、側面視で前上がりに傾斜した傾斜部を有する
ことを特徴とする請求項7に記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外部との間で無線通信を行うためのアンテナを備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、掘削作業機等の建設機械において、衛星や基地局等の外部との間で無線通信を行うためのアンテナを備えたものがある。従来、建設機械におけるアンテナの配置に関し、下部走行体に対して旋回可能に搭載された上部旋回体に設けられた運転室内にアンテナを配置した構成がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1には、建設機械の一種であるミニショベルにおいて、運転室内の運転席の背もたれ部の内部または運転席の着座部の内部に、外部の通信手段との通信を可能とするGPS(global positioning system)アンテナを配置した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5191932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
GPSアンテナ等のアンテナは、比較的強い電波を送受信する装置である。このため、例えば特許文献1に開示された構成のように、運転席等の人体が近接する位置にアンテナを配置した構成によれば、アンテナが送受信する電波の人体への影響が懸念される。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、運転部の限られたスペースを有効活用しながらアンテナを運転席から離れた位置に配置することができる建設機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る建設機械は、運転台を基部とする運転部に設けられた無線通信用のアンテナを備えた建設機械であって、前記運転台上に設けられた運転席と、前記運転席の左右一側の側方に配置された操作レバーと、を備え、前記アンテナは、前後方向について前記操作レバーの前方の位置、かつ左右方向について前記操作レバーの外側であって前記運転台の縁端の内側の位置に配置されているものである。
【0008】
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記アンテナは、前記操作レバーの前方に配置されたモニタの下方に配置されているものである。
【0009】
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、平面視で前記運転台の前記左右一側の縁部に沿って前記運転席より前方に延出された前後延出部、および前記前後延出部から立ち上がった起立部を有する空調用ダクトを備え、前記アンテナは、左右方向について前記起立部の外側の位置、かつ上下方向について前記起立部の上端よりも下方の位置に配置されているものである。
【0010】
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記モニタは、前記空調用ダクトに対して前記起立部の上部に配置され、前記アンテナは、平面視で少なくとも一部を前記モニタに重ねるように配置されているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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