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公開番号2024174779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023101216
出願日2023-06-05
発明の名称低空頭FRP.Tube合成杭
出願人ジーネットワーク株式会社
代理人
主分類E02D 5/34 20060101AFI20241210BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】現在、低空頭での建設現場で造られる建造物基礎の杭の施工において、鉄筋カゴを用いる為に、多くの手間と工事費用が掛かっている。
また、既存の鉄筋カゴを用いた杭を解体する際も、同様である。
鉄筋カゴを用いない新たな構法で杭を築造する事で、その品質の向上を図り、手間および工事費用の軽減を目的とした現場打ちコンクリート杭を提供する。
【解決手段】杭設置箇所の掘削工事終了後、事前に工場製作した構造部材であるセパレート・FRP.Tube(分割FRP管)を現場で接続して、鉄筋カゴに代わるFRP.Tube型枠を構築する。
その後に打設するコンクリートとFRP.Tube型枠を合成一体化する事によって低空頭FRP.Tube合成杭を築造する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭。
続きを表示（約 240 文字）【請求項２】
請求項１に記載の低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭におけるＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠。
【請求項３】
請求項２に記載のＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠を、現場作業にて接続する事で構成するセパレート・ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ（分割ＦＲＰ管）。
【請求項４】
請求項３に記載のセパレート・ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ（分割ＦＲＰ管）の構成部材で、その接続と強度の向上、及びＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠とコンクリート部を一体化して合成杭を構築する事を目的とした孔あきジベルＦＲＰ部分型枠。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、低空頭での現場打ち鉄筋コンクリート杭施工で、鉄筋を用いず作業軽減を目的とした低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭と、その構築方法に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
現在、低空頭で建築・土木で造られる建造物基礎の鉄筋コンクリート杭は、鉄筋カゴとコンクリートを組合わせて築造される事が一般的である。
また、近年Ｓ造、ＲＣ造、ＳＲＣ造に加えて、ＣＦＴ：ＣｏｎｃｒｅｔｅＦｉｌｌｅｄＴｕｂｅと呼ばれる鉄筋や型枠の組立を必要としないコンクリート充填鋼管構造が、柱に用いられる事が増えている。
加えて、建築・土木分野だけでなく、航空機、船舶、車両等のたくさんのモノづくりにおいて、従来の引張応力を負担する鋼製構造部材に代わり、ＦＲＰ：ＦｉｂｅｒＲｅｉｎｆｏｒｃｅｄＰｌａｓｔｉｃｓと呼ばれる、強化繊維プラスチックが構造材料および構造部材として研究されて、用いられる事が増えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
橋梁桁下等の低空頭にて施工される建造物基礎の鉄筋コンクリート杭は、鉄筋カゴを用いて構築される事により、多くの手間と工事費用が掛かる。
また、鉄筋カゴがある為に、解体する際も容易ではなく、同様である。
本発明は、前述の問題点を解決するものであり、その課題は、低空頭で鉄筋カゴを用いない簡単な作業にて、基礎杭を築造する事である。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明で鉄筋カゴに代わるＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠は、杭設置箇所掘削工事終了後、事前に工場で製作される構造部材セパレート・ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ（分割ＦＲＰ管）を、現場で接続して構築する。
その後打設されるコンクリートとＦＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠が合成一体化する事で、低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭が築造される。
当該、低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭を構成するＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠は引張応力を負担、コンクリートは圧縮応力を負担して、ＣＦＴ造の品質の高い基礎杭となる。
また、低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭を構成するＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠の外側に打設するコンクリートも合成一体化する為、更に構造性能に優れた基礎杭となる。
【発明の効果】
【０００５】
前述の低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭は、鉄筋カゴの製作、設置が必要ない為、多くの手間と工事費用を軽減できる。
【０００６】
同様に低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭には鉄筋カゴが無い為、解体撤去の際も多くの手間と工事費用を軽減できる。
【０００７】
本発明の低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭は、ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠が軽量で錆ない為に、一般的な鉄筋コンクリート杭と比較し、軽くて耐久性及び構造性能の高い高品質な合成杭となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明に係る低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭の実施形態の平面図及び断面図及び姿図。
本発明に係る低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭の実施形態の平面詳細図及び断面詳細図。
本発明に係る低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭のＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠を構成する構造部材であるセパレート・ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ（分割ＦＲＰ管）の姿図及びそれを構成する部材である孔あきジベルＦＲＰ部分型枠の姿図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭の図面を参照して説明する。
図１は低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭の全体の平面図及び断面図である。
低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭は、現場で、ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠とコンクリートを合成一体化させて築造する。
当該低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭を構成するＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠は引張応力を負担、コンクリートは圧縮応力を負担し、ＣＦＴ造の品質の高いＦＲＰ合成杭となる。
【００１０】
図２は低空頭ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ合成杭の平面詳細図及び断面詳細図である。
ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠は工場製作したセパレート・ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ（分割ＦＲＰ管）を現場で接合して構築する。
またＦＲＰ．Ｔｕｂｅ型枠は、孔あきジベルＦＲＰ部分型枠の孔あきジベル部分で、セパレート・ＦＲＰ．Ｔｕｂｅ（分割ＦＲＰ管）接続後に打設するコンクリートと合成一体化して、ＣＦＴ造のＦＲＰ合成杭が築造される。
（【００１１】以降は省略されています）

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